ハノイ旧市街のハンガイ(Hang Gai)通り34番地で、焼きたてのバターロールを求める外国人観光客の行列が連日続いている。マレーシア発祥の菓子パンを売る店の前には、熱々のパンを片手に通りを歩く旅行者の姿が並ぶ。1個25,000ドン(約143円)という手頃さと、店先のオープンキッチンで焼き上がる様子を見られる体験が、SNS時代の旅行者を引き寄せている。
ハンガイ通り34番地に並ぶ行列
店があるのはハノイ旧市街の中心、ハンガイ通り34番地。営業は朝7時から夜11時までと長く、なかでも夕方5時前後に行列が伸びる。歩道を埋めるように観光客が並び、焼き上がりを待つ。地元客より外国人旅行者の比率が高いのがこの店の特徴だ。
パンはマレーシア発祥で、ベトナムに上陸したのは2010年代。コーヒー風味の生地をまとった香ばしい外皮と、中のやわらかい食感の対比が売りになっている。塩バターとチョコレートの2種が特に人気で、売り切れる味も出る。
1個143円、4種類のフレーバー
価格は1個25,000ドン。為替の目安(1万ドン≒約57円)で換算すると約143円で、米ドルでおよそ1ドルにあたる。フレーバーは4種類が用意され、定番の塩バターとチョコが回転の中心になっている。下の表に主な情報を整理した。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | ハノイ旧市街 ハンガイ通り34番地 |
| 営業時間 | 7:00〜23:00 |
| 価格 | 1個 25,000ドン(約143円) |
| フレーバー | 4種類(人気は塩バター・チョコレート) |
| 混雑のピーク | 夕方17時前後 |
| 発祥 | マレーシア/2010年代にベトナム上陸 |
観光客が語る「歩きながら食べる」体験
イスラエルから訪れた2000年生まれのハダルさんは「熱々のパンを片手に街を歩く感覚が好き」と話す。ドイツ人のエマさん(2004年生まれ)は「外皮は香ばしくてカリッとしていて、中はやわらかくて温かい」と食感を評価した。シンガポールから来た1997年生まれのスリさんも、焼きたての香りとバターの風味を挙げている。
共通するのは、味そのものに加えて「焼きたてを通りで頬張る」という旅の文脈が満足度を押し上げている点だ。
オープンキッチンが生む滞在時間
店はオープンキッチン形式をとり、客は生地が焼き上がる工程を眺めながら順番を待てる。待ち時間が退屈になりにくく、写真や動画を撮る時間にもなる。行列そのものが店先の風景となり、通りすがりの観光客を呼び込む循環ができている。
旧市街の食べ歩き文化との相性
ハノイ旧市街はもともと屋台や食べ歩きの密度が高いエリアで、片手で食べられる軽食は旅行者の動線に合う。1個143円という価格は、複数の味を試したり友人とシェアしたりする心理的なハードルを下げる。低単価・高回転・体験性という3点がそろったことが、外国人観光客の行列につながっている。
まとめ
ハンガイ通りのバターロールは、特別な高級食材を使うわけではない。焼きたてを見せ、手頃な価格で、歩きながら食べられる。この組み合わせが旅行者のSNS投稿と相性よく回り、旧市街の新しい行列スポットになっている。
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出典:DTiNews / Foreign tourists crowd Hanoi sidewalk for famous butter buns / Dan Tri / Lifestyle
