ダナンのソントラ半島で2026年6月6日から11日まで、芸術と美食を掛け合わせた祭典「Art Meets Gastronomy」が開かれた。会場はインターコンチネンタル・ダナン・サン・ペニンシュラ・リゾート。ミシュラン3つ星のクリスチャン・ル・スケール氏や、ミシュランの星を持つ日本人シェフ吉田淳一氏らが、6日間にわたり料理と芸術が交わる体験を提供した。
6日間の美食芸術祭が開幕
祭典は2026年6月6日から11日までの6日間、ソントラ半島のインターコンチネンタル・ダナン・サン・ペニンシュラ・リゾートで開催された。テーマは「Art Meets Gastronomy(芸術が美食と出会う)」。著名な料理人と芸術家がリゾートに集い、絵画と料理を組み合わせた一連のダイニングイベントが組まれた。
3つ星シェフと日本人シェフが競演
料理の中心を担ったのは、ミシュラン3つ星のフランス人シェフ、クリスチャン・ル・スケール氏だ。6月10日と11日には、リゾートを手がけた建築・デザイナーのビル・ベンスリー氏とのコラボ企画「Bensley x Le Squer: The Art of Joie de Vivre」が組まれた。6月11日には、ミシュランの星を持つ日本人シェフ、吉田淳一氏による特別な夜の催し「A Very Special Evening」も用意された。
ビル・ベンスリー氏は、この地域に生息する希少なアカアシドゥクラングール(猿の一種)に着想を得た新作の絵画コレクションを制作。その視覚芸術が、ハイキュイジーヌのペアリングを生み出す創作の土台となった。
主なプログラム
| プログラム | 内容・時期 |
|---|---|
| オープニングビーチパーティー | ココナッツビーチでグルメ屋台とたき火BBQ |
| Culinary Constellations | Tingara での共作テイスティングメニュー(6/7〜10) |
| Bensley x Le Squer | La Maison 1888 で絵画とフレンチの饗宴(6/10〜11) |
| A Very Special Evening | 吉田淳一氏による特別な夜(6/11) |
| Festival Sunday Brunch | Citron でのブランチ |
主な反応・受け止め
- 世界的シェフとデザイナーの協働という枠組みが、リゾート発の祭典として注目された
- 絵画を起点に料理を組み立てる構成が、美食を芸術体験へと押し広げた
- 日本人シェフの参加で、日本の食通からの関心も高まった
日本の読者への影響
ダナンはビーチリゾートとして日本からの直行便も使いやすい目的地だ。こうした美食イベントは、観光のオフシーズンや滞在の目的を補強する。星付きシェフの料理を、自然豊かなソントラ半島の景観とともに味わえる点は、グルメ旅行の動機になる。
ベトナムの高級リゾート市場は活況だ。1泊2.5万ドルの超高級リゾートが続々と登場し、Marriott×Sun Group の10ホテル契約のように国際チェーンの進出も進む。富裕層インバウンドの受け皿が、ダナン周辺で着実に整いつつある。
観光・食産業への波及
美食を軸にした祭典は、リゾートの付加価値を高める手法として広がっている。コーヒー首都ブオンマトゥートの「飲む観光」と同様、食や芸術という体験価値で滞在を設計する流れだ。ミシュランの評価が高まるベトナムにおいて、こうしたイベントは食の目的地としての地位をさらに押し上げる。
まとめ
ソントラ半島の「Art Meets Gastronomy」は、世界的シェフと芸術家の協働で、料理を芸術体験へと広げる6日間となった。ダナンのリゾートが食と芸術の発信地として存在感を強めるなか、次の旅では美食イベントを軸に滞在を組むのも面白い。
