ベトナム発のカフェチェーンを試すなら、味だけでなく、その店が過去の時代をどう演出しているかも見ておきたいところです。
ベトナム旅行者でも入りやすいチェーン店が「Cong Ca Phe(コンカフェ)」です。
店内は配給時代や戦後の日用品をモチーフにしていますが、歴史そのものを再現した資料館ではなく、現代の商業デザインとして作られた空間です。

初回は看板商品の甘さ、店舗ごとの混雑、歴史モチーフへの受け止め方を踏まえて、自分に合う楽しみ方を選んでください。
コンカフェとは?古き良きベトナムへタイムスリップするカフェ


Cong Ca Phe(コンカフェ)は、2007年にハノイでスタートしました。
ベトナム国内外に店舗がありますが、約60店という旧記事の数字は開閉店で変わります。行き先は公式SNSや地図の直近情報で支店ごとに確認してください。
日本にはまだ上陸していないためベトナム旅行中にぜひ訪ねたいカフェです。
古き良きベトナムを感じるインテリア




1970〜1980年代の、ドイモイ政策以前の「配給時代」がテーマです。
店内は緑や茶色をベースとした落ち着いた雰囲気ですが、銃や兵士用の帽子など、戦争を彷彿とさせるモチーフがところどころに飾られています。
軍用品や配給時代の意匠は、見る人の経験によって懐かしさにも、重い記憶の商業化にも映ります。「ベトナム人の誇り」と一括りにせず、撮影や説明では歴史的背景への配慮が必要です。
「コンカフェ柄」のクッションがアクセントに


在住日本人の間で通称「コンカフェ柄」といわれる赤や緑の鮮やかなデザインのクッションは、店内のいたるところにみられます。
もとは「Chan Con Cong(チャン・コン・コン)」というベトナムの伝統的なデザインで、古くから家庭で親しまれてきました。緑や茶色をベースとしたコンカフェの店内で、鮮やかなアクセントになっています。
これだけは外せない!おすすめコンカフェのメニュー
価格は支店、サイズ、改定で変わります。旧記事の29,000〜70,000VNDや日本円換算を固定相場にせず、店頭のVND表示を確認してください。
ここでは、初めての方にぜひ試していただきたいメニューを厳選してご紹介します。
① 看板メニュー:ココナッツコーヒー(Cot Dua)


コンカフェに来たら、まず最初に注文すべきはココナッツコーヒー「Cot Dua(コッ・ズア)」です。
価格は店頭で確認してください。濃いコーヒーと甘いココナッツフローズンを合わせるため、デザート感が強く、甘さが苦手な人は調整可否を聞くとよいでしょう。
スプーンでかき混ぜると、苦味のあるコーヒーとトロピカルなココナッツの甘みが絶妙に溶け合い、まるでデザートのような贅沢な味わいに。
シャリシャリとしたフローズン状の食感も楽しく、暑いベトナムの気候にぴったりの一杯です。



SNSでも「これを飲むためだけにベトナムに行きたい」という声が後を絶たないほどの人気ぶりです。
② バリエーション豊富:ココナッツフローズンシリーズ


ココナッツコーヒーを気に入ったら、次はバリエーションにも挑戦してみましょう。コンカフェでは、ベースとなるココナッツフローズンにさまざまなフレーバーを掛け合わせたシリーズが充実しています。
たとえば、緑豆を使ったフローズンは、ベトナムの伝統的なスイーツを彷彿とさせる素朴で優しい甘さが特徴。
チョコレート味のココナッツフローズンは、甘党の方やお子様にもおすすめ。いずれも日本では味わえない、ベトナムの食文化が凝縮されたユニークなドリンクばかりです。
魅力的なコンカフェのお土産


マストバイ!インスタントのココナッツコーヒー


コンカフェの人気メニュー「ココナッツコーヒー」を、自宅でも手軽に楽しめるインスタント商品です。
お湯を注ぐだけで、コーヒーのほろ苦さとココナッツの甘くまろやかな風味を味わえます。個包装になっており、軽くて持ち帰りやすいため、バラマキ土産としても最適です。



スーパーにも売っていることがありますが、取扱いのないスーパーもあります。直営店で見かけたら購入しておきましょう!
コンカフェオリジナルの水筒(タンブラー)


グリーンがアクセントのタンブラーは、実用性を兼ね備えたお土産となりそうです。
店舗や時期によって、取扱いの色やデザインが少しずつ異なるので、気になるものがあればすぐに購入してみてくださいね。
日本人観光客のためのコンカフェ注文・支払方法
初めてコンカフェを訪れる日本人観光客の方に向けて、実践的な情報をまとめました。
注文のコツ
メニューにはベトナム語と英語が併記されているので、言葉の壁を心配する必要はありません。初回は迷わず看板メニューのココナッツコーヒーを注文しましょう。
メニュー表を指差すだけでもスムーズに注文できます。
支払いについて
支払い方法は店舗や端末で異なります。少額現金とカードなど複数手段を用意し、会計前にVND総額を確認してください。



カフェでチップを払う必要はありますか…?



カフェでチップが必須ではありませんが、サービス料の有無や任意チップの扱いは店舗・決済画面で確認してください。


混雑を避けるなら
観光客に人気の店舗は、週末や祝日の午後に混み合う傾向があります。ゆっくりと雰囲気を楽しみたいなら、平日の午前中を狙っていきましょう。
[PR]レストラン予約サービス「AutoReserve」
週末や祝日の午後に行くなら、席を予約しておく方法もあります。発祥の地ハノイの店舗がAutoReserveに掲載されています。
予約できる店舗:31 Thái Phiên(ハノイ・ハイバーチュン区)。
よくある質問


Q. コンカフェは静かな雰囲気ですか?
コンカフェは、観光客だけでなく地元の人も普段使いするカフェです。
時間帯や場所によりますが、静かな落ち着いた雰囲気というよりは、ベトナムらしい活気を感じることができるでしょう。
Q. コーヒーが苦手です。コンカフェはコーヒー以外のメニューはありますか?
はい、あります。
ライムやオレンジのジュースや、フルーツとお茶をブレンドしたものなど、コーヒー以外のメニューも揃っています。
Q. コンカフェは作業用に使えますか?


低い机や小さな席が多い支店もあり、パソコン作業に向くとは限りません。Wi-Fi、電源、椅子、混雑は支店単位で確認してください。
観光地の周りは混雑しており、席を選ぶことが難しいため、他のカフェを利用するか、午前中など空いている時間を狙うのがおすすめです。
初回に確認する4点
- ココナッツ系は甘さを調整できるか
- 乳・ココナッツ・ナッツなどの原材料
- 現金・カードなど利用できる支払い方法
- 撮影したい支店と、実際に向かう支店が同じか
グッズやインスタントを買う場合は、限定感より原材料、内容量、賞味期限、ふたの閉まり、持ち帰りやすさを優先してください。
まとめ
Cong Ca Phe(コンカフェ)は、ベトナムの歴史と文化を一杯のコーヒーと共に体験できる、唯一無二のカフェチェーンです。
コンカフェは、甘いココナッツコーヒーと意匠の強い空間を一緒に体験する店です。旅行の評価は人それぞれなので、歴史を娯楽として単純化せず、味と空間を自分の言葉で受け止めてください。
日本にはまだ上陸していないからこそ、現地で体験する価値は格別です。ぜひベトナムに訪れた際にはコンカフェをお試しください。













