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ベトナム空港公社(ACV)は、4月25日から5月3日までの「南部解放記念日・メーデー」9連休に合わせ、ホーチミン市タンソンニャット国際空港の1日あたり発着枠を通常の44便/時から46便/時へ引き上げると発表した。1日平均750便(国内線450便+国際線300便)、旅客数12万5,000人(国内7万5,000人+国際5万人)を見込み、ピーク日には770便・13万人に達する。通常期比12%増のフライトスケジュールとなり、ターミナルT1とT3では生体認証搭乗手続きの実装も進む。
今回の連休は、4月25日のフン王記念日(雄王忌日)から始まり、4月30日の南部解放記念日、5月1日のメーデーを挟んで5月3日まで続く。ACVが特にピークと想定しているのは以下の3日間だ。
ACVは各航空会社と連携し、ピーク日に合わせた臨時便の投入を調整中。ベトジェットやVietnam Airlinesも増便を発表しており、Vietravel Airlinesが直近で国際線を再開したタイミングとも重なり、国際線の選択肢が広がっている。
空港の混雑緩和策として注目されるのが、バス路線152号のディーゼル車から電気バスへの全面切り替えだ。152号線はベンタイン市場やバックパッカー街があるホーチミン1区と空港を結ぶ主要路線で、旅行者の利用率が高い。従来の1日110往復から144往復へ31%増便し、早朝5時台から深夜まで約10分間隔で運行する。
電気バスへの転換は、ホーチミン市が2025年から推進する公共交通グリーン化計画の一環。排ガスゼロ車両の導入で空港周辺の大気質改善も狙う。空港アクセスの渋滞が慢性化しているタンソンニャットでは、デジタル到着カードの義務化と合わせ、到着後の動線効率化が急ピッチで進んでいる。
| 項目 | 通常期 | 連休期間(4/25〜5/3) | ピーク日 |
|---|---|---|---|
| 発着枠(時間あたり) | 44便 | 46便 | 46便 |
| 1日あたり便数 | 約670便 | 約750便 | 約770便 |
| 国内線 | 約400便 | 約450便 | 約460便 |
| 国際線 | 約270便 | 約300便 | 約310便 |
| 旅客数/日 | 約11万人 | 約12.5万人 | 約13万人 |
| 国内旅客 | 約6.5万人 | 約7.5万人 | 約8万人 |
| 国際旅客 | 約4.5万人 | 約5万人 | 約5万人 |
ホーチミン在住の会社員グエンさん(30代)は「昨年の連休は空港で3時間待ちだった。今年は電気バスが増便されたので、タクシー渋滞を避けてバスで空港に向かうつもり」と話す。
国内LCCの運航管理担当者は「46便/時への枠拡大は、管制との調整が相当タイトになる。安全マージンを確保しつつ、遅延を最小限に抑えるのが課題」と明かす。
旅行代理店を営むチャンさん(40代)は「4月29日発の国内線はほぼ完売。ダナンとフーコック行きが特に人気で、3月中旬には席が埋まった。国際線は韓国・日本便の需要が昨年比20%増」と、今年の予約動向を語る。
連休期間中、日本からホーチミンへの直行便(ANA・JAL・ベトジェット・Vietnam Airlines)も混雑が予想される。以下の点に注意しておきたい。
タンソンニャットの増便体制は、ベトナム航空業界全体の拡大傾向を象徴している。Vietnam Airlinesは2026年夏ダイヤで欧州・アジア路線を大幅拡充しており、ダナンからもロシア・CIS地域からの直行便が再開した。航空安全レベルは4月29日から5月4日まで「レベル1」に引き上げられ、空港保安体制も強化される。
一方、ロンタイン新国際空港は2025年末の一部開業を目指して建設が進行中で、完成すればタンソンニャットの容量不足が根本的に解消される見通しだ。それまでの移行期間、連休や旧正月のたびにこうした臨時増便が繰り返されることになる。
| 手段 | 所要時間(1区まで) | 料金 | 円換算 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 電気バス152号 | 45〜60分 | 5,000 VND | 約30円 | 約10分間隔、早朝5時〜深夜 |
| Grab / タクシー | 20〜40分 | 100,000〜180,000 VND | 約600〜1,080円 | ピーク時surge あり |
| エアポートリムジン | 30〜50分 | 60,000〜80,000 VND | 約360〜480円 | ベンタイン市場行き |
| ホテル送迎 | 20〜40分 | 200,000〜400,000 VND | 約1,200〜2,400円 | 要事前予約 |
タンソンニャット空港の連休対応は年々規模が拡大しており、2026年は発着枠46便/時・1日最大770便という過去最大の体制で臨む。日本人旅行者にとって最も実用的な対策は3つ。デジタル到着カードの事前登録、オンラインチェックインの完了、そして空港〜市内移動での電気バス152号線の活用だ。料金わずか30円で渋滞リスクも回避できるこの選択肢は、連休のサイゴン到着時にぜひ試してほしい。次の行動として、ベトナム航空各社の連休ダイヤを確認し、座席が残っているうちに予約を確定させておこう。