ホイアンは中部の港町で、世界遺産に登録された旧市街がそのまま残る古都。夜になると無数のランタンが灯り、川面に提灯が流れる光景が広がる。仕立て服やローカルグルメ、職人の町歩きが楽しめる、ベトナム随一の風情ある町だ。このページでは街の全体像から回り方、定番スポット、モデルコース、グルメ、お土産、最新トピックまでをまとめ、カフェ・ニュース・お土産の個別記事へ案内する。
| Location | 中部クアンナム省 |
|---|---|
| Population | 約12万人 |
| ベスト時期 | 2〜4月 |
| 目安日数 | 1〜2日 |
| Language | Vietnamese (English also understood in tourist areas) |
| Currency | Vietnamese dong (VND) |
| Time difference from Japan | -2 hours |
ホイアンはどんな街か
ホイアンはクアンナム省の都市で、人口約12万人の小さな街。15〜19世紀に東アジア貿易の拠点として栄え、中国・日本・ベトナムの建築文化が混在する旧市街がそのまま保存され、世界遺産に登録されています。日本人町時代の名残「日本橋」、商人の屋敷、中国系の華僑会館など見どころが集中。夜は街全体に色とりどりのランタンが灯り、毎月旧暦14日には「ランタン祭り」も開催されます。 ホイアン旧市街は1〜2km四方の小さな範囲に200を超える古民家・寺院・会館が密集し、世界遺産の中核は徒歩で回れます。15〜19世紀に東アジア貿易の中継港として栄え、当時の日本人町は1,000人規模だったと伝わります。日本橋(来遠橋)はその名残で、屋根付きの橋の中央に小さな祠があるユニークな構造。夜のランタンに照らされる旧市街は別世界の雰囲気で、毎月旧暦14日の満月の夜には「ランタン祭り」が開催され、街中が無数のランタンと川に流すランタン船で幻想的に染まります。
ホイアンへのアクセスと回り方
ダナン国際空港から車で40分が一般的。ホーチミン・ハノイから直接の空港はないため、ダナン経由。市内は徒歩観光がメインで、タクシーやレンタル自転車が便利。
旧市街は車両規制があり、徒歩での散策が基本。日本橋(来遠橋)や古い商家、ランタン店が狭いエリアに集まる。昼は職人街と仕立て屋、夕方からはランタンの灯りとナイトマーケットが見頃。郊外のビーチや農村へは自転車が便利だ。
ホイアンの定番観光スポット
代表的なスポットを早見表にまとめた。動線を組むときの目安に使ってほしい。
| Spot | Notes |
|---|---|
| 旧市街・日本橋(来遠橋) | 16世紀の屋根付き橋 |
| 福建会館 | 華僑の航海守護廟 |
| 旧家タンキー(進記古家) | 日中越の融合商家 |
| アンバンビーチ | 旧市街から自転車圏 |
| 夜のランタン街・トゥボン川 | 夕暮れから灯る光景 |
| 旧市街の路地さんぽ | 黄色い壁と商店街 |
旧市街・日本橋(来遠橋)
16世紀末に日本人町が架けたと伝わる屋根付きの橋で、ホイアン旧市街を象徴する世界遺産の中核です。橋の中ほどには小さな堂(カウ寺)が祀られ、橋の両端を守る犬と猿の像、内部に飾られた往時の写真など、日中越が交わった港町の記憶を感じ取れます。ベトナム2万ドン紙幣にも描かれており、橋自体は通り抜け自由ですが、内部の堂へ入る際は旧市街共通チケットが必要です。観光客が途切れる早朝か、ランタンが灯る夕方以降が撮影に向きます。トゥボン川沿いの中心部にあり、ほかの見学施設も徒歩圏に集まります。
福建会館
福建省出身の華僑が同郷者の集会と信仰のために建てた会館で、航海の守り神である天后聖母(媽祖)を祀ります。朱塗りの楼門、龍をあしらった装飾的な屋根、線香の煙が立ちこめる中庭が見どころで、海を渡って商いをした人々の暮らしと祈りが伝わります。旧市街共通チケットの対象施設で、堂内は撮影もしやすく、装飾の細部をゆっくり眺める価値があります。日中は団体客で混みやすいため、開門直後の時間帯が落ち着いて回れます。
旧家タンキー(進記古家)
200年以上前に建てられた商家で、ベトナム・中国・日本の建築様式が一棟に融合した造りが特徴です。梁や欄間の精緻な木彫、貝殻を象嵌した詩文、トゥボン川に面した裏口など、交易で栄えた商人の暮らしぶりが残ります。川の増水時に達した過去の浸水位を示す痕が壁に残り、洪水と共に生きてきた町の歴史も読み取れます。共通チケットで入場でき、係員が間取りや調度を案内してくれることもあります。間口が狭く奥行きの長い構造で、混雑時は順路が詰まりやすいので時間に余裕を持つと安心です。
アンバンビーチ
旧市街から自転車でおよそ20〜30分、東へ向かった先に広がる静かなビーチです。観光地化が控えめで、白い砂浜と素朴なビーチバー、新鮮なシーフードを出す食堂が点在し、旧市街の喧騒から離れてのんびり過ごせます。海風が心地よい午前から昼過ぎが過ごしやすく、夕暮れ時は人も減って落ち着いた雰囲気になります。レンタサイクルや配車アプリで気軽に行けるため、旧市街観光の合間の気分転換に向きます。
夜のランタン街・トゥボン川
日が落ちると旧市街の通りに色とりどりのランタンが灯り、町全体が柔らかな光に包まれます。トゥボン川では小舟に乗って川面に灯篭を流す体験ができ、願いを込めた灯りが水面に揺れる光景はホイアンならではです。毎月の満月の夜には旧市街が電飾を控えてランタンの灯りを際立たせるランタン祭りが開かれ、いっそう幻想的になります。日没前に川沿いへ着いて場所を確保すると、暮れていく空とランタンの両方を楽しめます。
旧市街の路地さんぽ
日本橋や会館をつなぐ細い路地そのものが、ホイアン旧市街の見どころです。黄色く塗られた漆喰の町家が連なり、テーラー、革小物、ランタン、雑貨の店が軒を並べ、フォトジェニックな街並みが続きます。旧市街は日中の一定時間と夜に車両が規制され、徒歩でゆっくり歩けるのが魅力です。日差しが強い昼間より、光が柔らかくなる朝夕の散策が快適で、写真も映えます。
ホイアンのモデルコース
1日目:午前は旧市街を散策し、日本橋(来遠橋)、福建会館、旧家タンキーを共通チケットで見学。混雑を避けるため開門直後を狙う。昼はカオラウやホワイトローズなど名物を味わい、午後は黄色い町家の路地をめぐってテーラーや雑貨店をのぞく。夕方からトゥボン川沿いへ移動し、ランタンに彩られた夜の旧市街と灯篭流しを楽しむ。
2日目:午前は自転車でアンバンビーチへ向かい、静かな砂浜とシーフードでのんびり過ごす。昼に旧市街へ戻ってミークアンやコムガーなど未食の郷土料理を味わい、午後はバインミーやチェーで食べ歩きをしつつ土産探し。満月の時季に滞在できれば、夜のランタン祭りを締めくくりに楽しむ。
ホイアンのグルメ・名物
ホイアンで味わいたい郷土の味を表にまとめた。
| Dish | Characteristics |
|---|---|
| カオラウ | ホイアン発祥の名物麺で、コシのある太麺に煮豚、生野菜、揚げた香ばしいクラッカーをのせ、少量のタレで和えて食べます。井戸水と地元の製法が味を支えると言われ、町歩きの合間に味わいたい一杯です。 |
| ホワイトローズ(バインヴァク) | 米粉の薄い皮でエビなどの餡を包み、花のように成形して蒸した点心です。仕上げに揚げニンニクを散らし、つけダレでさっぱりといただきます。ホイアンの名物として多くの店で出され、見た目の愛らしさも魅力です。 |
| ミークアン | ベトナム中部を代表する汁少なめの和え麺で、ターメリックで色づけた麺にエビや鶏、ピーナッツ、煎餅をのせて混ぜて食べます。香草と砕いたナッツの食感が効いた、地元で親しまれる一品です。 |
| Banh mi | フランスパンにレバーペースト、肉、香草、なますを挟んだベトナム式サンドイッチで、ホイアンは食べ歩きの定番として人気があります。具だくさんで手軽なため、観光の合間の軽食にも向きます。 |
| コムガー(ホイアン風チキンライス) | 鶏の茹で汁で炊いたご飯にほぐした蒸し鶏と香草、生野菜を添えた郷土料理です。シンプルながら鶏の旨みがしっかり感じられ、地元の食堂で気軽に味わえます。 |
| チェー(ベトナム風ぜんざい) | 豆や寒天、果物などを甘いシロップやココナッツミルクと合わせた冷たいデザートです。暑い時季の町歩きの休憩にぴったりで、屋台や食堂で手軽に楽しめます。 |
ホイアンのカフェ
ホイアンで立ち寄りたいカフェを表にまとめた(店名から個別ページへ)。
| Shop name | Genre | Characteristics |
|---|---|---|
| Maison Marou | チョコレート | 国産カカオのホットチョコレートが看板メニュー |
ホイアンで買いたいお土産
ベトナムらしいお土産を品目別にまとめた(品目名から個別ページへ)。
| Item | Genre | Notes |
|---|---|---|
| Embroidery | 雑貨・工芸 | ランタンと刺繍・仕立て服が名物。旧市街の専門店で |
| ノンラー(菅笠) | 雑貨・工芸 | 市場・スーパー・空港で購入できる |
| Lacquerware | 雑貨・工芸 | 市場・スーパー・空港で購入できる |
| Vietnamese coffee beans | Food | 市場・スーパー・空港で購入できる |
| Basket bags | Goods | 市場・スーパー・空港で購入できる |
ホイアンの最新トピック
現地の最新の話題は個別記事で深掘りしている。フーコックがバリ超え、アジアの島2位に躍進した理由、フエの廃墟水上公園、湖に立つ巨大龍の口まで登れる映えスポット、約600年の木版印刷を蘇らせる若手職人、ハイズオンのタインリエウ村、ホイアン旧市街でミスター・ビーン全振りカフェ、フランス人旅行者が偶然発見、ホイアンに残る1997年の写真に「亡き家族」を発見──オランダ人写真家がつなぐ28年の縁、ダナン国際花火大会DIFF2026、日本×イタリアが雨の香江を彩る──残る花火夜と決勝の楽しみ方、などをチェックしたい。
Best season, budget, and trip preparation
ベストシーズンは乾季の2〜4月。9〜11月は雨季で旧市街が浸水することも。海水浴は5〜8月が最適。
予算1日600〜1,500円。旧市街への入場は5枚綴りチケット(約1,000円)で5箇所選んで観光する制度。日帰りも可能だが、夜のランタン街を体験するには宿泊推奨。仕立屋(テーラー)が多く、24時間で仕立てるオーダーメイドのアオザイ・スーツが人気で、価格は5,000〜30,000円程度。ホイアン旧市街内は車両通行禁止のため徒歩観光がメインで、レンタル自転車(1日150〜300円)があると周辺の田園・ビーチへも便利。
Points to note
旧市街の見どころは共通チケット制。夜は混み合うので夕方早めの時間が歩きやすい。仕立て服は仕上げに時間がかかるため滞在初日に注文を。雨季(10〜11月)は川が増水し冠水することがある。
地図で見るホイアン
Frequently asked questions
- ホイアン観光は何日必要ですか?
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主要観光スポットを巡るなら最低1〜2日が目安です。グルメ・周辺都市への日帰りも組み合わせるなら、もう少し余裕を持った旅程がおすすめ。
- ホイアンで英語は通じますか?
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主要観光地・ホテル・空港では英語が通じます。ローカル屋台や個人タクシーでは通じないこともあるため、Google翻訳アプリのオフライン日本語パックをダウンロードしておくと安心です。
- ホイアンでの移動手段は何が便利ですか?
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配車アプリGrab(東南アジア版Uber)が安全・明朗会計で最もおすすめ。流しのタクシーは「Mai Linh」「Vinasun」など信頼できるブランド車のみ利用するのが無難です。短距離はバイクタクシー(Grabバイク)も活用できます。
- ホイアンでクレジットカードは使えますか?
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中級以上のホテル・観光客向けレストラン・大型スーパーではVisa/Masterが使えます。ただし屋台・ローカル食堂・市場では現金が基本。1日あたり500,000〜2,000,000ドン(約3,000〜13,000円)程度の現金を持ち歩くと安心です。










