米フロリダ州セントピーターズバーグのグランドセントラル地区に、ベトナムコーヒー専門店「Say Coffee House」がソフトオープンした。セントラル通りに面したこの店は、ベトナム式のフィン(phin)ドリップで淹れる伝統の一杯に、モダンな解釈を重ねるのが特徴だ。ベトナムコーヒーがアジア系コミュニティの外へ、米国の地方都市の街角へと広がっていく一例といえる。
セントラル通りに灯った一軒
店はグランドセントラル地区のセントラル通り沿いにある。地元紙の取材時には、Largo在住のHuy Ho氏がソフトオープンの準備に立ち会っていた。アルミのフィンを一杯ずつ淹れる手間のかかる抽出を残しつつ、店づくりは現代的なカフェの空気をまとう。「伝統と現代」を掲げる構えだ。
カクテル仕立てのメニューも準備中
Say Coffee Houseは、コーヒーを軸にしたカクテル風のドリンクメニューも用意しているという。練乳を使うベトナムコーヒーは甘さとコクが強く、アレンジ素材としての幅が広い。フィンでじっくり落とした濃い液体は、米国の客にとって新鮮な体験になる。
米国に根づくベトナムコーヒー文化
米国ではベトナム系の人口を背景に、フィンや練乳コーヒーを出す店が各地で増えている。Say Coffee Houseのように、移民コミュニティの定番だった飲み物が一般のカフェ客に開かれていく流れは、ベトナム好きの日本人にとっても見逃せない。海外で出会うベトナムコーヒーが、本国の味への入り口になっている。
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