ホーチミン市フーニュアン区にある「Oasis Café(オアシスカフェ)」が、海外からの旅行者で連日にぎわっている。錦鯉が泳ぐ池の上に石の通路と丸テーブルが浮かび、客は水面に沈み込むような感覚で席につく。オーストラリア人ブロガーが投稿したInstagram動画が10万いいねを集めて以降、ここ3〜4カ月で外国人客が約5割増えた。座って鯉に餌をやれる体験型の映えスポットとして、SNS発の集客が続いている。
池に浮かぶ石の通路と「沈む席」
店の中心は錦鯉の池だ。水面の少し上に石づたいの通路が渡され、その先に丸型・角型のテーブルが点在する。1卓は4〜6人掛けで、足元には鯉が泳ぐため、水の上に座っているような感覚になる。2階には個室感のある「鳥の巣」を模した吊り下げ席もあり、グループでの利用にも向く。敷地は2フロアで約800平方メートル。8年間営業を続けてきた老舗で、池には濾過システムが入り、8歳を超える色とりどりの鯉が泳ぐ。
鯉に餌やり、子ども連れにも
テーブルでくつろぐだけでなく、餌のパックを買って鯉に与えられるのがこのカフェの魅力だ。餌は1袋7,000ドン(約40円)と手頃で、水面に集まる鯉を間近で眺められる。飲み物を片手に餌やりを楽しむ家族連れやカップルの姿が目立つ。生き物との距離が近い空間は、写真や動画に収めたくなる仕掛けが多い。
料金とアクセス(データ表)
ドリンクは5万ドンから、フードは7万ドンからと、内装のインパクトのわりに価格は抑えめだ。ピークは午前10時から午後5時ごろ。主な数字をまとめた。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | Oasis Café |
| 場所 | ホーチミン市フーニュアン区 176/1b Le Van Sy通り |
| ドリンク | 5万ドン〜(約285円〜) |
| フード | 7万ドン〜(約400円〜) |
| 鯉の餌 | 1袋7,000ドン(約40円) |
| 規模 | 2フロア・約800平方メートル |
| 混雑時間帯 | 午前10時〜午後5時 |
SNS発で外国人客5割増
客足を押し上げたのはSNSだ。9月にオーストラリア人ブロガーが投稿したInstagram動画は10万いいねを獲得し、TikTokで知って訪れる旅行者も増えた。南アフリカから来たカップルもTikTokで店を知ったという。口コミと動画の拡散が重なり、外国人客はここ3〜4カ月で約50%増加した。営業時間を通して海外からの来店が見られる。
サイゴンの「体験型カフェ」の流れ
ホーチミン市では、内装やテーマで差別化する体験型カフェが旅行者の定番ルートに組み込まれつつある。鯉の池を客席に取り込んだOasis Caféは、食事や撮影に加えて餌やりという「やること」が用意されている点で、滞在時間と再訪の動機をつくっている。中心部から少し外れたフーニュアン区にあるため、観光の合間に立ち寄る隠れスポットとしての性格も持つ。
まとめ
錦鯉の池に浮かぶ席、手頃な餌やり、SNSで拡散した映える光景。Oasis Caféは、ベトナムらしい水と緑を客席に取り込み、外国人旅行者の支持を集めている。サイゴンで定番カフェ巡りに飽きたら、水の上の一席を体験してみる価値がある。
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出典:VnExpress / HCMC koi fish cafe draws foreign tourists / Tripadvisor / Oasis Cafe(176/1B Le Van Sy)
