1日6個完食が話題、ホイアンのバインミー名店を値段つきで巡る

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ベトナム中部の古都ホイアンで、外国人カップルが1日にバインミーを6個も食べ歩いた記録がSNSで拡散し、ベトナム国内メディアkenh14にも取り上げられました。旅行アカウント「knowwhere.global」の2人は、朝だけで5個、午後にもう1個をたいらげ、合間にカオラウやバインセオ、ホワイトローズまで胃袋に収めています。滞在型でこの街を歩く旅行者が増えているいま、この「食べ歩き記録」は単なる大食い自慢では終わりません。ホイアンに数日腰を据える連泊型の旅が広がる背景を踏まえると、限られた滞在でどの店を、いくらで、何を頼んで回るかは実利的なテーマになります。この記事では、話題の元ネタを起点に、旅行者目線で名店と価格を整理します。

目次

1日6個、地元民も「降参」した食べ歩き記録

拡散したのは、knowwhere.globalを名乗る外国人カップルの投稿です。2人は「6個食べて、やっとバインミーがどれほど美味しいか分かった」と綴り、ホイアン旧市街の複数の店を渡り歩いてバインミーを計6個食べ切りました。1軒で終わらず店をハシゴして食べ比べる、という姿勢がポイントです。

バインミーだけではありません。太くコシのある麺が特徴のカオラウ、黄色くパリッと焼いた生地を生野菜とタレで包むバインセオ、そして白い花びらのような形の蒸し餃子ホワイトローズ(バインバオ・バインバック)まで、ホイアン名物をひと通り制覇しています。ベトナムのネットユーザーからは「地元民でも降参するペース」というコメントが相次ぎ、投稿は共感と驚きを同時に集めました。

なぜホイアンのバインミーは世界に名が知られたのか

ホイアンのバインミーが観光の目的地になった大きなきっかけは、米国の料理人・故アンソニー・ボーデイン氏です。彼はテレビ番組でこの街のバインミーを「サンドイッチの中の交響曲」と評し、それが世界中の旅行者を動かしました。バゲットのパリッとした食感、レバーパテやハーブ、自家製ソースの重なりが、屋台の一品を一躍観光名物へ押し上げたわけです。

背景には、ホイアンが17世紀に国際貿易港として栄えた歴史があります。日本人や中国人の商人が行き交ったこの街では、外来の食文化が土地の食材と混ざり合い、独自の名物が生まれました。バインミー自体はフランス統治期のバゲットが源流ですが、ホイアンではそこに現地の具材と発酵ソースが加わり、ほかの街とは違う一体感のある味に仕上がっています。食べ歩きが成立するほど名店が密集しているのも、この街ならではの土壌です。

旧市街の名店を住所・時間・値段で比較する

旅行者が実際に回るなら、開店時間と価格帯を先に押さえておくと効率が上がります。以下は現地情報をもとにした主要店の一覧です。為替は1万VND≒60円(1,000VND≒6円)で換算しています。

店名 住所(旧市街周辺) 営業時間 価格の目安 名物・おすすめ
Banh Mi Phuong 2b Phan Chu Trinh 6:30〜21:30 25,000〜60,000VND(約150〜360円) 具だくさんのミックス。ボーデイン氏が絶賛した店
Madam Khanh(バインミーの女王) 115 Tran Cao Van 6:30〜19:00 25,000VND前後(約150円) 炭火焼き豚+自家製発酵唐辛子ソース
Phi Banh Mi 88 Thai Phien 8:00〜20:00 25,000VND前後(約150円) アボカド追加の豚バインミー
Op La Dong 134 Tran Cao Van 6:00〜10:30 25,000〜40,000VND(約150〜240円) 目玉焼き入り。朝限定なので早起き向き
Banh Mi Sum 149 Tran Hung Dao 6:00〜21:00 25,000VND前後(約150円) BBQポーク。夜遅めまで開いている

いずれも1個150〜360円ほど。日本のコンビニのサンドイッチと変わらない価格で、その場で焼いたバゲットに具を挟んでくれます。看板店のBanh Mi PhuongとMadam Khanhは徒歩圏内なので、1日で食べ比べるのも現実的です。

現地とSNSで交わされた声

今回の食べ歩き記録をめぐって、実際にどんな反応が出たのかを拾ってみます。

  • 投稿者本人——「6個食べて、やっとバインミーがどれほど美味しいか分かった」。1軒だけでは分からない魅力があると強調しています。
  • ベトナムのネットユーザー——「地元民でも降参するペース」「ホイアンに行ったのにバインミーを食べないなんて旅が未完成」といった共感の声が多数集まりました。
  • 外国人旅行者の定番反応——「ベトナムを離れると、真っ先に恋しくなるのがこの味」。帰国後にまた食べたくなる一品として語られています。

大食いの話題性だけでなく、「1軒で判断せず食べ比べる」という食べ方そのものが、この街の楽しみ方として支持されている点が見えてきます。

限られた滞在で後悔しない、食べ歩きの組み立て方

この記録から、旅行者が持ち帰れる実用的なヒントは3つあります。

第一に、朝を制することです。Op La Dongのように午前10時半で閉める朝限定の店があり、看板店も昼前は行列が短めです。バインミーは1個150円前後と安いので、朝食を1軒で終えず「小さめに2軒」に分けると、限られた滞在でも味の違いを体感できます。knowwhere.globalの2人が朝だけで5個を食べたのも、この時間帯に店が集中しているからです。

第二に、バインミー以外に胃袋を残すことです。ホイアンにはこの地でしか成立しない麺料理カオラウがあります。生地をこねる水は旧市街の「バーレー井戸」から汲むのが本式とされ、スープを張らず数さじのタレだけで食べる独特の一皿です。同じカオラウでも店ごとに個性が出るのはベトナム各地共通で、たとえば午後1時に売り切れ閉店するサイゴンのカオラウ店のように、提供数を絞る名店も存在します。バインミーで満腹にする前に、カオラウやホワイトローズの分を空けておくのが賢い回り方です。

第三に、価格の安さを味方につけることです。1品150〜360円という水準なら、失敗を恐れず何軒も試せます。旅の1食を「当たり外れの少ない無難な選択」で埋めるより、複数店を少量ずつ回るほうが、この街では満足度が高くなります。安さは食べ歩きを可能にする最大の条件です。

ホイアン名物の基本情報を押さえる

バインミーと合わせて味わいたい、ホイアン限定の2品を整理します。どちらもこの街の貿易港としての歴史から生まれた名物です。

料理 特徴 価格の目安 由来
カオラウ 太くコシのある麺。スープはなく数さじのタレで和える 店により30,000〜50,000VND前後(約180〜300円) 17世紀の貿易港時代、日本・中国の食文化と融合して生まれたとされる
ホワイトローズ(バインバオ・バインバック) 白い花びら状の蒸し餃子。エビや豚肉が入る 屋台25,000〜50,000VND/本家75,000〜100,000VND(約150〜600円) 100年以上の歴史を持つホイアンの家庭料理

バインミーが世界的な知名度を得た一方で、その評価は場面によって割れます。ミシュランのベトナム版ではフォーやバインクオンが評価されバインミーは選外となり、屋台グルメの立ち位置の難しさも見えました。だからこそ、名店が密集し食べ比べができるホイアンは、バインミーの実力を体感するのに向いた街だと言えます。

まとめ——次の旅で試すなら

外国人カップルの「1日6個」は、大食い記録である以上に、ホイアンという街の食べ歩き適性を示す出来事でした。看板店のBanh Mi PhuongとMadam Khanhは徒歩圏内で、1個150円前後という安さ。朝の時間帯に店が集中し、カオラウやホワイトローズといった限定名物も旧市街に揃っています。次にホイアンを訪れるなら、まず朝一番でバインミーを小さく2軒、昼にカオラウ、夕方にもう1軒——という回り方を組んでみてください。1食あたり数百円で、この街の食文化の厚みを一日で味わえます。

参照元

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この記事を書いた人

ベトナム・ホーチミン在住3年目|旅行で来るだけでは知ることができない、現地にいるからこそわかるローカル情報を中心に発信していければと思いベトナム旅行の専門情報サイトを立ち上げました。

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