プーコック島の空の玄関が、未来型ハブへと生まれ変わる。サングループは航空ITのSITAと組み、プーコック国際空港を生体認証ベースのフルセルフサービス空港へと改装する。新ターミナル2は2027年7月の開業を予定し、ベトナムが主催するAPEC 2027に間に合わせる計画だ。顔認証で手続きをつなぎ、出入国・搭乗をスムーズにする。
新ターミナル2の年間処理能力は開業時で2,400万人、将来的には5,000万人規模まで拡張できる設計となっている。
プーコック空港、APEC2027へ向け未来型ハブに
サングループとSITAは、プーコック国際空港を次世代のフルセルフサービス空港へ改装するパートナーシップを発表した。新ターミナル2はAPEC 2027の開催に先立つ2027年7月に開業予定。チェックイン・手荷物預け・搭乗の各ポイントを生体認証でつなぐSITAの「Smart Path」を中核に据える。整備は2026年3月に始動した。
生体認証で手続きを高速化
導入されるのは、最初の登録で取得した生体情報を起点に、各タッチポイントを顔認証で結ぶ仕組み。チェックインや座席選択、搭乗券発行、手荷物タグ付けに対応するSmart Pathキオスク150台、自動手荷物預けのScan and Goユニット100台、自動搭乗ゲート38台(デュアルレーン)などが設置される。係員を介さず自分で手続きを進められるため、出入国や搭乗の待ち時間短縮が期待できる。
新ターミナル2の主な仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開業予定 | 2027年7月(APEC 2027の前) |
| 年間処理能力 | 開業時2,400万人/将来5,000万人 |
| Smart Pathキオスク | 150台 |
| 自動手荷物預け(Scan and Go) | 100台 |
| 自動搭乗ゲート | 38台(デュアルレーン) |
| 整備開始 | 2026年3月 |
| パートナー | サングループ・SITA(運営にチャンギ系も参画) |
旅行者にとっての変化
顔認証ベースのフルセルフサービス化が実現すれば、プーコック到着・出発時の手続きが格段にスムーズになる。混雑しがちな出入国や搭乗の待ち時間が縮まり、島でのリゾート時間をより長く確保できるようになる。この運用モデルは、サングループが計画するファンティエットやコンダオ、ラックザーの空港の手本にもなる位置づけで、ベトナムの空の旅全体に波及する可能性がある。
まとめ
プーコック空港のAPEC2027に向けた大改装は、島の玄関を生体認証の未来型ハブへ変える計画だ。新ターミナル2は2027年7月開業予定で、年間2,400万人(将来5,000万人)を捌く設計。Smart Pathキオスクや自動搭乗ゲートで手続きを高速化する。リゾート旅の利便性が一段上がる動きとして注目したい。
