ハロン湾の隣に浮かぶカットバ島(Cat Ba)が、観光地として大きく進化しています。海を渡る三索式ロープウェイは「世界一高い支柱」としてギネス記録に認定された支柱を備え、カットハイ島からカットバ島のフーロン地区まで約15分で結びます。さらにヤシ並木が続く全長約1kmの新ビーチも整備され、石灰岩の島々を眺める旅に、砂浜でのんびり過ごす選択肢が加わりました。
カットバ群島は2023年、ハロン湾の世界自然遺産に加わりました。海から立ち上がる石灰岩の島々、森林、希少なカットバ・ラングール(サルの仲間)が暮らす環境が、この地域の大きな価値です。新しい施設を巡るだけでなく、湾や森の景色を楽しむ時間も旅程に残しておきたいところです。
「世界記録」の海上ロープウェイ
サングループ(Sun Group)が手がけたカットハイ―フーロン線は、全長3,955mの三索式ロープウェイです。ギネス世界記録に認定された支柱は高さ214.8m。運営会社によると、30人乗りのキャビン60基を備え、毎時4,500人を運ぶ能力があります。湾を見下ろす時間そのものを楽しめるのが、この移動手段のよさです。ただし、約15分は海を渡る乗車区間の目安。下車後、カットバ島の中心部へは車などで移動するため、宿まで15分で着くわけではありません。帰りも利用するなら、島内移動と最終便の両方を確かめておきましょう。
ヤシ並木の新ビーチで、島時間を楽しむ
サングループが整備するXanh Island開発地区には、全長約1kmの新しいビーチ「Các Bà」が設けられました。ヤシが並ぶ砂浜は、岩山を眺める湾のクルーズとはまた違った風景。泳ぐ予定がなくても、海辺でひと息つく時間を取りたくなります。事業者はフーロン駅と開発地区を結ぶ電動車両や、地区内のバギーも案内しています。島全体が電動交通だけになったという意味ではなく、利用したい区間の停留所や運行時間を調べて組み合わせるのがよさそうです。
夜も楽しめる——ナイトマーケットとショー
夜の候補には「VUI-Fest」ナイトマーケットや、クラフトビールと食事を楽しむ「Sun Bavaria Cat Ba」があります。ジェットスキーと花火を組み合わせた水上ショー「Symphony of the Green Island」も、島の新しい観光企画として紹介されてきました。日帰りで急いで戻るより、島に泊まれば夕食から夜の散策までゆっくり組み立てられます。ショーを旅の目当てにする場合は、毎晩あると考えず、宿泊日に公演があるかを先に確認しておきたいところです。
カットバ島の見どころ早見表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | ハイフォン沖。カットバ群島はハロン湾とともに世界自然遺産を構成 |
| ロープウェイ | カットハイ―フーロン間約15分。三索式・214.8mの支柱がギネス記録 |
| 新ビーチ | ヤシ並木の全長約1km |
| 自然 | 石灰岩の島々と森林、希少なカットバ・ラングール |
| 夜の楽しみ | VUI-Fest、Sun Bavaria Cat Ba、水上ショー(公演日確認) |
まとめ——ハロン湾とセットで巡りたい進化系の島
カットバ島は、湾の自然と海辺での滞在を一つの旅に組み込みたい人に向く行き先です。ロープウェイで海を渡り、島内へ移動し、ビーチや夜の散策を楽しむ。見どころを全部詰め込むより、自然を眺める時間と休む時間を選んで組み合わせると、この島らしい一日を過ごせそうです。


