ベトナムの都市を旅する際、移動手段に悩んだことはありませんか?
ホーチミン、ハノイ、ダナンといった主要都市では、路線バスのハードルが高く、流しのタクシーも不安が残ります。そんな時に頼りになるのが配車アプリです。
この記事では、ベトナムで実際に使われている配車アプリの登録から支払いまで、初心者でも迷わず利用できる10ステップを詳しく解説します。一人旅でも安心して移動できるコツを、実際の画面イメージとともにお伝えしていきます。
ベトナムで配車アプリが必須な理由
ベトナムの都市部では、鉄道が日本ほど発達していません。
路線バスは存在しますが、旅行者にとってはルートの把握が難しく、言葉の壁もあってハードルが高い乗り物です。配車アプリなら目的地と見積額を事前表示できますが、現金・カードなど支払方法は選択内容で異なり、安全や最終額を保証するものではありません。
配車料金は固定の初乗り・距離単価だけで決まらず、需要、時間、天候、車種、空港料金、有料道路で変わります。旧稿の円価格は現在の根拠にせず、予約確定前のVND見積額と追加料金を確認してください。
都市部でも深夜、悪天候、連休、郊外では車が見つからない、待ち時間や料金が増える場合があります。「24時間いつでも数分」「深夜も安心」とは限らないため、代替交通と人通りのある乗降場所を用意します。
ベトナムで使える主要配車アプリ3選
ベトナムには複数の配車アプリが存在しますが、現在主流となっているのは3つです。
Grab(グラブ):東南アジア最大手の安定感
Grabの展開地域やサービス範囲は更新されます。国数・省市数を固定せず、旅行先と日時をアプリへ入力して配車可能か確認してください。
表示される車種は都市、時間、アカウントで変わります。子ども用座席が必要なら、サービス名だけで装備を前提にせず、年齢・身長に合う座席の有無を予約前に確認してください。荷物が多い、妊娠中、雨天、二輪に不慣れなら車を選びます。
Be(ビー):ローカルで人気の低価格サービス
Beはホーチミンやダナンで人気のベトナム発配車アプリです。通常の車だけでなく、お得な価格でバイクタクシーも利用できます。車は4人乗りから7人乗りまで選択可能で、グループ旅行にも対応しています。
料金と車両状態は個々の予約で変わります。取材記録のない清潔さの比較や「ローカル感」で順位を付けず、見積額、車種、評価、サポートで選びます。
Xanh SM(サンSM):環境に優しい電気自動車
Xanh SMは電気自動車と電気バイクを使用する新しいタイプの配車サービスです。ホコリや騒音がなく、静かで快適な移動を実現しています。
電気自動車でも車種・装備は一律ではなく、安全性をエアバッグ数だけで判断できません。根拠のない運転手評価は避け、アプリ上の車両・運転手情報、シートベルト、運転状況を確認します。
配車アプリ登録の10ステップ
ステップ1:アプリのダウンロード
まずはApp StoreまたはGoogle Playで「Grab」「Be」「Xanh SM」のいずれかを検索してダウンロードします。日本にいる間にダウンロードしておくと、現地到着後すぐに使えて便利です。
ステップ2:アカウント作成と電話番号認証
アプリを開いたら、電話番号を入力してアカウントを作成します。SMSで認証コードが送られてくるので、それを入力すれば登録完了です。日本の電話番号でも登録可能ですが、ベトナムのSIMカードがあるとより便利です。
ステップ3:支払い方法の設定
現金、クレジットカード、デビットカードから支払い方法を選択できます。クレジットカードを登録しておけば、乗車後の支払いがスムーズです。現金払いを選択した場合は、乗車時にドライバーに直接支払います。
ステップ4:乗車位置の入力
アプリのホーム画面で、現在地が自動的に表示されます。位置がずれている場合は、地図上でピンを動かして正確な位置を指定しましょう。観光地や商業施設であれば、名前を日本語で入力しても正しく表示されることが多いです。
ステップ5:目的地の設定
「Where to?」の欄に目的地を入力します。住所、施設名、ランドマークなど、さまざまな方法で検索できます。目的地を設定すると、おおよその料金と到着時間が表示されます。
ステップ6:車両タイプの選択
通常の4人乗り車、7人乗り車、バイクタクシーなど、目的に合わせて車両タイプを選びます。料金も同時に表示されるので、予算に応じて選択しましょう。
ステップ7:配車リクエストの送信
「BOOK A RIDE」や配車ボタンを押すと、近くにいるドライバーを自動的に探し始めます。通常、数秒から数分でドライバーが見つかります。
ステップ8:ドライバー情報の確認
ドライバーが見つかると、車両のナンバープレート、ドライバーの名前、顔写真、評価が表示されます。到着予定時刻も確認できるので、その場で待機しましょう。
ステップ9:乗車と移動
ドライバーが到着したら、ナンバープレートを確認して乗車します。アプリ上で既に目的地が設定されているため、口頭での説明は基本的に不要です。移動中はアプリ上で現在地とルートを確認できます。
ステップ10:降車と支払い
目的地に到着したら降車します。クレジットカード払いの場合は自動的に決済されるので、そのまま降りて大丈夫です。現金払いの場合は、アプリに表示された金額をドライバーに支払います。
配車アプリ利用時の注意点
安全で快適な移動のために、いくつかのポイントを押さえておきましょう。
まず、乗車前に必ずナンバープレートを確認することです。似たような車が複数待機していることもあるため、アプリに表示された番号と実際の車両が一致しているか確認しましょう。
見積額が表示されても、有料道路、空港料金、待機、目的地変更などで総額が変わる場合があります。現金は受渡額を双方で確認し、カードはアプリ外のリンクや送金要求に応じないでください。
深夜や早朝の移動では、人通りの多い場所で乗降するよう心がけましょう。一人旅の場合は特に、安全面に配慮した行動が大切です。
ドライバーの評価システムを活用することも重要です。乗車後にドライバーを評価できるので、サービスの質向上に貢献できます。逆に、評価の低いドライバーは避けることもできます。
お得に利用するためのコツ
配車アプリをさらにお得に使う方法があります。
プロモーションコードを活用しましょう。アプリ内で定期的にプロモーションが実施されており、初回利用者向けの割引コードも用意されています。予約時にコードを入力すれば、割引が適用されます。
相乗りサービスの名称と提供状況は変わります。アプリに表示されないサービスを利用できる前提にせず、乗車時間、同乗条件、料金を予約画面で確認します。
ピークタイム(朝夕の通勤時間帯)を避けると、料金が安くなることがあります。また、雨天時は需要が高まり料金が上がる傾向にあるため、天候も考慮すると良いでしょう。
ハノイ市の規制動向にも注目
2026年以降、ハノイ市では環境政策の一環として配車サービスにも変化が訪れる可能性があります。
ハノイ市は2026年7月から環状1号線内側に低排出地域を試験的に導入し、ガソリンバイクの走行を時期や時間帯で規制する方針を決議しました。デリバリーや配車サービスなどのアプリを活用したガソリンバイクによる事業活動も制限される見込みです。
当初は全面禁止の方針でしたが、市民生活や事業への影響を考慮し、段階的な移行措置が取られることになりました。運輸用バイクは2030年までに100%クリーンエネルギー車への移行を目指しています。
旅行者にとっては、Xanh SMのような電気自動車サービスの重要性が今後さらに高まる可能性があります。環境に配慮した移動手段の選択が、ベトナム観光の新しいスタンダードになるかもしれません。
出典 JETRO「ハノイ市が2026年7月からのガソリンバイク通行制限を決議」 (2025年12月)より作成
乗車前後の安全チェック
- 公式ストアから入れたアプリ内だけで予約・連絡・支払いをする
- ナンバー、車種、運転手の顔を照合し、違えば乗らない
- 車は後席でシートベルト、二輪は規格に合うヘルメットを着用する
- 乗車地点と目的地の入口を地図ピン・住所で確認する
- 家族へ行程を共有し、アプリのSOS・サポート位置を先に確認する
- 見積額、有料道路、空港料金、支払方法を降車前に確認する
公式の安全機能があっても事故や不正の危険はゼロにはなりません。二輪が怖い、荷物を固定できない、子ども用座席がない、運転が危険と感じた場合は利用を中止し、アプリ内で報告してください。
まとめ:配車アプリで快適なベトナム旅行を
ベトナムの都市部での移動には、配車アプリが欠かせません。
配車アプリは住所と料金の確認を助けますが、安全、低価格、24時間の即時配車を保証しません。正しい車両・運転手かを照合し、旅程共有とアプリ内サポートを使ってください。
登録から支払いまでの10ステップを押さえておけば、初めてのベトナム旅行でも安心です。ナンバープレートの確認、評価システムの活用、プロモーションコードの利用など、ちょっとしたコツを知っておくと、さらに快適に移動できます。
ホーチミン、ハノイ、ダナンのどの都市を訪れても、配車アプリがあなたの旅をサポートしてくれます。一人旅でも、グループ旅行でも、配車アプリを活用して充実したベトナム旅行を楽しんでください。



