フレンチ修行帰りのシェフが「ファンダイニング」を掲げる
ハノイ・ハイバチュン区のNgo Hue通りに、ベトナム料理の常識を揺さぶるレストランが誕生した。「ZAO – Vietnamese Rooted Eatery」は、ダナン、ホーチミン、フーコックのフレンチファインダイニングで腕を磨いたシェフ・Cuongの最新コンセプトだ。
彼はこの店を「ファインダイニング」ではなく「ファンダイニング」と呼ぶ。洗練と親しみやすさのバランスを取り、ベトナム沿岸部の食材をモダンな技法で再構築する。初来店ならまず1階のキッチンカウンター席を予約してほしい。調理のライブ感がそのまま皿に宿る。
注目メニュー:ウツボもエビも、全部がベトナムの海
ZAOのメニューは、ベトナムの海岸線を食材で旅するような構成だ。シグネチャーの「ZAO Shrimp」は、活きタイガープロウンにかき氷とスパイシーなタイ風グラニータを添えた一品。エビの甘さと氷の冷たさ、唐辛子の刺激が3層で攻めてくる。
| メニュー | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| ZAO Shrimp | タイガープロウン×かき氷×タイ風グラニータ | 必食 |
| ウツボのフェットチーネ | ウツボ(Moray Eel)を自家製パスタに | 必食 |
| レイザークラム・パテ | マテ貝のパテ、パンに塗って食べる | おすすめ |
| ZAO Steak | ベトナム産牛をフレンチ技法で | おすすめ |
| ZAO Seasar | シーザーサラダのZAO流アレンジ | サイドに |
| ティラミス | ベトナムコーヒーを使った独自版 | デザートに必須 |
2フロア構成で使い分けできる
1階はオープンキッチンのカウンター席。シェフの手元が見える「劇場型」の食体験ができる。2階はワインとスピリッツを楽しむ親密なダイニング空間で、記念日やデートに向く。
SNSでの反応
- 「ウツボをパスタにするって発想がなかった。食感がイカとも魚とも違う」(Instagramフードレビュー)
- 「ZAO Shrimpのかき氷とエビの組み合わせ、最初は抵抗あったけど一口で納得」(Facebookグループ Dining Review)
- 「ティラミスにベトナムコーヒー使ってるの天才。ここだけのために二区から通う」(Google口コミ)
日本人旅行者へのガイド
ホアンキエム湖から徒歩10分圏内のロケーションで、フェアモント・ハノイからも近い。予約はInstagram @zao.eatery のDMが確実。
TasteAtlasのベトナム麺ランキングに載るような伝統料理とは対極のアプローチだが、ベトナム食材への深いリスペクトは共通している。Moca Diningが閉店した今、ハノイの次世代ダイニングとしてZAOは筆頭候補だ。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 住所 | 4 Ngo Hue, Pham Dinh Ho, Hai Ba Trung, Hanoi |
| 営業時間 | 18:00~23:00(毎日) |
| 予算 | 2人で約150万~250万VND(約8,800~14,700円) |
| 予約方法 | Instagram @zao.eatery DM / Facebook @zao.eatery |
| アクセス | ホアンキエム湖から徒歩約10分 |
| シェフ | Cuong(フレンチファインダイニング出身) |
ハノイ飲食シーンの「モダンベトナム」潮流
ZAOの登場は、ハノイの飲食シーンが「安くて旨い」だけでない方向へ動き出したことを示す。フレンチの技法でベトナム沿岸部の食材を再解釈する試みは、ホーチミン市では先行していたが、ハノイではまだ珍しい。同じタイミングで受賞したWorkshop14と合わせて、ハノイの夜が確実に変わり始めている。
まとめ:1階カウンターで「ファンダイニング」を体験せよ
ファインダイニングの緊張感は不要。Tシャツにサンダルで来て、カウンター越しにCuongの手元を眺めながらウツボのフェットチーネを食べる。それがZAOの正しい使い方だ。ハノイ旧市街の夕食候補に入れておいて損はない。
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