ベトナムコーヒーの世界へようこそ。コンセプトページはこちら

ベトナムが4月15日から「デジタル到着カード」を義務化──タンソンニャット空港で運用開始、日本人旅行者が出発前にやるべき手続きを解説

2026年4月15日、ベトナム入国管理局がホーチミン市タンソンニャット国際空港で「デジタル到着カード(Digital Arrival Card)」の運用を開始した。ベトナムに入国する全ての外国人旅行者は、到着72時間前までにオンラインポータルでパスポート情報や宿泊先���事前申告し、発行されるQRコードを入国審査で提示する必要がある。未申告でも入国拒否にはならないが、審査待ち時間が大幅に延びる。ゴールデンウィークにベトナム旅行を予定している日本人は、出発前に5分の手続きを済ませておくべきだ。

デジタル到着カードの仕組みと申告手順

Time Out誌の4月報道によると、デジタル到着カードの手続きは以下の通りだ。

ステップ1:到着の72時間前〜出発前に、ベトナム入国管理局のポータルサイト prearrival.immigration.gov.vn にアクセスする。

ステップ2:パスポート情報、フライト番号、ベトナムでの宿泊先住所、訪問目的を入力する。所要時間は約5分。

ステップ3:送信が承認されると、登録したメールアドレスにQRコードが届く。

ステップ4:ベトナム到着時、入国審査官にQRコードを提示する。スマートフォン画面での提示、または印刷した紙のいずれでも可。

対象者と適用範囲

項目詳細
���始日2026年4月15日
適用空港タンソンニャット国際空港(ホーチミン市)※今後拡大予定
対象者ベトナムパスポート以外の全ての国際旅行者
ビザ免除者対象(日本人の45日間ビザ免除入国も含む)
eVisa保持者対象
在外ベトナム人外国パスポートでの入国は対象
提出期限到着72時間前〜出発前
未申告の場合入国拒否にはならないが、審査に長時間待つ
今後の拡大陸路・海路の入国ポイントにも順次導入予定

なぜこのタイミングで導入されたのか

ベトナム政府は2026年の外国人観光客目標を2,500万人に設定している。第1四半期だけで676万人が入国し、過去最高を更新した。急増する旅行者の入国審査を効率化するための施策だ。

タンソンニャット空港は、2025年に旅客処理能力が年間3,800万人に拡張されたものの、ピーク時には入国審査に1時間以上かかるケースが報告されている。デジタル到着カードによる事前情報収集で、審査官の負担を軽減し、処理時間を短縮する狙いがある。

空港職員は「事前に情報が入力されていれば、パスポートスキャンとQRコード確認だけで審査が完了する。待ち時間は半分以下になる見込み」と語っている。ベトナム在住の旅行業関係者は「以前から入国カードを手書きで記入する方式はあったが、デジタル化で記入漏れや判読不能の問題が解消される」と評価している。SNS上の旅行者からは「航空会社のオンラインチェックインと同じ感覚で簡単だった」との声が複数上がっている。

日本人旅行者への影響と注意点

日本国籍者はベトナムに45日間ビザ免除で入国できるが、このビザ免除入国であってもデジタル到着カードの事前申告は必要だ。

特に注意すべき点:

  • 72時間ルール:ポータルは到着72時間以内の申告のみ受け付ける。早すぎても受理されないため、出発2〜3日前に手続きするのがベスト。
  • 宿泊先の住所:ホテル名だけでなく、住所(番地・通り名・区名)の入力が求められる。予約確認メールを手元に準備しておくこと。
  • メールアドレス:QRコードの受信先。迷惑メールフォルダに振り分けられる可能性があるため、出発前に確認を。
  • ハノイ到着の場合:現時点ではタンソンニャット空港のみが対象。ノイバイ空港(ハノイ)やダナン空港は未導入だが、順次拡大される見込み。

ゴールデンウィークにホーチミン経由でベトナム入りする場合は必須だ。ベトジェットが4月24日から就航する名古屋・福岡〜ホーチミン直行便を利用する旅行者は、全員が対象となる。

類似制度との比較

事前の入国情報登録は世界的なトレンドだ。

制度名提出期限料金未申告時の対応
ベトナムデジタル到着カード72時間前無料審査遅延(入国可)
韓国K-ETA72時間前10,000ウォン(約1,100円)搭乗拒否
米国ESTA72時間前推奨$21(約3,200円)搭乗拒否
カナダeTA搭乗前CA$7(約770円)搭乗拒否
オーストラリアETA搭乗前AU$20(約2,000円)搭乗拒否
EUETIAS(2025年〜)搭乗前€7(約1,200円)搭乗拒否

ベトナムのデジタル到着カードは無料であり、未申告でも入国自体は拒否されない点が、他国の制度と大きく異なる。ただし、審査待ちの時間差を考えると、事前に済ませておかない理由はない。

手続きに必要な情報まとめ

必要情報準備のポイント
パスポート番号有効期限が入国日から6ヶ月以上あること
フライト番号航空券の予約確認メールに記載
宿泊先住所ホテル予約サイトの確認画面から転記
訪問目的「Tourism」を選択
メールアドレスQRコード受信用。迷惑メール設定を確認
ポータルURLprearrival.immigration.gov.vn

まとめ:出発3日前にスマホで5分の手続きを

��トナムのデジタル到着カードは、無料・5分・スマホだけで完結する手続きだ。未申告でも入国はできるが、タンソンニャット空港のピーク時には審査行列が1時間を超えることもある。旅行の最初のストレスを避けるために、出発2〜3日前にポータルサイトからサクッと済ませておこう。ホーチミン到着後のエビ釣り体験に時間を使うほうが、よほど有意義だ。

TOP