Yakishime(ヤキシメ)

メコンデルタ最大の都市カントーは、観光地としては「水上マーケット」「川下りツアー」のイメージが強く、ホーチミンやハノイのような洗練されたカフェシーンとは縁遠い場所と思われがちです。しかしここ数年、カントーにも新世代カフェが次々と登場しており、その中でも特に注目を集めているのがYakishime(ヤキシメ)です。

目次

カントーの和風抹茶専門カフェ

Yakishimeは、日本の侘び寂び(Wabi-Sabi)を体現する和風抹茶カフェ。陶芸の「焼き締め(やきしめ)」に通じる飾り気のない美学が、空間と一杯のお茶に貫かれています。店名は日本語をそのままアルファベット表記したもので、和の文化への深い敬意を感じさせます。

カントー市内の若い世代やSNS世代に向けた新しいカフェ体験として、急速に人気を集めています。観光客にとっても、メコンデルタ観光の中で異色の体験ができるスポットです。

侘び寂び美学の店内設計

店内は黒を基調とした深いトーンと、温かみのある間接照明が主役。装飾を削ぎ落としたミニマルな空間が、訪れた人を静寂に包みます。日中は写真映えする光が差し込み、夜はキャンドルのような暖色が浮かび上がる、時間帯で表情を変える内装が特徴です。

陶器の質感、無垢の木材、和紙の柔らかな光、漆塗りのアクセント。要素ごとに「侘び寂び」を意識した素材選びで、ベトナムにいながら日本の禅文化を体感できる稀有な空間が生まれています。

抹茶&緑茶専門メニュー

看板は抹茶と緑茶のラインナップ。抹茶ファン向けに、点て立ての一服から抹茶ラテ、抹茶を使ったスイーツまで幅広く揃います。コーヒーも提供されますが、メインは「茶」に振り切った専門カフェとして位置づけられています。

提供される抹茶はメニュー上で「Matcha space」と表現され、複数の楽しみ方ができるよう工夫されています。和菓子に着想を得たスイーツも充実しており、抹茶との相性を意識した組み合わせが魅力です。

メコンデルタで日本の静けさを体験

メコンデルタの活気ある中心都市にあって、Yakishimeは別世界のような静謐さを提供。カントー観光の合間に、日本の禅的な空気で一息つきたい時の隠れ家として機能します。

カントーでの観光は、早朝のカイラン水上マーケット、運河沿いの果樹園散策など活発なアクティビティが中心。Yakishimeはその対極にある静寂の時間を提供し、観光と組み合わせることでメリハリのある旅程を作れます。

カントー新世代カフェの代表格

カントーは長らく地方都市としてカフェ文化の発展が遅れていましたが、2020年代に入って Cong Ca Phe や Highlands Coffee などの全国チェーンが進出。さらに Yakishime のような独立系特化カフェも登場し、新世代のカフェシーンが生まれています。

ベトナム南部の地方都市で「日本の侘び寂び」をテーマにした特化カフェは極めて珍しく、メコンデルタ観光の文脈でも特筆すべき存在です。

店舗情報

  • 住所:57 Nguyễn Cư Trinh, Cần Thơ
  • 営業時間:8:00 – 22:00(毎日)
  • Instagram:@yakishime_ct
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この記事を書いた人

ベトナム・ホーチミン在住3年目|旅行で来るだけでは知ることができない、現地にいるからこそわかるローカル情報を中心に発信していければと思いベトナム旅行の専門情報サイトを立ち上げました。

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