緑とジャングルをテーマにした内装で東南アジアに広がるタイ最大手のコーヒーチェーン Cafe Amazon(カフェアマゾン)。ベトナムにも進出していたが、現地ブランドとの競争が激しく、2025年11月に全店を閉じてベトナム市場から撤退した。いまベトナムでは飲めないが、タイをはじめ周辺国では今も活発に展開している。
| ジャンル | コーヒー |
|---|---|
| 創業 | 2002年(タイ・PTTによる展開開始) |
| 発祥 | タイ |
| かつての展開エリア | ホーチミン |
| 店舗数 | 0店舗(2025年撤退) |
| 看板メニュー | アマゾンスペシャルとココナッツコーヒーが看板 |
| 公式サイト | https://www.cafe-amazon.com/ |
Cafe Amazonとは|ベトナムから撤退したタイ最大手コーヒーチェーン
創業のストーリー
Cafe Amazon は、タイの国営石油会社 PTT 系列が運営する東南アジア最大手のコーヒーチェーン。タイ国内に数千店舗を構え、世界十数カ国へと展開する巨大ブランドだ。ガソリンスタンドに併設する「給油ついでに一杯」というスタイルで、タイの日常に深く根付いている。
ベトナムには2018年に進出し、最盛期はホーチミンを中心にカントーなどで12店舗ほどを展開した。しかし Highlands Coffee・The Coffee House・Phuc Long・Katinat・Trung Nguyên Legend・スターバックスといった強力な現地・国際ブランドがひしめく激戦市場で差別化に苦戦。運営する合弁会社が解散され、2025年11月にベトナムの全店を閉じて撤退した。タイ系ブランドのベトナム適応の難しさを示す事例になっている。
ベトナムでなぜ苦戦したのか
Cafe Amazon の本来の強みは、ガソリンスタンド併設という独自の立地モデルにある。タイでは給油客の休憩需要を取り込んで爆発的に店舗を増やしてきた。しかしベトナムの都市部では、この「給油ついで」のモデルが消費者の動線に合わず、立地の強みを活かしきれなかった。
加えて、ベトナムのカフェ市場は世界でも有数の激戦区。練乳入りのベトナム式コーヒー文化が根強く、Cộng のようなレトロ路線や Phuc Long のようなお茶軸の店、スペシャルティ系など、各社が明確な個性で競い合っている。その中で Cafe Amazon は独自性を打ち出しきれず、5年での撤退に至った。
Cafe Amazonの看板メニューと味わい
ベトナム撤退済みのため現在は飲めないが、タイなど展開国では以下のような看板メニューを楽しめる。
アマゾンスペシャル(Amazon Special)
Cafe Amazon の看板コーヒー。タイ式の深煎り豆を使った濃厚なスタイルで、東南アジアの暑い気候に合うアイスでの提供が中心だ。ベトナムでは飲めなくなったが、タイの店舗では今も定番として親しまれている。
ココナッツコーヒー(Coconut Coffee)
ココナッツの甘みとコーヒーを合わせた東南アジアらしい一杯。暑い気候にぴったりの甘く冷たいドリンクで、フラッペ系の冷たいメニューと並んで人気がある。こちらもタイなど展開国で味わえる。
そのほかの人気ドリンク
| ドリンク | 特徴 |
|---|---|
| フラッペ系(Frappe) | 氷とコーヒーを合わせた冷たいシリーズ。暑い東南アジアの気候向け |
| アマゾンスペシャル(アイス) | 深煎り豆を使った濃厚なアイスコーヒー。看板メニュー |
| ココナッツコーヒー | ココナッツの甘みを効かせた東南アジアらしい一杯 |
口コミで評判の一杯
旅行・グルメサイトの口コミで繰り返し名前が挙がる、評判のメニューをまとめた(複数のレビューで好評の品を中心に紹介)。
| メニュー | 口コミで評判のポイント |
|---|---|
| タイ・ミルクティー(Thai Milk Tea) | タイ発のチェーンらしい看板として、撤退前まで甘さとミルクのコクを楽しめる一杯としてよく挙げられていた品。タイらしい味を試せるメニューとして口コミに登場していた |
Cafe Amazonの店舗展開とおすすめの立ち寄り方
規模と展開エリア
ベトナムでは最盛期にホーチミンを中心に、カントーなどで12店舗ほどを展開していた。ガソリンスタンド併設型の店舗が多かったが、都市部の消費者動線には合わず、2025年11月に全店を閉鎖してベトナム市場から撤退した。
撤退後はタイ国内のほか、ラオス・カンボジア・ミャンマー・中国などで引き続き展開している。運営元はベトナムを成長計画から外し、海外フランチャイズの拡大に軸足を移している。
Cafe Amazonの価格目安と支払い
ベトナムでは撤退済みのため、現在は購入できない。参考までに、タイでの価格はアマゾンスペシャルが35〜50バーツ(約140〜210円)、フラッペ系が65〜85バーツ(約260〜350円)ほどと、手頃な価格帯になっている。
価格は店舗や時期によって変わることがある。最新は店頭または公式メニューで確認したい。
Cafe Amazonの地図・アクセスと注文のヒント
注文で使えるベトナム語
現地で役立つ基本フレーズをまとめた。指差しでも通じるが、ひと言添えると注文がスムーズになる。
| ベトナム語 | 意味 |
|---|---|
| Cho tôi một … | 〜をひとつください |
| nóng / đá | ホット/アイス |
| ít đường | 甘さ控えめ |
| không đường | 無糖 |
| ít đá | 氷少なめ |
| mang đi | テイクアウト |
| ở đây | 店内で |
| tính tiền | お会計 |
最新のメニュー・価格・営業時間・店舗一覧は公式サイトで確認できる。
Cafe Amazonを訪れる前に知っておきたいこと
賢い楽しみ方
ベトナムでは Cafe Amazon を体験できなくなったため、味を試したい場合はタイをはじめラオス・カンボジア・ミャンマー・中国などの展開国で立ち寄るのが確実だ。とくにタイではガソリンスタンドやモールなど至るところで見かける。
ベトナム旅行で同じようなコーヒー体験を求めるなら、Highlands Coffee や The Coffee House、Cộng Cà Phê など、現地で根付いたチェーンを巡るのがおすすめ。Cafe Amazon の撤退は、ベトナムのカフェ市場の競争の激しさを物語る出来事として記憶しておきたい。
注意点
ベトナムでの店舗・メニュー・価格はすべて撤退時点までの情報で、現在は利用できない。最新の展開状況は変わる可能性があるため、タイなどで訪れる際は公式サイトや現地情報で確認するとよい。
ベトナムのカフェ市場は撤退する外資ブランドが出るほど競争が激しい一方、現地発の個性派チェーンが次々と育っている。撤退の背景を知ると、ベトナムのカフェ文化の奥深さがより見えてくる。
📖 Cafe Amazonの歴史や背景、楽しみ方は読み物コラム「Cafe Amazonをもっと詳しく」でも紹介しています。
🗺️ ほかのカフェとも比べたいなら、ベトナムの人気カフェ30店 徹底比較ガイドで一覧から探せます。
よくある質問
- ベトナムのCafe Amazonは今も行けますか?
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2025年11月に全店を閉鎖し、ベトナム市場から撤退済み。現在ベトナムでは利用できない。
- 撤退の理由は何ですか?
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Highlands・The Coffee House・Phuc Long などの強力な現地・国際ブランドがひしめく激戦市場で差別化に苦戦し、ガソリンスタンド併設モデルもベトナムの都市部に合わなかったため。
- どこのブランドですか?
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タイの国営石油会社PTT系列が運営する、東南アジア最大手のコーヒーチェーン。タイ国内に数千店を構える。
- 看板メニューは何でしたか?
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深煎り豆を使ったアマゾンスペシャルと、ココナッツの甘みを効かせたココナッツコーヒー。フラッペ系の冷たいドリンクも人気。
- 今どこで体験できますか?
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タイをはじめ、ラオス・カンボジア・ミャンマー・中国などの展開国で楽しめる。ベトナムでは飲めない。

