ホーチミン市Nguyen Trai通りの角で、「Ba Hai(バー・ハイ)」と呼ばれる81歳の女性がバインミーを売っている。流暢な英語とフランス語で外国人客と言葉を交わし、その人柄と語学力が旅行者の心をつかんでいる。子どものころ学校で英語と仏語を学び、長年の外国人客との会話で磨き続けてきた。
毎朝8時ごろから店を開き、自ら作る30〜40本のバインミーは9時ごろには売り切れる。顔と好みを覚え、常連には決まった注文をすっと差し出す接客が評判だ。
角の小さな屋台と「Ba Hai」
店が出るのはホーチミン市のNguyen Trai通りの角。毎日午前8時ごろに開店する。早朝4時に起きて材料を仕込み、自宅で全てを準備してから屋台へ運ぶ。1日に作るのは30〜40本ほどで、9時ごろには完売する。
英語と仏語で交わす会話
Ba Haiさんの魅力は語学力にある。子ども時代に学校で英語とフランス語を学び、その後も日々の外国人客とのやり取りで腕を保ってきた。客の顔や好きな注文を覚えており、常連からは贈り物を受け取ることもある。インドネシア出身でAn Lac地区で英語教師をする客は、2012年に初めて訪れ、2019年にベトナムへ移住したという。
価格と中身
バインミーの価格と内容を整理すると次の通り。
| 項目 | 内容 | 円換算の目安 |
|---|---|---|
| 1本の価格 | 1.5万〜2.5万VND | 約86〜143円 |
| 具材 | チャー(パテ)・卵・ソーセージ・肉でんぶ | — |
| 1日の製造数 | 30〜40本 | — |
※1万VND≒約57円で換算。
仕込みは早朝4時から
Ba Haiさんは午前4時に起き、自宅で材料を準備してから屋台に立つ。チャーや卵、ソーセージ、肉でんぶといった定番の具材を朝のうちに用意し、できたてを手早く売る。少量を丁寧に作り切るスタイルが、9時前の完売につながっている。
旅行者が訪れるなら
9時ごろには売り切れるため、訪れるなら開店直後の8時台が確実だ。英語やフランス語で気軽に注文のやり取りができるのは、ベトナム語に不慣れな旅行者にとって心強い。バインミーそのものに加え、Ba Haiさんとの会話自体がサイゴンの朝の思い出になる。
まとめ
語学力と記憶力、そして早朝からの丁寧な仕込み。81歳のBa Haiさんが守る小さな屋台は、味と人柄の両面で外国人客を惹きつけている。サイゴンの街角で続く一杯ならぬ一本のバインミーは、旅行者の記憶に残る存在になっている。
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