ベトナムのSIMはどれが正解?現地SIM・eSIM・WiFi徹底比較

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ベトナム旅行の準備で意外と後回しになりがちなのが、現地でのネット接続です。地図、配車アプリ、翻訳、SNS——どれもネットがつながって初めて使えます。けれどベトナムには現地SIM・eSIM・WiFiレンタル・テザリング・フリーWiFiと選択肢が多く、「結局どれを選べばいいのか」で迷う人がほとんどです。

この記事では、ベトナム在住・出張経験をもとに、それぞれの手段を「旅行日数」「人数」「使い方」で整理しました。自分がどのタイプかを先に決めれば、最適な一手はすぐに見つかります。

前提として、ベトナムのネット環境は旅行者が思うより快適です。ホーチミン・ハノイ・ダナンといった都市部は4Gがしっかり整備され、主要キャリアの5Gも都市中心部から広がりつつあります。地図やSNS、ビデオ通話くらいなら速度で困ることはまずありません。一方で、山間部の少数民族エリアや離島では電波が弱くなる場所もあり、こうした地方を回るなら回線選びがそのまま快適さに直結します。「都市中心ならどの手段でも快適、地方も回るなら回線の強さで選ぶ」——これが大前提です。

目次

結論:あなたに合うのはどれ?タイプ別おすすめ早見表

細かい比較に入る前に、結論から見てもらった方が早いです。下の表で自分に近いタイプを探してください。

こんな人 おすすめ 理由
3〜7日の短期・ひとり旅 eSIM 事前購入で到着した瞬間に使える。1日あたり数百円〜と安い
スマホがeSIM非対応・設定が苦手 現地SIM(空港)/WiFiレンタル 店員に任せられる・差すだけ
2週間以上の長期滞在・電話番号が要る 現地SIM(Viettelショップ) 番号付き・追加チャージしやすい・通信品質が安定
家族・グループ旅行 WiFiレンタル 1台を全員でシェアできて割安
軽くしか使わない/楽天モバイル利用中 テザリング(楽天モバイル等) 追加手続きなしで月2GBまで無料
カフェ中心で作業する フリーWiFi+補助回線 ベトナムはカフェのWiFiが充実。補助にeSIMがあると安心

「短期はeSIM、長期は現地SIM、人数が多いならWiFiレンタル」——まずはこの3つの軸で考えると外しません。以下で各手段を深掘りします。

もうひとつ意識したいのが「いつネットが必要になるか」です。ベトナムでは移動にGrab(配車アプリ)を使う場面が多く、これは空港に降りた直後から使いたいサービスです。タクシーの料金交渉を避けてスマートに移動するには、到着時点でネットがつながっている状態が理想。だからこそ、現地で並んでSIMを買うより、日本でeSIMを設定しておくか、到着ロビーですぐ受け取れる手段を選んでおくと、最初の移動からつまずきません。「着いた瞬間にGrabを呼べるか」を基準に手段を選ぶと、満足度が大きく変わります。

💡 まず押さえる結論

短期はeSIM、長期は現地SIM、大人数はWiFiレンタル。そのうえで「到着した瞬間につながる状態」を作っておくのが、満足度の分かれ目です。

現地SIM|空港かViettelショップで買う(中長期向け)

現地SIMは、ベトナムの携帯会社の回線をそのまま使う方法です。通信品質が安定し、電話番号も持てるため、滞在が長い人や現地で電話・SMS認証を使う人に向いています。

まず知っておきたい三大キャリアの違い

ベトナムの携帯回線はViettel・Mobifone・Vinaphoneの3社が中心です。旅行者がSIMを選ぶときは、この3社のどれを使うかが品質を左右します。

キャリア 特徴 向いている人
Viettel 軍系の最大手。地方や山間部・離島まで電波が届く。カバレッジは国内最強 ハロン湾・サパ・離島など地方も回る人
Mobifone 都市部の高速通信に定評。ホーチミン・ハノイ中心なら快適 都市滞在がメインの人
Vinaphone 都市部で安定。料金プランの選択肢が豊富 都市中心+コスパ重視の人

移動が多い旅、ダナンから少し足を延ばすような行程なら、電波の広さでViettelを選んでおくのが無難です。逆にホーチミンやハノイの市内だけで過ごすなら、どの社でも体感差はほとんどありません。

空港カウンターで買う(いちばん簡単)

ノイバイ国際空港(ハノイ)やタンソンニャット国際空港(ホーチミン)の到着ロビーには、SIMの販売カウンターが並んでいます。パスポートを見せて「何日滞在・データ多め」と伝えれば、その場で挿してくれて開通まで済みます。

メリットは、とにかく手間がないこと。日本語や英語が通じるカウンターも多く、設定が不安な人でも安心です。一方で、市内のショップより割高な価格設定のことがあり、プランも観光客向けの大盛りに寄りがちです。短期滞在で「面倒を全部省きたい」人にはちょうど良い選択です。

その場で気をつけたいのは2点。ひとつは、カウンターを離れる前に必ず通信が使えるか試させてもらうこと。地図アプリを開いて読み込めればOKで、もしつながらなければその場で直してもらえます。もうひとつは、深夜便などでカウンターが閉まっている時間帯もあること。到着が遅い便の場合は、先にeSIMを用意しておくと到着時間に左右されません。なお、便によっては到着ロビーが混み合い、SIMカウンターに行列ができることもあります。少しでも早く動きたいなら、やはり日本で設定を済ませられるeSIMに分があります。

深夜着の便だと空港のSIMカウンターが閉まっていることがあります。到着が遅い日は、日本でeSIMを入れてから出発すると確実です。

市内のViettelショップ・コンビニで買う(割安・確実)

市内には各社の公式ショップがあり、空港より落ち着いた価格でSIMを買えます。公式店なので登録もきちんと行われ、トラブルが起きにくいのも利点です。ベトナムではSIM契約時の本人確認が年々厳格になり、パスポート提示に加えて顔認証の登録が求められるようになりました。手続きの最新ルールは別記事にまとめています 👉 ベトナムのSIMに顔認証——2026年の新ルールと旅行者への影響。公式ショップなら、この登録も係員が正しく進めてくれるので安心です。

ショップは街の中心部や大型ショッピングモール内にあり、英語が通じる店舗も増えています。プランは「7日間・データ多め」「30日間・通話付き」のように、滞在日数と使い方で選びます。観光メインなら通話なしのデータ重視で十分です。よくある失敗は、ベトナム語のプラン名を勘で選んでしまい容量が足りなくなるケース。滞在日数と「データ中心で使いたい」ことを伝え、係員に合うプランを出してもらうのが確実です。

データを使い切っても、ショップやアプリ、コンビニから「ナップティエン(チャージ)」で容量を足せます。長期滞在では、最初に大盛りプランを買うより、必要なときに足していく方が無駄がありません。チャージできるかどうかはプランによって異なるので、購入時に「あとから追加できるか」を確認しておくと安心です。

料金は時期やプランで動きますが、旅行者向けのデータ多めプランは日本円にして数百円〜千円台の感覚で、日本でローミングを使うより圧倒的に安く済みます。SIMのサイズは最近の端末ならnanoSIMが標準で、ショップなら端末に合わせて切ってくれます。注意したいのは、ベトナムでは契約に実名・本人確認が必須な点。観光客が路上の露店などで「登録不要」をうたう格安SIMを買うと、突然使えなくなるトラブルの原因になります。多少高くても、空港カウンターか公式ショップなど、きちんと登録してくれる正規の窓口で買うのが結局いちばん安全です。

eSIM|短期旅行ならこれが最適解(比較とおすすめ)

eSIMは、スマホ本体に内蔵されたSIMにデータを書き込む仕組みで、物理的なSIMカードの差し替えが要りません。日本にいるうちにオンラインで買って設定しておけば、ベトナムに着いて電源を入れた瞬間からネットが使えます。短期旅行で「空港で並びたくない」「着いてすぐ地図を開きたい」人には、これがいちばん快適です。

eSIMのメリットと注意点

最大の魅力は手軽さとスピードです。SIMの抜き差しがないので紛失の心配もなく、日本のSIMを残したまま2回線で使えるため、日本の電話番号やLINEもそのまま生かせます。家族や職場からの連絡を日本の番号で受けつつ、データ通信だけ安いeSIMに切り替える、という使い方ができるわけです。料金も1日あたり数百円からと、WiFiレンタルより安く収まることが多いです。

容量選びは「1日にどれくらい使うか」で決めます。地図とSNS、たまに検索する程度なら1日500MB〜1GBが目安。動画をよく見る、テザリングでPCもつなぐなら1日2GB以上の無制限寄りプランが安心です。多くのeSIMは「3日間」「5日間」「7日間」と滞在日数に合わせた区切りで売られているので、自分の旅程に近い日数を選べば過不足が出にくくなります。足りなければアプリから追加できるサービスを選んでおくと、現地で困りません。

注意点は2つ。ひとつは、旅行用eSIMの多くがデータ専用で、現地の電話番号は付かないこと(通話やSMS認証が必要なら現地SIMが向きます)。もうひとつは、eSIM対応スマホが必要なこと。iPhoneはXS以降、AndroidはPixelや新しめのGalaxyなどが対応していますが、日本のキャリアで買った一部端末はSIMロックや仕様で使えないことがあります。確認方法は簡単で、iPhoneなら「設定 → モバイル通信」に「eSIMを追加」や「モバイル通信プランを追加」が表示されればOK。出発前にこの一手間を済ませておくと、現地で慌てずに済みます。

主要eSIMをタイプで比較

旅行者がよく選ぶeSIMを、ベトナム旅行の目線で並べました。価格はプランや時期で変わるため、ここでは「どんな人に向くか」で比べています。

項目 Saily JAPAN&GLOBAL eSIM 現地キャリアのeSIM
タイプ データ専用eSIM データ専用eSIM 現地回線のeSIM
申し込み 専用アプリ/Webで事前に Webで事前に 現地ショップや公式アプリ
開通 QR読み込みで着いてすぐ QR読み込みで着いてすぐ 現地で設定・手続きが必要
電話番号 データ中心(通話・SMS追加可) なし(データのみ) あり
サポート アプリで管理しやすい 日本語で問い合わせOK ベトナム語中心
向いている人 手軽さ・コスパ重視の短期旅行 日本語サポートで安心したい人 長期滞在・番号が要る人
短期旅行で手軽に使うなら
海外eSIM「Saily」

NordVPNを手がけるNord Securityの海外eSIM。アプリで購入から開通まで完結し、着いた瞬間からマップも翻訳もSNSもサクサク。短期のベトナム旅行に必要な分だけ買えます。

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Saily eSIM

日本語サポートで安心したいなら
JAPAN&GLOBAL eSIM

海外旅行・出張向けのeSIM。日本語で問い合わせができるので、eSIMの設定が初めてでも不安が少なめ。Webで事前に申し込んでおけます。

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JAPAN&GLOBAL eSIM

選ぶときのコツは2つあります。ひとつは「無制限」表記の中身を確認すること。多くの無制限プランは一定量を超えると速度が制限される仕組みで、完全な使い放題とは限りません。動画を長時間見る人は、制限後の速度や高速分の容量をチェックしておくと安心です。もうひとつは、ベトナム以外も回るかどうか。タイやカンボジアも訪れる周遊旅なら、複数国対応のアジア周遊プランを選ぶと、国ごとに買い直す手間が省けます。ベトナムだけならベトナム単国プランの方が割安です。

eSIMは上で挙げた以外にも、AiraloやWorld eSIM、trifaなど多くのサービスがあります。価格を最優先するならアプリ完結型の海外系サービス、設定や支払いを日本語で完結させたいなら国内事業者のサービス、というのが大まかな選び分けです。初めてで不安なら「日本語サポートがあるか」「アプリで残量がすぐ確認できるか」を基準にすると失敗しにくく、慣れてくれば価格やキャンペーンで選ぶ、という順序がおすすめです。いずれにせよ、出発のかなり前に契約する必要はなく、前日や当日でも購入・開通できるのがeSIMの身軽さです。

費用のイメージもつかんでおきましょう。3〜5日の短期旅行なら、eSIMはおおむねワンコイン〜千円台で収まることが多く、現地SIMもほぼ同水準。WiFiレンタルはこれより高めですが、人数で割れば1人あたりは下がります。楽天モバイル等のテザリングは追加0円〜数百円で済むものの容量が限られる、という位置づけです。「とにかく安く・身軽に」ならeSIM、「全員でまとめて・設定の手間ゼロ」ならWiFiレンタル、という費用感で考えると選びやすくなります。

「Sailyはベトナムで実際どうなの?」という人向けに、対応エリアや使い勝手を別記事でくわしく検証しています。あわせて読んでみてください 👉 Sailyはベトナムでおすすめ?現地で使えるか検証

eSIMの設定はこの3ステップ

  1. 購入後に届くQRコードを、出発前に「設定 → モバイル通信 → eSIMを追加」から読み込む。
  2. ベトナムに着いたら、追加したeSIMをオンにして「データローミング」を有効化する。
  3. 日本の回線は通話用に残し、データ通信はeSIM側に切り替える。

Wi-Fiがある日本で設定まで済ませておくのが、現地で慌てないコツです。

WiFiレンタル|eSIMが不安な人・複数人で使う人に

WiFiレンタルは、モバイルルーターを借りて持ち歩く方法です。電源を入れるだけで複数の端末をつなげられるので、設定に自信がない人や、家族・グループで1台をシェアしたい人に向いています。

メリットは、難しい設定が不要なことと、スマホ・タブレット・PCを同時につなげること。子ども連れの家族旅行や、出張で複数デバイスを使う人には心強い選択です。一方で、ルーター本体を持ち歩いて充電する手間があり、1台に全員がぶら下がるため別行動には弱く、料金はeSIMより高めになりがちです。

受け取りは、日本の空港カウンターか自宅への宅配が一般的です。出発前に予約しておき、空港で受け取って、帰国後に返却ポストへ入れるだけ。難しい手続きはありません。選ぶときは、ベトナムだけならベトナム専用回線のプラン、周辺国も回るなら世界対応プランを選ぶと無駄がありません。

料金は1日あたりの定額制が基本で、容量は「無制限」「1日500MB」などプランによってさまざま。家族や同僚と割り勘にすれば、1人あたりの負担はぐっと下がります。逆に、ひとり旅でデータもそれほど使わないなら、ルーターを持ち歩く手間とコストが見合わないことが多く、eSIMの方が身軽で安く済みます。「何人で・どれだけ使うか」を基準に、eSIMと天秤にかけて選ぶのが失敗しないコツです。なお、申し込み時に保証オプションを付けておくと、万一ルーターを破損・紛失しても弁償額を抑えられるので、子ども連れの旅行では検討する価値があります。

実際に使ううえでの注意は、ルーターのバッテリーです。1日中つなぎっぱなしだと夕方に切れることがあるため、モバイルバッテリーを一緒に持つのが安心。また、ルーターを持っている人とはぐれると他の人がネットを使えなくなるので、別行動が多いグループにはあまり向きません。「全員同じ行程で動く家族旅行」に最も力を発揮します。「eSIMの設定はちょっと不安」「とにかく全員分まとめたい」——そんなときの安心枠として覚えておくとよいです。

テザリング|楽天モバイルなどで“そのまま”済ませる手も

新しい契約をせず、いま使っているスマホの海外データをそのまま使う手もあります。代表的なのが楽天モバイルです。海外の対応エリアでは、追加手続きなしで月2GBまで無料で使え、その2GBをテザリングで他の端末にも分けられます。ベトナムも対応エリアに含まれています。

使い方も手軽で、現地に着いたら設定からデータローミングをオンにするだけ。複雑なAPN設定は要りません。ただし2GBは、地図やSNSを使っているとあっという間に消費します。超過すると追加料金がかかり、地方では通信が不安定という声もあります。あくまで「数日の旅行で、地図と連絡が取れれば十分」というライトな使い方向けです。

楽天モバイルの2GBは、地図アプリを使い続けると2〜3日で消えます。メイン回線にせず、eSIMの予備として持っておくのが安心です。

au系のpovoは海外で使えるデータトッピングを事前に買っておけますし、ドコモのahamoも追加料金なしで一定量の海外データが使えます。いずれも考え方は楽天モバイルと同じで、「いま持っている回線の延長で済ませたい」人向けの選択肢です。データ量に上限があるぶん、写真の自動バックアップや動画視聴は控えめにし、メインの通信はeSIMや現地SIMに任せる——という割り切りで使うと失敗しません。

メイン回線として頼り切るより、eSIMや現地SIMと組み合わせて「いざというときの保険」にするのが現実的です。

カフェ・ホテルのフリーWiFi事情|外で作業するなら

ベトナムはカフェ文化が根づいた国で、街なかのほぼすべてのカフェに無料WiFiがあります。Highlands CoffeeやCong Caphe、Trung Nguyen Legendといったチェーンはもちろん、個人経営のカフェでもWiFiは当たり前。都市部なら速度も実用的で、メールやビデオ会議をこなす旅行者・ノマドワーカーも多く見かけます。

ホテルのWiFiも基本的に無料で、ホーチミンやハノイ、ダナンにはノマド向けのコワーキングスペースも増えています。パスワードはレシートに印刷されていたり、店員に聞けば教えてくれたりします。回線速度はカフェによって差があり、チェーン店や新しめの店は安定して速い一方、混み合う時間帯や古い個人店では遅くなることもあります。ビデオ会議など落とせない用事があるなら、速度に定評のあるチェーンや、滞在先のホテルを拠点にすると安心です。

💡 作業向きのカフェ

Highlands Coffee・The Coffee House・PHUC LONGなどのチェーンは席数が多く、電源も見つけやすめ。長時間の作業はチェーン店かコワーキングが快適です。

もうひとつ気をつけたいのが、席を離れるときのノートPCやスマホの置き引きです。ベトナムの都市部は治安が比較的良いものの、観光地のカフェでは荷物から目を離さないのが基本。電源とWiFiを求めて長居するなら、貴重品は身につけておきましょう。

実際にカフェで長く作業するなら、電源コンセントの有無も確認しておきたいところ。新しめのチェーンやコワーキング併設のカフェは席ごとにコンセントがあることが多く、ノートPCでの長時間作業に向きます。混雑する週末の午後は席の確保が難しいので、平日の午前中など空いている時間を狙うと快適です。注文は1杯から長居できる雰囲気の店が多いものの、数時間こもるなら追加注文をするのがマナーです。

注意したいのはセキュリティです。誰でも入れる公共WiFiは通信が覗かれるリスクがあるため、ネットバンキングや重要なログインを行うときはVPNを併用すると安心です。「カフェ中心で作業し、データはそこまで使わない」人なら、フリーWiFiを軸に、移動中だけ使える小容量のeSIMやテザリングを補助に持つのがちょうど良いバランスです。フリーWiFiは便利な反面、移動中や急ぎのときは使えないので、ネットが切れると困る場面が少しでもあるなら、補助回線は必ず一つ持っておくことをおすすめします。

つながらない時は?よくあるトラブルと対処法

準備していても、現地で「つながらない」と焦る場面はあります。原因の多くは数パターンに絞られるので、先に知っておけば落ち着いて対処できます。

eSIMを入れたのにネットが使えない

いちばん多いのが「データローミングがオフのまま」です。設定で追加したeSIM側を選び、データローミングをオンにすると一気につながることがほとんど。それでもダメなら、回線を選ぶ「モバイルデータ通信」がeSIM側になっているか、機内モードが残っていないかを確認します。

現地SIMに差し替えたのに圏外

SIMを入れ直したら再起動するのが基本です。それでも圏外なら、APN(接続先)設定が自動で入っていない可能性があります。購入時に店員に「設定まで済ませてほしい」と伝えておくと、この手間を防げます。地方や建物の奥で電波が弱いだけのこともあるので、その場合はViettel回線が有利です。

データが思ったより早く尽きた

地図アプリの常時表示や動画、写真のクラウド自動バックアップは想像以上にデータを食います。バックアップはWi-Fi接続時のみに設定し、地図はあらかじめオフライン保存しておくと節約できます。容量が心配なら、現地SIMはチャージ、eSIMは追加プランの購入で足せます。

SMS認証が受け取れない

データ専用のeSIMには電話番号がないため、日本の銀行アプリなどのSMS認証は日本のSIMを残しておかないと受け取れません。eSIMとあわせて日本の物理SIMをオンのままにしておけば、認証用のSMSは日本の番号で受け取れます。出発前に必要なログインや認証を済ませておくと、現地で慌てずに済みます。

テザリングがつながらない

楽天モバイルなどのテザリングで他の端末がつながらないときは、まず親機のスマホ自体がネットにつながっているかを確認します。親機が圏内なら、インターネット共有(テザリング)の設定をオンにし直すと改善することが多いです。海外では一部の格安プランでテザリングが制限される場合もあるので、心配なら出発前に自宅で一度テザリングを試しておくと確実です。

現地で急にネットが必要になったら

準備を忘れても、ベトナムなら現地でなんとかなります。空港やショップで物理SIMを買えますし、eSIM対応端末ならカフェの無料WiFiにつないで、その場でeSIMをオンライン購入・開通することもできます。最悪のケースでも詰まないので、過度に心配しすぎる必要はありません。とはいえ、到着直後の配車や地図で困らないよう、できれば出発前にeSIMを用意しておくのがいちばんスマートです。

シーン別の最終おすすめ&渡航前チェックリスト

ここまでをふまえ、シーン別に「これを選べば失敗しない」をまとめます。

  • 3〜7日の短期・ひとり旅:eSIM。着いてすぐ使えて安い。設定が不安なら日本語サポートのあるものを選ぶ
  • 2週間以上・電話番号も使う:現地SIM(Viettelショップ)。チャージしながら長く使える
  • 家族・グループ:WiFiレンタル。1台でみんな分をまかなえる
  • 地図と連絡が取れれば十分なライト層:楽天モバイル等のテザリング(保険にeSIMがあると安心)
  • カフェ作業が中心のノマド:フリーWiFi+小容量eSIMの合わせ技

最後に、出発前のチェックリストです。
□ スマホがeSIM対応か確認した(短期でeSIMを使う場合)
□ eSIMを買い、QRの読み込みまで日本で済ませた
□ 現地SIM派はパスポートを準備(本人確認に必要)
□ 地方へ行く予定があるならViettel系を選んだ
□ 公共WiFiで重要なログインをする可能性があるならVPNを用意した

準備のタイミングも押さえておきましょう。eSIMなら出発の数日前〜前日に購入し、QRの読み込みまで日本で済ませておけば、当日は電源を入れるだけで使えます。現地SIM派はパスポートを持っていけば現地で完結。WiFiレンタルは直前でも申し込めますが、連休やTet(旧正月)など繁忙期は在庫が動くので早めの予約が安心です。共通して言えるのは「日本にいるうちにできることは済ませておく」のが、到着後をいちばんスムーズにするコツだということ。出発前のひと手間が、現地での快適さを大きく左右します。

ネット環境さえ整えば、ベトナム旅行の快適さは一段上がります。自分の旅のスタイルに合わせて、ベストな一手を選んでください。

よくある質問

ベトナムで一番おすすめのSIMは?

短期旅行ならeSIM、2週間以上の長期滞在なら現地SIM(Viettel)が基本です。eSIMは着いた瞬間から使えて手軽、現地SIMは電話番号付きで通信も安定します。

eSIMと現地SIM、どちらが安いですか?

短期旅行ではどちらも数百円〜千円台でほぼ同水準です。eSIMは日本で設定でき手間が少なく、現地SIMはチャージしながら長く使えるのが強みです。

空港でSIMは買えますか?

はい。ノイバイやタンソンニャットの到着ロビーにカウンターがあります。ただし深夜便だと閉まっていることもあるため、到着が遅い日は日本でeSIMを用意しておくと安心です。

楽天モバイルはベトナムで使えますか?

使えます。海外対応エリアで月2GBまで追加料金なしで利用でき、テザリングも可能です。ただし容量が限られるため、メイン回線ではなく予備として使うのがおすすめです。

eSIMに電話番号はつきますか?

旅行用eSIMの多くはデータ専用ですが、サービスによっては通話・SMS用のプランを追加できるものもあります。日本の番号でのSMS認証は、日本のSIMを残しておけば受け取れます。

地方や離島でもネットは使えますか?

都市部や主要観光地はどの手段でも快適です。山間部や離島では電波が弱くなることがあり、地方を回るならカバレッジの広いViettel回線が有利です。

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この記事を書いた人

ベトナム・ホーチミン在住3年目|旅行で来るだけでは知ることができない、現地にいるからこそわかるローカル情報を中心に発信していければと思いベトナム旅行の専門情報サイトを立ち上げました。

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