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ベトナム南中部海岸線を代表するリゾート都市ニャチャンに、2025年12月28日、ハイアット系列初の宿泊施設「ハイアット リージェンシー ニャチャン」が開業した。全434室・スイートには床から天井まで届くガラス窓とプライベートバルコニーが備わり、ニャチャン湾と市街地の眺望を独占する設計となっている。
客室インテリアは伝統的なベトナム漁村の意匠をモチーフに、柔らかなナチュラルパレットと職人技のアクセントで統一。レインフォールシャワーとスマートホーム技術を組み合わせた設備が特徴だ。
施設面では、フロスパ・フィットネスセンター・ヨガルーム・プール・ファミリー向けウォーディングプールを完備。ジュニアゲスト向け自然体験プログラム「キャンプ ハイアット」も用意されており、家族旅行の需要を強く意識した構成となっている。
会議・イベント施設は9つのブレイクアウトルームを含む約783㎡(8,428平方フィート)の無柱ボールルームを保有し、インセンティブ旅行(MICE)需要にも対応する。
オールデイダイニング「マーケット カフェ」は、伝統的なベトナム料理とイタリアンフレーバーを融合させたメニューを展開する。31階のリージェンシー クラブラウンジはチェックインサービス・朝食・終日リフレッシュメント・イブニングカクテルを提供し、パノラミックなニャチャン湾ビューを独占できる特別空間だ。
ニャチャンはホイアン・ダナンと並ぶベトナム中南部の主要リゾートで、日本からは通常ホーチミン乗り継ぎでアクセスできる。今回のハイアット上陸は、従来「中間価格帯」のリゾートイメージが強かったニャチャンの高級化を象徴する出来事だ。
同市場ではすでに複数の国際ブランドが競合しているが、ハイアット リージェンシーはビーチフロントではなく市内立地(ニャチャン湾眺望型)であり、ビジネス×観光のハイブリッド需要を狙ったポジショニングといえる。
ベトナム観光公社によれば2026年Q1の訪問者数は前年比39%増(日本人)を記録している。新規高級物件の開業は選択肢の広がりを意味し、旅行単価の向上にも寄与するとみられる。中東混乱後のベトナム入国動向やホイアン・ダナンの世界ランキング記事も参考にどうぞ。
2026年は欧州混乱の影響でアジア内旅行需要がベトナムに集中しやすい年でもある。ハイアット リージェンシー ニャチャンの開業は、高品質な宿泊体験を求める層にとって新たな選択肢を提供する。ニャチャン湾ビュー・スパ・MICE対応の三拍子が揃ったこの施設は、蜜月・記念日旅行から企業インセンティブまで幅広いニーズに応えるだろう。