ベトナムのファッションブランドIVY modaが、2025年9月12日にニューヨーク・ファッションウィーク(NYFW)で初のランウェイショーを開催した。創業20周年の節目に、ベトナム発のオリジナルデザインを世界に発信する一歩を踏み出した。
Spring 2026コレクションの全貌
披露されたSpring 2026コレクションは、ベトナムの日常着を国際的な文脈で再解釈したラインナップだ。ミニマルな黒・白・ニュートラルトーンを基調に、モダンなカットアウトシルエットを取り入れた。シルクやサテンのドレスにはアオザイのエッセンスがさりげなく織り込まれ、職場からディナーまでシームレスに移行できる実用性が特徴だ。
リードデザイナーのNguyen Le Thuc Vy(Vy Nguyen)は24歳。IVY modaの創業家に生まれ、NYのファッション業界での経験を持つクリエイティブディレクターとしてブランドの進化を牽引している。「ハノイで育ち、女性たちがどんな場面でも美しく装う姿を見てきたことがインスピレーションの源」と語っている。
IVY moda 20年の歩み
IVY modaはベトナム国内でオフィスウェアとハンドメイドのイブニングドレスで知名度を築いてきたブランドだ。20年間は主に国内市場向けだったが、今回のNYFWデビューで国際展開に舵を切った。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ブランド | IVY moda |
| 設立 | 2005年(ベトナム) |
| NYFW初出展 | 2025年9月12日 |
| コレクション | Spring 2026 |
| リードデザイナー | Nguyen Le Thuc Vy(24歳) |
| テーマ | ベトナムの日常着×グローバルワークウェア |
| 素材 | シルク、サテン、ニュートラルトーン |
業界・メディアの反応
米ファッションメディアFashionistaは「Gen-Zクリエイティブディレクターがハンドルを握る」と見出しで注目。Fashion Week Onlineも特集記事を掲載し、ベトナムを「縫製工場」ではなく「デザイン発信地」として位置づける動きとして報じた。Asia News Networkやベトナムニュースも「ベトナムファッションがグローバルスポットライトに」と題した記事を配信している。
日本人旅行者への視点
ホーチミンやハノイを訪れる日本人旅行者にとって、ベトナムのファッションは「仕立てが安い」テーラーメイドのイメージが強いかもしれない。しかしIVY modaのNYFWデビューは、ベトナム発のプレタポルテが国際的に通用するレベルに達していることを示している。ホーチミン市内のIVY moda直営店で最新コレクションを手に取れるほか、ベトナムのファッションウィークイベントも旅程に加える選択肢が出てきた。
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ベトナムファッション産業への波及
ベトナムは世界有数の繊維・縫製輸出国だが、これまでは「製造受託(OEM)」が中心だった。IVY modaの国際デビューは、ベトナムが製造からデザイン・ブランディングへと価値連鎖を上流に伸ばす象徴的な出来事だ。ブランド側も「ベトナムは縫製で知られているが、私たちのデザインの才能とオリジナルのビジョンを世界に見せたい」と明言している。今後、NYFWやパリ、ミラノに続くベトナムブランドが出てくるかどうかが注目される。
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| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ブランド公式サイト | ivymoda.com |
| 直営店 | ホーチミン、ハノイ他ベトナム国内多数 |
| ジャンル | レディースウェア(オフィス・イブニング) |
| NYFW参加枠 | Global Fashion Collective |
まとめ
IVY modaのNYFW初参加は、ベトナムファッション産業の転換点として記憶される出来事だ。24歳のデザイナーが率いるブランドが、20年の国内実績を武器に世界へ打って出た。ベトナム旅行の際には、現地のファッションシーンにも目を向けてみる価値がある。
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