ハノイの観光ガイド

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ハノイの街に電車が走っている

ハノイはベトナムの首都で、千年の歴史を持つ北部の古都。ホアンキエム湖を中心に、迷路のような旧市街、フランス植民地建築、文廟やホーチミン廟といった史跡が密集する。エッグコーヒー発祥の地でもあり、街歩きとカフェ巡りが尽きない街だ。このページでは街の全体像から回り方、定番スポット、モデルコース、グルメ、お土産、最新トピックまでをまとめ、カフェ・ニュース・お土産の個別記事へ案内する。

位置北部の首都
人口約850万人
ベスト時期10〜11月・3〜4月
目安日数3日
言語ベトナム語(観光地では英語も通用)
通貨ベトナムドン(VND)
日本との時差-2時間
目次

ハノイはどんな街か

ハノイはベトナムの首都で、ホーチミンが商業の街なら、こちらは政治と文化の街です。1010年に李朝がここに都を置いてから千年、王朝・フランス統治・社会主義という層が重なって現在の街並みになっています。2025年には年間3,370万人が訪れ、うち外国人は782万人でした。

旧市街・フレンチクォーター・西湖——3つの顔

エリア性格過ごし方
旧市街(ホアンキエム)迷路のような路地に屋台と商店。同業種が同じ通りに集まる36通りの構造歩き回るのが目的になる。混沌としていて騒がしい
フレンチクォーター街路樹とコロニアル建築。オペラハウス、メトロポール静かで上質。旧市街の隣なのに空気が違う
西湖(タイホー)道が広い住宅街。カフェとレストランの質が高い旧市街から車で15分。長期滞在者が集まる

観光の密度でいえば旧市街とその周辺だけで数日は潰せます。西湖は「もう一泊あるなら」という位置づけです。

【要注意】2025年7月に住所から「区」が消えました

行政区画の大再編で、ハノイでも「区(quận)」の階層が廃止されました。旧30の区・郡が解体され、126の坊・社に再編されています。「ホアンキエム区」は「ホアンキエム坊」になりました。

困るのはネット上の住所がほとんど旧表記のままだという点です。ガイドブックもグルメサイトも追いついていません。店を探すときは区名を頼らず、通り名と番地で検索してください。この記事の住所も、そのつもりで書いています。

ハノイへのアクセスと回り方

日本からの直行便——2026年に静岡が加わった

ノイバイ空港(HAN)へは、日本の主要空港から直行便があります。成田・羽田・関西・中部・福岡に加えて、2026年4月28日に静岡=ハノイ線が就航しました。ベトジェットが火・木・日の週3往復、機材はA321neo/A320。富士山静岡空港が開港して以来、静岡と東南アジアを結ぶ初めての定期便です。

静岡発 VJ1981静岡10:30 → ハノイ14:00(所要5時間30分)
ハノイ発 VJ1980ハノイ02:40 → 静岡09:30(所要4時間50分)

関西線も太くなります。ベトナム航空が2026年10月26日から午後便を追加し、週4便(月火木土)で運航、12月1日からは毎日運航で1日2便体制になる予定です。福岡線はすでにデイリー、広島からも夏期に週3便が飛んでいます。

ビザは日本国籍なら45日間免除です。2025年3月15日から2028年3月14日までの措置で、旅券の種類や入国目的を問いません。以前あった「出国後30日以内は再入国できない」というルールも撤廃されています。

ノイバイ空港から市内

手段料金所要メモ
86番エアポートバス45,000〜50,000ドン60〜70分いちばん安くて確実。旧市街・ハノイ駅を経由。空港発6:40〜22:15
Grab350,000ドン〜約35分24時間。到着ロビーを出て左右の端が乗り場
タクシー(メーター)400,000〜500,000ドン約35分
定額タクシー旧市街まで1台500,000ドン約35分到着ロビーの観光案内所で手配
航空会社のミニバスベトナム航空40,000/ベトジェット60,000ドン約40分6:30〜19:30、1時間間隔

86番バスの運賃は情報源によって35,000/45,000/50,000ドンと割れています。2026年に値上げされたという情報もあり、確定できませんでした。5万ドン程度を用意しておけば足ります。

メトロ——「ハノイ駅まで行ける」は間違い

ここは日本語の記事がよく間違えているところです。公式の路線図が全12駅を載せているため誤読されやすいのですが、3号線で実際に乗れるのはカウザイ(Cầu Giấy)までです

路線開業している区間駅数運行
2A号線(カットリン〜イエンギア)全線開業済み(約13km)12駅5:30〜22:00、5〜10分間隔
3号線(ニョン〜ハノイ駅)ニョン〜カウザイの高架区間のみ(2024年8月開業)8駅同左

3号線のカウザイから先、ハノイ駅までの地下約4kmは建設中で、全線開業の見込みは2027年12月です。カットリン駅は2路線の乗換駅として計画されていますが、3号線側が未開業なので現時点で乗り換えはできません

1回券9,000〜19,000ドン(キャッシュレスは少し安い)
1日券40,000ドン
1週間券160,000ドン

正直なところ、観光の足としては期待できません。ホアンキエム湖や旧市街にメトロは通っておらず、2A号線のカットリン駅がいちばん近いものの、それでも歩ける距離ではない。移動手段というより「乗ってみる体験」として考えてください。

【2026年7月〜】旧市街の週末はバイクが止まる

2026年7月1日から低排出ゾーン(LEZ)の試験運用が始まりました。「ハノイでガソリンバイクが禁止された」と単純化した情報が出回っていますが、実際の対象は限定的です。

対象範囲ホアンキエム坊の11の通りだけ(約0.5km²)
対象の通りTràng Tiền/Hàng Khay/Lê Thái Tổ/Hàng Đào/Hàng Ngang/Hàng Buồm/Mã Mây/Hàng Bạc/Hàng Mắm/Nguyễn Hữu Huân/Lý Thái Tổ
規制の時間金曜の夕方〜24:00、土日は朝〜24:00
配車・デリバリーガソリンバイクによる営業は全面禁止

旅行者にとってはむしろ好都合です。週末の夜、旧市街の中心部からバイクが減って歩きやすくなりました。さらに実利があります。

  • 2026年7月1日から1年間、環状1号線内の公共バスが無料(45路線が対象エリアを走る。観光バス・商業バスは対象外)
  • ホアンキエム坊とクアナム坊に公共レンタサイクル44ステーション・456台を設置
  • 駐車場を220か所整備

規制は段階的に広がる計画で、2028年からは環状1号線内の全域(26km²超)が対象になります。

ハノイの定番観光スポット

主要な史跡の入場料は、ハノイ市の決議により2024年1月に改定されています。古い金額を載せている記事が多いので、下の表を基準にしてください。

スポット入場料時間メモ
文廟(Văn Miếu)70,000ドン8:00〜17:00学生・高齢者などの減免あり(条件は窓口で確認を)。水・土・日は18:30〜22:00にナイトツアー
タンロン遺跡100,000ドン8:00〜17:002025年1月に70,000から値上げ。11月23日は無料
ホアロー収容所50,000ドン8:00〜17:00年中無休(祝日・テトも開館)
玉山祠(ホアンキエム湖)50,000ドン7:00〜19:00(金〜日は22:00)16歳未満は無料
鎮武祠10,000ドン
鎮国寺(西湖)5,000ドン8:00〜16:00旧暦1日・15日は6:00〜18:00
ベトナム民族学博物館40,000ドン8:30〜17:30月曜休館

ホーチミン廟——曜日と季節で開廟時間が変わる

入場は無料ですが、行ける日と時間がかなり限られます。午後は開いていません。

暑季(4/1〜10/31)7:30〜10:30
寒季(11/1〜3/31)8:00〜11:00
開廟日火・水・木・土・日
休廟日月曜・金曜

服装規定があります。ショートパンツ、ミニスカート、ノースリーブ、タンクトップは不可。館内では撮影も私語も禁止で、手をポケットに入れることも認められません。

もうひとつ重要な注意点。ホーチミン廟は毎年、遺体保存のために数か月にわたる定期休廟があります。2025年は6月2日から7月31日まで閉まっていました。年によって時期が動くうえ、ネット上には根拠のない日程が複数出回っています。ここを目的にするなら、訪問前に必ず公式の告知を確認してください。

トレインストリート——「行ける/行けない」では答えられない

線路すれすれにカフェが並ぶ一角は、2025年3月にハノイ市が旅行会社へ「観光客を連れて行かないように」と要請し、ツアーでの訪問は禁止されています。鉄道の安全確保が理由で、この措置は初回ではありません。

個人で行った場合は、バリケードと警備員がいて入れないこともあれば、カフェの店主に通されて席に座れることもある、という不安定な状態です。日によって扱いが変わります。

さらに市はこの区間の列車運行そのものを停止する案を出しており、国鉄インフラの市への移管も進めています。いずれ見られなくなる可能性が高い場所だと理解しておいてください。行けたらラッキー、程度に考えて予定の軸にはしないことです。

ロンビエン橋——2026年5月に通行が戻った

1900年代初頭に架けられた鉄骨橋で、長く傷みが指摘されていました。2026年3月28日から緊急補修が行われ、5月27日に通行を再開5月28日からバイク・歩行者が両方向で渡れるようになりました。歩いて渡れる状態に戻っているので、紅河とハノイの街を眺めるなら朝夕がきれいです。

ホアンキエム湖——東岸は工事中

街の中心にある湖で、周囲の遊歩道は散歩の定番です。金曜19:00から日曜24:00まで、周辺道路が歩行者天国になります。ただし選挙や祝日で臨時に休止・時間変更されることが頻繁にあります。

いま行くなら注意が必要です。湖の東側2.14haで広場・公園の整備事業が動いており、名物だった「サメの口」と呼ばれるビルは2025年6月19日から解体が始まり、同年7月中旬にはほぼ撤去が完了しています。景観と動線が以前と変わっています。

ハノイのモデルコース

3日あれば主要どころは回れます。ホーチミン廟が午前しか開かず月・金は休みなので、まず廟の日程から逆算して組むのが失敗しないコツです。

1日目——旧市街に慣れる

時刻行動メモ
午前ホアンキエム湖と玉山祠入場50,000ドン
フォーの朝食が終わっていたらブンチャーHương Liên(24 Lê Văn Hưu)など
午後旧市街36通りを歩く同業種が同じ通りに集まる構造を見る
夕方エッグコーヒーCafe Giảng(39 Nguyễn Hữu Huân)が発祥店
タヒエン通りでビアホイ当日醸造の生ビール

2日目——史跡をまとめて

時刻行動メモ
7:30〜8:00ホーチミン廟月・金は休廟。午前のみ。服装規定あり
午前タンロン遺跡徒歩圏。入場100,000ドン
チャーカー14 Chả Cá または 6B Dương Thành
午後文廟入場70,000ドン
夕方ホアロー収容所17:00まで。年中無休

3日目——西湖かメトロか

3日目は好みで分かれます。落ち着きたいなら西湖——鎮国寺と鎮武祠を見て、湖畔のカフェで時間を使う。街を見たいならメトロ2A号線に乗って、高架から市街の広がりを眺める。午後は旧市街に戻って土産を買って締めるのが収まりがいいです。

週末に滞在するなら、金曜の夜から日曜にかけて旧市街の中心11通りがバイク規制になります。この時間帯の街歩きは、平日よりずっと快適です。

ハノイのグルメ・名物

ハノイ料理は、南部に比べて甘さが控えめで出汁が澄んでいるのが特徴です。2026年6月4日に発表されたミシュランガイド・ベトナム2026では、ハノイから1つ星4軒(Gia/Hibana by Koki/Tầm Vị/ONVIT)とビブグルマン23軒が選ばれています。

フォー——店ごとに流儀が違う

住所特徴
Phở Gia Truyền(バッダン)49 Bát Đàn行列必至。カウンターで注文・会計して自分で運ぶセルフ方式。6:00〜10:00と18:00〜20:30のみ。昼はやっていない
Phở Thìn Lò Đúc13 Lò Đúc1979年創業。ニンニクと牛肉を強火で炒めてから乗せる「phở bò tái lăn」一本
Phở 10 Lý Quốc Sư10 Lý Quốc Sư大教会の近く。ビブグルマン
Phở Gà Nguyệt5B Phủ Doãn鶏のフォー

バッダンの店は営業時間が変則的で、昼に行っても閉まっています。朝いちで行くのが定石です。

ブンチャー——オバマが行った店

炭火で焼いた豚肉とつくねを、甘酸っぱいタレに浸して米麺と食べる、ハノイの昼の定番です。Bún Chả Hương Liên(24 Lê Văn Hưu、8:00〜20:00)は2016年5月にオバマ大統領とアンソニー・ボーディンが訪れた店として知られ、いまも営業しています。

もちろんここだけではありません。ビブグルマンにはBún Chả Chan(114 Mai Hắc Đế)、Bun Cha Ta(21 Nguyễn Hữu Huân)、Tuyết Bún Chả 34(34 Hàng Than)が入っています。

チャーカー——通りの名前が料理名になった

ターメリックで下味をつけた白身魚を、卓上の鍋で大量のディルと青ネギと一緒に焼きながら食べる料理です。19世紀にドアン家が考案したとされる、ハノイ固有の一品。

Chả Cá Lã Vọngは14 Chả Cá通りにあり、通りの名前そのものがこの料理に由来しています。もう一軒のChả Cá Thăng Long(6B Dương Thành、10:30〜21:00)はミシュランのビブグルマンに選ばれています。

エッグコーヒー——1946年、牛乳がなかったから生まれた

卵黄と練乳を泡立ててコーヒーに乗せた飲み物で、ハノイ発祥です。1946年、Nguyễn Văn Giảng 氏が考案しました。同氏は当時のホテル・メトロポール(現ソフィテル・レジェンド・メトロポール)のバーテンダーで、牛乳が手に入らなかった時代に卵黄で代用したのが始まりです。

発祥の店Cafe Giảngは39 Nguyễn Hữu Huân にいまもあります。ホアンキエム湖畔のCafe Đinhも有名で、Giảng氏の娘が営むと言われています。

その他のハノイ料理

  • Bún thang——鶏・卵焼き・ハムを繊細に刻んで並べた澄んだ麺
  • Bún riêu——田ガニのすり身を浮かせたトマト風味の麺
  • Bánh cuốn——蒸した米粉のクレープ。Thanh Vân(11 Hàng Gà、1973年創業)が2026年にビブグルマン入り
  • Bún đậu mắm tôm——揚げ豆腐にエビの発酵ペースト。好みが分かれる
  • Miến lươn——うなぎの春雨。1 Chân Cầm、87 Hàng Điếu
  • Bia hơi——当日醸造の生ビール。タヒエン通り

ハノイのカフェ

ハノイで立ち寄りたいカフェを表にまとめた(店名から個別ページへ)。

店名ジャンル特徴
KOI Thé(コイティー)お茶台湾発のティースタンド。黒糖ボバ入りマキアートが人気
Maison Marou(メゾンマルゥ)チョコレートベトナム産カカオのビーン・トゥ・バー。濃いホットチョコレート
ChaTraMue(チャトラムー)お茶タイの老舗茶ブランド。鮮やかなオレンジ色の赤茶ミルクティー
Phê La(フェラ)お茶ダラット産ウーロンを使う茶系カフェ。ミルクティーが主力
Trung Nguyên Legend(チュングエン・レジェンド)コーヒーベトナム最大手。ウィーゼルコーヒーとG7ブレンドを出す
Cộng Cà Phê(コンカフェ)コーヒー配給時代を模したレトロ内装。ココナッツコーヒーで知られる
Phuc Long Coffee & Tea(フックロン)お茶茶が強い地場チェーン。黄金蓮茶とフィンスアダー
The Coffee House(ザ・コーヒーハウス)コーヒー明るく広い店内で作業向き。桃ジャスミンレモングラスティー
Trung Nguyên E-Coffee(チュングエンEコーヒー)コーヒーチュングエンの小型店舗。ロブスタブレンドとカフェスアダー
Gong Cha(ゴンチャ)お茶台湾系のタピオカ店。黒糖ブラウンシュガーパールミルクティー
Nagocha Matcha(ナゴチャ抹茶)抹茶宇治と鹿児島の抹茶を使う。抹茶ラテと和菓子
King Coffee(キングコーヒー)コーヒーロブスタ主体のブレンド。持ち帰り用の豆も並ぶ
Aha Cafe(アハカフェ)コーヒー街角に多い低価格チェーン。ベトナム式のカフェスアダー
Starbucks Vietnam(スターバックス・ベトナム)コーヒーベトナム限定のフィンココナッツラテがある
Milano Coffee(ミラノコーヒー)コーヒー一杯が安い庶民派。カフェスアダーとドリップ
Passio Coffee(パシオコーヒー)コーヒーテイクアウト中心の小型店。コールドブリュー
Katinat Saigon Kafe(カティナ)コーヒー写真映えする内装。アボカドミルクとローストミルク

ハノイで買いたいお土産

ハノイの土産は「ベトナム全般の土産」と混同されがちです。この街ならではのものに絞ると選びやすくなります。

もの目安どこで
バッチャン焼き小皿50,000ドン前後〜ハノイ郊外の窯業村の陶器。トンボ・蓮・金魚・菊の絵柄。ドンスアン市場の地下に卸売りが入っていて、旧市街の雑貨店より安い
蓮茶西湖の蓮を使ったもの。スーパーや専門店
ハンガイ通りのシルクスカーフ150,000ドン〜旧市街のシルク通り
オーマイ(砂糖漬け果実)ハノイの伝統菓子
インスタントコーヒー、ナッツ、ドライフルーツばらまき用。スーパーが安い

買い物は午前中がおすすめです。旧市街は夕方から夜に混みます。バッチャン焼きは村まで行かなくても、ドンスアン市場の地下で十分な品揃えがあります。

ハノイの最新トピック

ハノイに関わる最近の話題は、それぞれ個別の記事で詳しく取り上げています。

ベストシーズン・予算・旅の準備

ベストは10〜11月、次いで3月下旬〜4月

ハノイにははっきりした四季があります。「ベトナム=常夏」の感覚で1月に行くと、上着がなくて震えます。

最高/最低降水量評価
1月20℃/14℃13mm年間最も寒い。上着必須
2月21℃/16℃13mm雨は最少。ただし霧雨と高湿度
3月24℃/18℃30mm過ごしやすいが曇天・霧雨が多い
4月28℃/22℃53mm◎ ベスト
5月32℃/24℃127mm暑さ本格化
6月33℃/26℃160mm最も暑い。雨季
7月33℃/27℃203mm最も蒸し暑い。台風期
8月32℃/26℃226mm(最多)雨季ピーク
9月31℃/25℃173mm後半から落ち着く
10月29℃/22℃84mm◎ ベスト
11月26℃/19℃46mm◎ ベスト
12月22℃/15℃15mm乾燥、冷える

避けたいのは6〜8月(猛暑・雨季ピーク・台風)と1〜2月(寒さと霧雨。テト期間は多くの店が休む)。年間降水量は約1,600mmで、蒸し暑さは2月下旬から11月まで続きます。

スリとタクシー——具体的な手口

英国政府がベトナム向けに出している渡航情報が、ハノイの名を挙げつつ具体的に警告しています(対象はベトナム全体です)。

  • ハノイと観光地で軽犯罪が多く、バイクによるバッグのひったくりが特に多い。バッグは体の前で持つか、車道と反対側に。クリスマスからテトの時期に増える
  • 配車アプリ(Grab、Xanh SM)を使う。乗車前に車両とドライバーがアプリの表示と一致するか確認
  • 飲み物は自分の目の届く範囲に置く。見知らぬ人からの飲食物は受け取らない
  • 認可店でもメタノール混入酒による死亡例がある。少量でも致命的で、味や匂いでは判別できない
  • バイク事故が多い。ヘルメットは法的義務。事故を起こすと捜査中は出国できなくなる可能性がある

タクシーで最も多い誤解がメーターの読み違いです。表示の「64.0」は64,000ドンであって、640,000ドンではありません。ここを勘違いして揉めるケースが多い。無許可タクシーはメーターを使わず定額を提示し、相場の3〜5倍を請求してきます。使うならGrabか、Mai Linh(緑)/Vinasun(白)/Xanh SM(水色のEV)です。

入国前のオンライン申告に注意

ベトナムは入国前のオンライン事前申告(PAI)の導入を進めています。タンソンニャット空港(ホーチミン)とフーコック空港では2026年に運用が始まりました。ただし「必須」なのか「推奨」なのかは、空港と時期によって案内が食い違っており、ノイバイ空港の扱いは確認できませんでした。短期間で変わる部分なので、渡航直前に入管の公式サイト(prearrival.immigration.gov.vn)で確認してください。申告しておいて損はありません。

予算の目安

86番エアポートバス45,000〜50,000ドン
空港からGrab350,000ドン〜
メトロ1日券40,000ドン
フォー1杯数万ドン台
主要史跡の入場料5,000〜100,000ドン
旧市街のホステル1泊8〜12ドル
フレンチクォーターの高級ホテル1泊150〜400ドル〜

ハノイのホテル・宿泊エリア

ハノイはどこに泊まるかで旅の質感が大きく変わります。旧市街は便利ですが、夜遅くまで賑やかで静かではありません。

エリア性格価格帯の目安向いている人
旧市街(ホアンキエム)屋台と路地。徒歩で何でも回れる。騒音あり。3つ星までが中心ホステル8〜12ドル/ブティック50〜80ドル初めてのハノイ、街歩き重視
フレンチクォーター街路樹とコロニアル建築。静かで上質。旧市街に隣接150〜400ドル〜落ち着いて泊まりたい人
バーディン/チュックバック観光客密度が低い。ホーチミン廟・タンロン遺跡が徒歩圏中〜高史跡中心に回る人
西湖(タイホー)住宅街寄りで道が広い。カフェとレストランの質が高い。旧市街から車15分サービスアパート40〜120ドル長期滞在、静かに過ごしたい人

主なホテル

  • Sofitel Legend Metropole Hanoi(15 Ngô Quyền、358室)——フレンチクォーターの象徴。エッグコーヒーを考案した人物が当時バーテンダーを務めていたのがこのホテル
  • Capella Hanoi——オペラハウス至近
  • Hotel de l’Opera Hanoi – MGallery
  • Pan Pacific HanoiLotte Hotel Hanoi——バーディン方面
  • InterContinental Hanoi WestlakeSheraton Hanoi——西湖

旧市街は中小のブティックホテルが無数にあり、同じ価格帯でも当たり外れが大きいエリアです。通りに面した部屋は騒がしいので、静かに眠りたいなら奥側の部屋を指定するか、フレンチクォーターに一段上の宿を取ったほうが結果的に満足度は高くなります。

地図で見るハノイ

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この記事を書いた人

ベトナム・ホーチミン在住3年目|旅行で来るだけでは知ることができない、現地にいるからこそわかるローカル情報を中心に発信していければと思いベトナム旅行の専門情報サイトを立ち上げました。

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