ベトナムのカフェをもっと知りたい方は、Aha Cafeのギャラリーページもあわせてご覧ください。

ハノイの老舗カフェチェーン
ハノイの街歩きで、通りを眺めながらコーヒーを飲む時間を取りたい。そんな日に候補になるのがAha Cafe(アハカフェ)です。公式の沿革では、ブランドの登場は1997年、ハノイの第一号店開業は2008年。この二つは別の節目として記載されています。2018年にはハノイ19店、ホーチミン2店の計21店となり、その後も各地へ広がりました。ただし、公式サイトの沿革は現在の店舗数を示すものではなく、旧稿の「ハノイ60店以上・中部約10店・ホーチミン2店」を今の内訳として使うことはできません。
Ahaを知る手がかりになるのが、ベトナム語で歩道のカフェを意味する「cà phê vỉa hè」というスタイルです。創業者Nguyễn Mạnh Hà氏を取材したNhadautuの2020年の記事でも、街角で飲むコーヒーを軸に紹介されています。立派な内装を見るだけでなく、通りに近い席で会話や休憩を楽しむ店、と考えると使い方を想像しやすいでしょう。一方、現在の公式メニューにはエスプレッソや抹茶、オーツミルク系もあり、昔ながらの飲み物しかない店ではありません。
観光の合間に立ち寄る候補として、まず住所を押さえておきたいのが旧市街の2 Hàng Buồmです。店舗管理者のいるTripadvisorの掲載ページとFoodyの双方で、この住所を確認できます。また、本文下の予約案内は57 Nguyễn Hữu Huânの別店舗です。リ・タイ・トー通りやルオン・ヴァン・カン通りなどの古い紹介を頼る場合も、通り名だけでは目的の店を特定できません。Ahaの店名に番地を添えて調べ、宿や次の目的地から寄りやすい一店を選びましょう。
ハノイは落ち着いた店、ホーチミンは流行の店、と都市ごとに分け切れるわけではありません。Ahaにも、人通りや交通量を身近に感じる賑やかな席があります。街の様子を見たい日に向く一方、静かな場所で長く作業したい日には、音や席の広さを見てから決めたいところ。観光名所を一つ増やすというより、歩くのを少し止めて、その通りで過ごす時間を持つ。そんな使い方がこの店のスタイルに合いそうです。
おすすめメニュー
メニューはベトナムコーヒー、エスプレッソ系、茶、果物のドリンク、アイスクリームまで幅があります。以下は2026年9月28日に、公式サイトから案内されるDrink Listで確認した価格です。「35K」は35,000VNDの意味。古いメニュー写真とは値段が違う場合があるため、実際の注文ではその支店の表示を確認してください。
カフェ・スア・ダー(Cà Phê Sữa Đá)
コーヒーに練乳を加えた定番です。現在の公式表記はCà Phê Sữaで、伝統的な淹れ方と、Pha Máyと付くエスプレッソ式の2種類がともに35,000VND。冷たいものがよければ「đá」と添えて伝えましょう。甘さを控えたい場合は氷を減らすのではなく、練乳を少なくできるか聞くのがポイントです。ミルク感を楽しみたい人にはBạc Xỉuの選択肢もあります。なお、手頃な料金と冷房の有無は別の話。涼むことが目的なら、注文前に店内の席を確かめてください。
ココナッツコーヒー(Cà Phê Dừa)
公式メニューのCà Phê Cốt Dừaは45,000VND。ベトナム語の材料説明には、コーヒー、ココナッツミルク、ココナッツアイス、練乳が挙げられています。ココナッツの香りを楽しむ、デザート寄りの一杯を選びたいときの候補です。単にコーヒーに無糖のココナッツミルクを足したものではないので、甘さや乳成分が気になる場合は材料を確認しましょう。発祥をハノイと断定できる根拠は確認できず、ここでは店で飲める内容を基準に紹介しています。
カフェ・デン(Cà Phê Đen)
練乳を入れずに飲みたいならCà Phê Đen。伝統式とPha Máyの2種類があり、ともに33,000VNDです。ただし、ブラックという名前だけで無糖とは限りません。甘くしたくない場合は「không đường(砂糖なし)」と伝え、砂糖が別添えかも確認すると選び違いを防げます。公式メニューでは豆の配合比率までは示されていないため、すべてロブスタ100%とは決めつけず、まず飲み方の違いとして選びましょう。
フルーツスムージー
果物のドリンクを選ぶなら、Sinh Tố Xoài(マンゴースムージー)が50,000VND、アボカドとココナッツを合わせたBơ Già Dừa Nonが55,000VNDで掲載されています。後者の材料はアボカド、ココナッツジャム、ミルクです。パッションフルーツのChanh Leoは39,000VNDのジュース欄にあり、すべてが同じスムージーではありません。果実感を楽しみたいのか、ミルク入りで甘いものを飲みたいのかを決めると、コーヒーを飲まない同行者も選びやすくなります。
ミルクティー(Trà Sữa)
公式には黒糖ウーロンミルクティーが45,000VND、タピオカ入りのRoyal Jasmine Oolong Milk Teaが55,000VNDで掲載されています。「Trà Sữa」なら全部タピオカ入りというわけではないため、粒入りがよければ「trân châu」の表記を探しましょう。甘さの感じ方を国ごとの特徴として決めるより、黒糖、茶の種類、トッピングで選ぶ方が実用的です。甘さの調整ができるかは、作り置きのベースを使うかどうかも含めて注文時に確認してください。
定番の黒コーヒーや練乳入りなら30,000VND台から選べますが、ミルクティーやスムージーには55,000VNDの商品もあります。「何を選んでも50,000VND以下」ではありません。短い休憩ならコーヒー一杯、甘いものも楽しむなら果物やアイス系、と使い分ければ予算を立てやすくなります。日本円への換算は為替で変わるため、店ではVNDの価格を見て比べるのが確実です。
ヴィンテージ空間の魅力
ヴィンテージ感のある空間が気になるなら、支店ごとの紹介を見ておきましょう。2 Hàng Buồmの店舗紹介では、通りの雰囲気を屋内へ取り込む考え方のデザインと説明されています。街を眺めながら飲む楽しさと、懐かしさを感じる設え。その組み合わせに惹かれる人には候補になりますが、全店の内装が同じという意味ではありません。
席を選ぶときは、木の家具や照明の雰囲気に加えて、椅子の高さと背もたれ、通りからの距離を見たいところです。ハンブオム店の過去の来店者レビューには、小さく低い椅子や、通りを望む席への言及があります。写真で好みの空間に見えても、長く座ったときの楽さは別。短い休憩とパソコン作業では欲しい席が違うので、他のブランドとの優劣より、その日の使い方に合うかで選んでください。
旧市街では、飲み物だけでなく窓や通り沿いの席から街を見る時間も楽しめます。ハンブオム店のレビューでもバルコニーからの眺めが紹介されていますが、建物がフランス植民地時代のものかどうかは、確認できた店舗資料では分かりません。古く見える内装と建物の建築年代は分けて考えたいところです。席に着いたら地図をいったん閉じ、通りの様子を眺めてから次の行き先を決める。散策の途中なら、そんな休み方もできます。
開放的な席は街の気配を感じやすい反面、交通音、日差し、雨の影響も受けます。通りを見たい人と、冷房のある場所でしっかり休みたい人では、同じ席でも満足度が違うでしょう。疲れている日は景色より座りやすさを優先してかまいません。大きな荷物がある場合や複数人で座りたい場合は、注文前に席を確かめておくと落ち着いて過ごせます。
営業時間は全店一律ではなく、同じ支店でも掲載先によって差があります。2026年9月28日の確認では、2 Hàng BuồmはFoodyに7時30分〜22時、Tripadvisorには7時〜23時45分に加えて深夜帯の表示もあり、内容が一致していません。したがって、朝7時や夜23時の利用をこの記事だけで確約することはできません。朝一番や夕食後に向かうなら、店頭表示や当該支店への問い合わせで当日の営業を確かめておきましょう。
実践ガイド
アクセス
旧市街散策なら「Aha Cafe 2 Hàng Buồm」と番地まで入れて地図で探すと分かりやすくなります。ホアンキエム湖は広いため、湖のどこからでも徒歩5分という案内は適切ではありません。現在地からの徒歩経路と所要時間を見て決めましょう。予約パーツの57 Nguyễn Hữu Huânは別店舗で、MoMoにもこの番地の掲載があります。一方、同じ通りの別サイトには51番地の表示もあるため、写真や営業時間を混ぜず、利用する住所をそろえて確認してください。
予算の目安
紹介した飲み物なら、一人33,000〜55,000VND程度を目安にできます。公式メニューのひまわりの種Hướng Dươngは20,000VNDなので、練乳入りコーヒー2杯と一皿なら表示価格の合計は90,000VND。一方、55,000VNDのドリンクを2杯選べば、飲み物だけで110,000VNDです。二人で必ず100,000VND以内と考えず、注文する商品で計算しましょう。追加注文や店舗ごとの価格差も、会計前に確認すると安心です。
注文のコツ
公式オンラインメニューにはベトナム語と英語の切り替えがあります。現地で迷ったら、注文したい商品名を画面で見せる方法も使えます。「đá(ダー)=氷入り」「nóng(ノン)=温かい」「ít đường=砂糖少なめ」「không đường=砂糖なし」を覚えておくと便利です。ただし、練乳入りでは砂糖だけを抜いても甘さは残ります。「ít sữa đặc(練乳少なめ)」と伝え、調整できるか確認しましょう。伝統式かPha Máyかも選べるので、名前の後半まで見ると注文の違いが分かります。
Wi-Fiと設備
無料Wi-Fi、電源、冷房、トイレの状態を全店共通として保証できる案内は確認できませんでした。作業や充電が目的なら、入店時にその席で使えるか聞いておきましょう。Wi-Fiがあっても、低い机や通りに近い席が長時間の作業に向くとは限りません。短い休憩には気にならない音や暑さも、長く滞在するなら選び方に関わります。旅行中の休憩場所として、今いちばん必要な設備から確かめるのが実用的です。
おすすめの過ごし方
旧市街を歩き、次にどこへ行くか相談したいときの一休みに向いています。まず席を見て、甘いものを飲むか、砂糖なしのコーヒーにするかを決め、一杯を飲む間だけ予定を詰め込まない。街を眺める時間がほしいなら、そのくらいの使い方でも十分です。朝の出発地点にする場合は開店時刻を、夕食後に寄る場合は閉店と注文受付の時刻をその支店で確かめてください。
連絡先
公式サイト掲載の連絡先:+84 96 556 1717(営業状況を尋ねる際は、支店名と住所を伝えてください)
メール:aha@ahacafe.vn
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AutoReserveで予約できるのは、記事で紹介したハンブオム通り店と同じホアンキエム区にあるグエンフーフアン通りの店舗です。
予約できる店舗:57 Nguyễn Hữu Huân(ハノイ・ホアンキエム区)。
まとめ
Aha Cafeは、ハノイで育った街角のカフェ文化に触れる入口の一つです。定番のコーヒーだけでなく、果物やミルクティーなども選べるので、好みの違う人同士でも休憩先の候補になります。大切なのは、最安値や全店共通の快適さを期待するより、行きたい支店の席と価格を見て、その日の休み方に合うかを判断することです。
旅の途中では、名所を巡る時間と同じくらい、一杯を飲みながら立ち止まる時間が記憶に残ることもあります。通りを眺めたい日は外に近い席を、疲れた日は体を休めやすい席を選んでみてください。Ahaだけがハノイの「本当の姿」を見せるわけではありませんが、いつもの街の中に少し腰を落ち着ける場所として、旅程に取り入れやすいカフェです。
🗺️ Aha Cafeの基本情報・看板メニュー・地図・口コミは店舗ガイド(カード)でまとめています。
🗺️ ほかのカフェとも比べたいなら、ベトナムの人気カフェ30店 徹底比較ガイドで一覧から探せます。


