ベトナムのストリートフードバインミーを語るフェイスブックのグループ「Vietnamese Banh Mi Appreciation Society」が、2026年4月22日のTuổi Trẻ報道で会員20万4000人超に達したと紹介された。2016年にオーストラリアで生まれたこのコミュニティは、世界中のメンバーが食べ歩いたバインミーを5点満点で採点し合う場として育ってきた。パンと具材の組み合わせをここまで細かく語れるのか、と感じさせる熱量が面白い。

「5/5」を出すと質問攻めに遭う採点文化
メンバーが投稿するのは、店で買ったバインミーの写真や感想、そして点数だ。Tuổi Trẻによると、満点の5を付けた投稿には、より詳しい説明を求める反応が集まりやすいという。パテの有無、唐辛子、ハム類、値段など、論点は細かい。ABCの取材でも、パンの歯触りやなます、香草の新鮮さまで比較される様子が紹介されている。何がおいしかったのかを言葉にすることで、同じ店の評価も立体的に見えてくる。Tuổi Trẻが紹介した当時のプロフィール画像は、バインミーを模した衣装で2018年のミス・ユニバースに出場したH’Hen Niêの姿だった。
ベトナム国内だけでなく、移民先の一本も話題に
投稿はベトナム国内に限らない。オーストラリアの店も比較され、国や地域をまたいでバインミーの話が続いていく。ABCの2026年1月の取材では、シドニーのMarrickville Pork Rollの店側が、オンラインの口コミが店を知ってもらう助けになると話していた。食べ手の熱心な一投稿が、小さな店への入口にもなるわけだ。なおTuổi Trẻは、2026年4月にローストポークのバインミー(bánh mì heo quay)がTasteAtlasの東南アジア料理トップ100に入ったことも紹介している。こちらはFacebookグループの採点とは別の評価だ。
日本のベトナム好きが旅の前に覗く価値
旅行前に覗くなら、点数順のランキングを探すより、行く街の名前と気になる具材で投稿を読んでみたい。パテの濃さが好きな人と、香草やなますの爽やかさを求める人では、同じ一本への評価も違う。写真と感想を並べると、自分が食べたいバインミーの輪郭が見えてくる。英語の文章も翻訳を使えば読みやすくなるが、店名と住所は原表記を残しておこう。ベトナムの店だと思った投稿が、実はオーストラリアの店ということもある。訪問候補を見つけたら、投稿の日付と場所を確かめ、旅先の地図に保存すると使いやすい。
一本のサンドイッチが国境を越える理由
バインミーは、移民先の日常にも根づき、SNSを通じてさらに多くの食べ手につながっている。20万人を超える規模のコミュニティがあることも、その広がりの一つの表れだ。会員全員が採点しているわけではないが、好きな一本を誰かに教えたい気持ちは伝わってくる。旅の前に眺めるときも、点数の高さだけでなく、その人がどこを気に入ったのかまで読むと面白い。
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出典:Tuoi Tre


