緑とゴールドで整えた店内で、蓮の香りをまとった「黄金蓮茶」を味わう──Phúc Long(フックロン)は、コーヒーチェーンを名乗りながら「お茶が美味い」と語り継がれる老舗だ。茶葉販売から始まった半世紀以上の歴史が、一杯ごとのブレンドの厚みに表れている。
| ジャンル | お茶 |
|---|---|
| 創業 | 1968年(ラムドン省バオロック) |
| 発祥 | ベトナム・ラムドン省バオロック |
| 展開エリア | ホーチミン・ハノイ・ダナン・ハイフォン・カントー |
| 店舗数 | 180店舗 |
| 看板メニュー | 黄金蓮茶とフィンスアダーが定番の看板メニュー |
| 公式サイト | https://phuclong.com.vn/ |
Phúc Longとは|茶葉商から育った「お茶が看板のコーヒー店」
創業のストーリー
Phúc Longは1968年、ベトナム中部高原ラムドン省バオロックで創業した、国内でも最古級のお茶・コーヒー専門ブランド。スタートは茶葉と焙煎コーヒー豆の販売で、産地に根ざして培ったブレンド技術が今も看板メニューの核になっている。1980年代にはサイゴン市内に小売店を構え、長くパッケージ茶葉の店として親しまれてきた。
カフェチェーンとして本格展開を始めたのは2012年。茶葉商時代に磨いたお茶の質をそのまま店で味わえることが評判を呼び、「コーヒーチェーンなのにお茶が美味い」という独自のポジションを確立した。2021年には大手のマサングループが資本参加し、その後過半数株式を取得。出店ペースが一気に加速した。
なぜお茶好きから支持されるのか
Phúc Long の魅力は、茶葉商として半世紀以上培ってきたお茶の質にある。緑茶をベースに蓮や桃の香りを重ねた独自ブレンドは、淡くあっさりしたベトナム茶のなかでも香りと甘みのバランスが際立つ。コーヒー店でありながら、お茶を目当てに通う客が多い。
マサングループ傘下となってからは、傘下のスーパー「WinMart」店内に併設するキオスク型の小型店「Phúc Long Kiosk」が急増。買い物ついでに名物茶を手に取れる手軽さで、日常使いの客層を一気に広げた。
Phúc Long Coffee & Teaの看板メニューと味わい
看板はお茶系だが、ベトナム式コーヒーも揃う。価格は数百円台が中心で、茶葉やティーバッグの物販も充実している。
黄金蓮茶(Trà Sen Vàng)
Phúc Long を象徴する一杯。ベトナム緑茶に蓮の花の蜜の甘さと柑橘の風味を重ねた独自ブレンドで、すっきりした緑茶の渋みと蓮の華やかな香りが同時に立ち上がる。甘さがありつつ後味は軽く、暑い日中にも飲みやすい。お茶好きが「ベトナムらしい一杯」として真っ先に名前を挙げる定番だ。
カフェスアダー(Cà Phê Sữa Đá)
練乳入りのアイスコーヒーで、ベトナムコーヒーの王道。茶葉商由来のブランドながらコーヒーの完成度も高く、お茶系と合わせて頼む客が多い。
そのほかの人気ドリンク
| ドリンク | 特徴 |
|---|---|
| ピーチティー(Trà Đào) | 桃の甘さが爽やかなフルーツティー系ドリンク |
| フックロンミルクティー(Trà Sữa Phúc Long) | 自慢の茶葉を使ったミルクティー。お茶の風味が濃い |
| コーヒー系(Cà Phê) | 練乳入りや甘さ控えめなど好みで選べるベトナム式コーヒー |
口コミで評判の一杯
旅行・グルメサイトの口コミで繰り返し名前が挙がる、評判のメニューをまとめた(複数のレビューで好評の品を中心に紹介)。
| メニュー | 口コミで評判のポイント |
|---|---|
| ピーチティー(Trà Đào) | 茶の風味が強くフルーティーで、町で一番のピーチティーと評するレビューが多い |
| ウーロンミルクティー(Trà Sữa Oolong) | ラムドン・バオロック産の茶葉を使った看板商品で、KoiやGong chaと比べても遜色ないと口コミで好評 |
| アイスミルクティー全般 | 茶の味がしっかりしていてミルクとのバランスが良いと旅行者のレビューで繰り返し褒められている |
Phúc Long Coffee & Teaの店舗展開とおすすめの立ち寄り方
規模と展開エリア
ホーチミンとハノイを中心に、ダナン・ハイフォン・カントーといった主要都市にも展開し、現在180店舗を超える規模。空港やモール内にも入っており、移動の合間に立ち寄りやすい。
マサングループ傘下となってからは、スーパー「WinMart」併設のキオスク型店「Phúc Long Kiosk」が急増。買い物ついでに名物茶を気軽に手に取れる手軽さで、出店エリアを一気に広げている。
この店が楽しめる主な街:ホーチミン・ハノイ・ダナン・ハイフォン・カントー。各都市の観光情報は街ページからチェックできる。
観光で訪れやすい店舗
ホーチミンの1区・3区など都心部の路面店は、観光の動線に乗りやすく立ち寄りやすい。WinMart併設のキオスク型店は店舗が小さい分、待ち時間が短く、買い物のついでに名物茶を試したいときに便利だ。
Phúc Long Coffee & Teaの店内の雰囲気と過ごし方
内装・デザインの特徴
緑とゴールドを基調にしたクラシカルでエレガントな内装が特徴。お茶ブランドらしい落ち着いた色合いと、現代カフェの快適さが両立している。茶葉やティーバッグのディスプレイが並び、その場で物販を見比べられるのも魅力だ。
一方でWinMart併設のキオスク型店はコンパクトで実用的な造り。じっくり過ごすなら路面店、サッと立ち寄るならキオスクと、用途に合わせて使い分けられる。
Wi-Fi・電源と長居のしやすさ
路面店の多くはWi-Fiと電源を備え、作業や打ち合わせにも使える。ただしキオスク型店は席が少なく短時間滞在向きのため、長居したい場合は路面店を選ぶとよい。
Phúc Long Coffee & Teaの価格目安と支払い
| メニュー | 価格目安 |
|---|---|
| 黄金蓮茶 | 50,000〜65,000ドン(約340〜450円) |
| コーヒー系 | 40,000〜60,000ドン(約280〜410円) |
| ティーバッグ20個入り | 100,000〜200,000ドン(約700〜1,400円) |
一杯数百円台と手頃で、日本のカフェより割安。支払いは現金のほか、店舗によってQR決済やカードに対応する。WinMart併設店なら買い物とまとめて会計できるのも便利だ。
価格は店舗や時期によって変わることがある。最新は店頭または公式メニューで確認したい。
Phúc Long Coffee & Teaのテイクアウト・お土産
店内で買えるパッケージ茶葉やティーバッグは土産として人気が高い。看板の黄金蓮茶のティーバッグは1箱20〜30個入りで手頃な価格帯のものもあり、家族や友人への配り土産に向く。ディスプレイで実物を見比べてから選べる。
Phúc Long Coffee & Teaの地図・アクセスと注文のヒント
ホーチミンを中心に各都市の繁華街に店舗があり、観光客にも入りやすい茶系チェーン。
注文で使えるベトナム語
現地で役立つ基本フレーズをまとめた。指差しでも通じるが、ひと言添えると注文がスムーズになる。
| ベトナム語 | 意味 |
|---|---|
| Cho tôi một … | 〜をひとつください |
| nóng / đá | ホット/アイス |
| ít đường | 甘さ控えめ |
| không đường | 無糖 |
| ít đá | 氷少なめ |
| mang đi | テイクアウト |
| ở đây | 店内で |
| tính tiền | お会計 |
| trân châu | タピオカ追加 |
最新のメニュー・価格・営業時間・店舗一覧は公式サイトで確認できる。
Phúc Long Coffee & Teaを訪れる前に知っておきたいこと
賢い楽しみ方
確実に座りたいなら混みやすい休日午後を避け、平日昼や開店直後が狙い目。WinMart併設のキオスク型店は待ち時間が短く、買い物ついでにサッと名物茶を試したいときに便利だ。
まずは看板の黄金蓮茶、次にコーヒー好きならカフェスアダーという順で頼むと、Phúc Long の二枚看板を一度に味わえる。
注意点
お茶系は甘さがしっかりある場合が多いので、控えめにしたいときは注文時に「甘さ少なめ」と伝えるとよい。冷たいドリンクが中心のため、体調や好みでホットを選ぶこともできる。
路面店とキオスク型店ではメニューや席数、営業時間が異なる。じっくり過ごすか、サッと立ち寄るかで店舗タイプを選ぶと失敗が少ない。
📖 Phúc Long Coffee & Teaの歴史や背景、楽しみ方は読み物コラム「Phúc Long Coffee & Teaをもっと詳しく」でも紹介しています。
🗺️ ほかのカフェとも比べたいなら、ベトナムの人気カフェ30店 徹底比較ガイドで一覧から探せます。
よくある質問
- Phúc Longはどんなブランドですか?
-
1968年にラムドン省バオロックで創業した、ベトナム最古級のお茶・コーヒー専門ブランド。茶葉販売から始まり、「コーヒーチェーンなのにお茶が美味い」独自のポジションで知られる。
- 一番人気のメニューは何ですか?
-
緑茶に蓮の蜜の甘さと柑橘の香りを重ねた黄金蓮茶(Trà Sen Vàng)。すっきりした渋みと蓮の香りを同時に楽しめる個性的な一杯。
- WinMartのキオスク店とは何ですか?
-
親会社マサングループ傘下のスーパー「WinMart」内に併設された小型店。買い物ついでに名物茶を手軽に試せ、待ち時間も短い。
- お土産は買えますか?
-
店内でパッケージ茶葉やティーバッグを販売。看板の黄金蓮茶のティーバッグは配り土産に向き、ディスプレイで見比べて選べる。
- どの街にありますか?
-
ホーチミン・ハノイを中心に、ダナン・ハイフォン・カントーなど主要都市に展開。空港やモール、WinMart併設店でも見つかる。
