ベトナム南部・ビントゥアン省の沖合に浮かぶフークイ島(Phu Quy)が、タイの大手メディア「Khaosod」が選ぶ「2026年・東南アジアで訪れる価値のある10の旅先」で2位に選ばれました。世界的に有名なフーコック島とは別の、まだ観光ずれしていない火山岩の島。フォーティエット(Phan Thiet)から高速船で約2.5〜3時間という距離が、結果としてこの島の手つかずの風景を守ってきました。
選定リストは例年の「ベスト10」とは趣向を変え、東南アジアらしさが色濃く残る「素朴な隠れた一角」に焦点を当てたもの。1位はブルネイのウル・テンブロン国立公園で、フークイ島は「30年前の姿をそのまま残す」と評されました。
フォーティエットから高速船で渡る「もう一つの島」
フークイ島は、ビーチリゾートで知られるフォーティエットの南東約120kmの沖合にあります。アクセスはまずフォーティエットへ入り、そこから Superdong などの高速船に乗船。所要は船種によって2.5〜3.5時間ほどで、運賃の目安は片道35万〜58万VND(約2,200〜3,600円)です。本土からひと手間かかるぶん、観光客の少ない静けさが残ります。
火山が削り出した絶景——カオカット峰とガンハン
島の見どころは、火山活動が生んだ独特の岩の造形です。カオカット峰(Cao Cat)では、火山岩が浸食されて横縞模様の断崖となり、まるで地層の博物館のよう。ガンハン(Ganh Hang)には、波が削った岩のくぼみに海水がたまる天然のインフィニティプールがあり、SNS映えのスポットとして人気を集めています。透き通った海と相まって、「ベトナムのバリ」「小さなモルディブ」とも呼ばれます。
無人島めぐりとスノーケリング
フークイ島の周囲には、ホントラン(Hon Tranh)、ホンデン(Hon Den)、ホンハイ(Hon Hai)といった小さな島々が点在します。これらの無人島へボートで渡り、珊瑚礁でスノーケリングを楽しむのが島の定番。チェウズオン湾(Trieu Duong Bay)の澄んだ水や、北東部の漁村ドンハイ周辺もシュノーケルに向いています。
旅の実用情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | ビントゥアン省・フォーティエット沖 約120km |
| アクセス | フォーティエットから高速船 約2.5〜3.5時間 |
| 船賃の目安 | 片道 35万〜58万VND(約2,200〜3,600円) |
| ベストシーズン | 乾季の12〜6月(海が穏やかな3〜4月が泳ぎやすい) |
| 主な見どころ | カオカット峰、ガンハン、無人島スノーケリング |
※通貨換算は概算です。船の運航は天候により変動するため、最新情報を確認のうえお出かけください。
まとめ——「次に来る島」を先取りする
フーコックやニャチャンが賑わうなか、フークイ島は混雑前の静かな島時間を味わえる希少な行き先です。海外メディアに2位として取り上げられたいまが、人混みを避けて訪れる好機といえます。火山岩の絶景と無人島の海を、ぜひ自分の目で確かめてみてください。
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