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2026年3月20日、ベトナム産ロブスタコーヒー豆の国内卸売価格が4日連続で上昇し、ダクラク・ジャライ省では1kg当たり93,500ドン(約550円)に到達した。農家は「まだ価格は上がる」と在庫を手放さず、市場への出荷を意図的に絞っている状況だ。
中部高原地帯(セントラルハイランズ)の主要産地4省の価格は以下の通り。ダクラク・ジャライ・ダクノン省が93,500ドン/kg(前日比+1,000ドン)、ラムドン省が92,300ドン/kg(同+800ドン)。国際市場ではロンドンICE先物(2026年7月限)が1トン当たり3,669米ドル(前日比+2.51%)まで上昇した。
価格上昇の背景には複合的な要因がある。オランダ系農業銀行ラボバンクは「農家の販売速度が遅く、中東情勢による物流リスクを懸念した業者が輸出量を絞っていること」が価格を支えていると分析する。中部高原での洪水被害・農地売却・人件費上昇が生産能力を圧迫しており、国際農業メディアは「ベトナムのベトナムコーヒー生産混乱が世界市場を直撃する」と報じた。ベトナムは年間268万トンを生産する世界第2位のコーヒー大国で、世界のロブスタ供給の40%以上を担う。2025年のコーヒー輸出額は89.2億ドル(前年比+58.8%)と記録的水準だった。
農業系メディアやSNSには、生産者・消費者それぞれの声が集まっている。
コーヒー豆価格の高騰はカフェの飲料価格にも波及しつつあり、旅行者がベトナムで感じる物価感覚が変わってきている。数年前まで1杯20,000〜25,000ドンで飲めたカフェスアダーが、今は30,000〜40,000ドンになっているエリアも増えた。それでも日本と比べれば十分リーズナブルだ。
コーヒー豆のお土産価格も上昇傾向にある。産地であるバンメートートでは農場直売スポットもあり、中間コストを省いた良質な豆をお得に入手できる場合がある。インスタントコーヒーは空港でも購入できるが、値上がり前に早めに手に入れておくのが賢明かもしれない。
参照:Giá cà phê hôm nay 20/3: Tiếp tục tăng mạnh khi nông dân giữ hàng – ベトナムビズ