【2026年最新】コーヒー生産量ランキング|世界トップ10とコーヒーのトレンド

コーヒー豆

USDAが出している最新のコーヒー生産量ランキングのデータによると、ブラジルが世界シェア30.8%で1位、ベトナムはシェア17.7%で2位となっています。

毎日25億杯以上が飲まれるコーヒーは、世界70カ国以上で栽培される巨大産業です。

原油に次ぐ国際取引規模を誇る農産物で、私たちの生活だけでなく、経済・文化・環境と多岐にわたり影響を与えています。

この記事では、コーヒーの生産量世界トップ10と各国の特徴を解説していきます。

目次

【最新】コーヒー生産量ランキング トップ10一覧

USDA(米国農務省)が出している、コーヒー生産量予測値をまとめています。このデータは「2025年に収穫が始まり、2026年にかけて流通・消費されるコーヒーの量」を表しています。

上位3カ国で世界生産量の約60%を占めており、ベトナムはコーヒー生産量世界第2位を誇っています。

引用:Production – Coffee USDA

コーヒー生産量 2025/26年度(Marketing Year / 貿易年度)

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順位生産国世界のコーヒー生産量の割合総生産量(2025/2026年、60kg袋)
1位ブラジル35%6,300万
2位ベトナム17%3,080万
3位コロンビア8%1,380万
4位インドネシア7%1,245万
5位エチオピア5%1,156万
6位ウガンダ4%688万
7位インド3%605万
8位ホンジュラス3%580万
9位ペルー2%420万
10位メキシコ2%390万

第1位 ブラジル(6,300万袋/60kg袋・35%)

歴史

  • 広大な土地を活かした大規模農園により、世界最大のコーヒー生産国へと成長
  • 機械化が進んでおり、安定した大量生産ができる体制が整っている

製法・味

  • 主にアラビカ種が生産されている
  • コーヒーチェリーを天日干しする「ナチュラル製法」が多く使われている
  • 酸味と甘みのバランスが良く、まろやかなコクが特徴
  • ナッツやチョコレートのような風味を感じやすい

第2位 ベトナム(3,080万袋/60kg袋・17%)

歴史

  • 1990年代から国家戦略としてコーヒー生産を急拡大
  • 30年足らずで世界第2位のコーヒー生産国へと成長
  • 現在はロブスタ種の最大生産国として、インスタントコーヒーや加工用飲料にも欠かせない存在

製法・味

  • 主にロブスタ種が生産されている
  • 香りが力強く、濃厚な味わいを楽しめる
  • アラビカ種に比べてカフェイン含有量が高い

第3位 コロンビア(1,380万袋/60kg袋・世界シェア8%)

歴史

  • 18世紀頃、キリスト教の修道院にコーヒーの木が植えられたのが始まりといわれている
  • 1927年にはコロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)が設立され、品質を守る動きが広がっている

製法・味

  • やさしい酸味とコクが特徴で日本でも人気のコーヒー
  • 深煎りにも向いており、ブレンドコーヒーのベースとしても使われる

第4~6位 インドネシア・エチオピア・ウガンダ

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国名生産量
(60kg袋)
特徴
インドネシア1,245万マンデリンに代表されるように、アーシーで深いコクがある
エチオピア1,156万コーヒー発祥の地でイルガチェフェのブルーベリー系フレーバーが有名
ウガンダ688万アフリカ有数の産地でロブスタ・アラビカ両方を栽培

第7~10位 インド・ペルー・ホンジュラス・メキシコ

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国名生産量
(60kg袋)
特徴
インド605万高地での栽培、シェードグロウン(日陰栽培)によって飲みやすい味わいになる
ホンジュラス580万高品質なスペシャリティコーヒーの産地として近年注目されている
ペルー420万有機・フェアトレード認証農園が多い。マイルドで優しい味が多い
メキシコ390万酸味と甘みのバランスがとれた高品質

世界のコーヒー文化と消費トレンド

コーヒーは世界中で親しまれていますが、飲まれ方や楽しまれ方は国や時代によってさまざまです。

ここでは、世界のコーヒー文化と近年の消費トレンドを紹介します。

アジアのカフェ市場が急拡大

韓国・中国・ベトナム・インドネシア・タイなどアジアのカフェ市場は都市部を中心に急速に発展しています。

  • 中国:コーヒー店舗数がアメリカを抜いて世界第1位に
  • 韓国:国内のカフェ店舗数は10万店超え。スターバックスとメガMGCコーヒーが2強
  • ベトナム:ローカルカフェからチェーン店まで幅広いラインナップが強み
  • インドネシア:インスタントコーヒーの人気が根強いが、中間層でカフェ利用が拡大
  • タイ:都市部でカフェチェーンが拡大

ベトナムのカフェについては以下の記事を参考にしてください。

サードウェーブコーヒーの広がり

時代によってコーヒーの流行は違いがあります。

コーヒーのトレンドの移り変わり
  • ファーストウェーブ(第1の波)大量生産・大量消費の時代。日本に伝わった1960年代には缶コーヒーが誕生。
  • セカンドウェーブ(第2の波):スターバックスなどシアトル系コーヒーチェーンの台頭。深煎りりコーヒーがトレンド。
  • サードウェーブ(第3の波):産地・生産者・焙煎プロセスの透明性を重視する「トレーサビリティ」を重視。

サードウェーブでは、大量生産の時代に比べて、1杯1杯のコーヒーの「トレーサビリティ」が重視され、コーヒーの種子がどこから来てどこで生産・焙煎されているのかを大切にしています。

トレーサビリティの重要性を受けて、コーヒーショップが農園と直接契約する「ダイレクトトレード」が増えています。

健康志向とノンカフェイン需要

デカフェやオートミルクを使ったプラントベース・ラテなど、健康意識の高い消費者向けの商品が拡大しています。「毎日飲むもの」だからこそ、体への配慮を求める声が増えています。

コーヒー産業が直面する課題と持続可能な未来

コーヒー産業は今、気候変動や価格高騰、栽培地の減少など、大きな課題に直面しています。

その一方で、気候変動に強い品種への注目や、フェアトレード、アグロフォレストリーなど、持続可能なコーヒー生産を目指す取り組みも進んでいます。

ここでは、コーヒー産業の課題と未来への可能性を見ていきましょう。

コーヒー2050年問題とは

コーヒー2050年問題とは、気候変動の影響を受けて、将来的にコーヒーの収穫量が大幅に減少する問題を指します。生産者の貧困や消費者のコーヒー不足を招くことから喫緊(きっきん)の課題といえます。

朝日新聞SDGs ACTION!(2025年4月15日)

気温上昇や降水量の変化により、2050年までにコーヒーの適作地域が半減するという予測があります。

この数年は気候変動に伴い、生産量が安定せず、コーヒーの価格高騰が続いています。

ベトナムでは、2023年の干ばつや気温上昇によりコーヒーの不作が続き、コーヒーの価格が上昇しました。

ロブスタ種の評価の見直し

ロブスタ種はアラビカ種に比べ高温に強く、気候変動への適応力があります。

これまでは、インスタントや加工用として活用されてきましたが、今後の世界的なコーヒー需要を支える品種として、評価が見直されつつあります。

また、生産量が極めて少ないベトナム産のリベリカ種、エクセルサ種といった新たな品種も注目されています。

これらは干ばつにも強く低地でも育つためサステナブルなコーヒーとしてコーヒーの将来を支える一助として期待されています。

フェアトレードと小規模農家支援

生産国の多くでは小規模農家が生産を担っています。価格変動や流通構造の不安定さが大きな課題です。

安いコーヒーを大量に消費する時代と比べて、フェアトレードやレインフォレスト・アライアンス認証を通じた「持続的な生産」への支援が拡大しています。

アグロフォレストリーと環境保全

持続可能なコーヒー栽培として推奨されているのが、アグロフォレストリー(森林農法)やシェードツリーを活用した方法です。

用語解説

アグロフォレストリー:木や作物、家畜を同じ土地で共存させ、自然の力を活かして生産する農法

シェードツリー:コーヒーの木を直射日光から守るため、日傘のような役割をさせるために植えている木のこと

日陰を作るシェードツリーの下で、農作物であるコーヒーノキを育てることから、森林保護をしながらコーヒー栽培を継続できるというメリットがあります。

また、コーヒーだけでなくシェードツリーで新たな農産物を育てることができるため生産の効率化にもつながります。

短期的な生産より「環境保護」と「生産効率」を組み合わせた栽培方法が今後も注目されるでしょう。

まとめ|コーヒー生産量ランキング2026年版の要点

コーヒー生産量ランキングの要点をまとめます。

  • 1位はブラジル(3,405,267トン・世界シェア30.8%)で圧倒的首位
  • 1・2位(ブラジル+ベトナム)だけで世界の約52%を生産
  • 上位10カ国で約86%を占める。

コーヒーは、ブラジルやベトナムを中心とする一部の国に生産が集中している一方で、インドネシアやエチオピア、コロンビアなど、国ごとに異なる歴史や味わいを持っています。

また大量生産の時代とは代わり、環境の変化に対応するためにサステナブルな取り組みが求められています。

よくある質問

Q. なぜブラジルがコーヒー生産量1位なの?

ブラジルは広大な平地と温暖な気候、大規模農園と機械化を組み合わせた生産体制が強みです。1800年代から200年以上かけて技術と規模を積み上げてきた歴史が、現在の圧倒的なシェアを支えています。

コロンビアやエチオピアと比べると、「品質より量」に振り切った戦略が功を奏した形です。

Q. 日本のコーヒー消費量はどのくらい?

日本は世界第4位のコーヒー輸入国で、年間約40万トンを輸入しています。1人当たりの年間消費量は約300杯以上で、コンビニコーヒーの普及でさらに増加傾向にあります。輸入元はブラジル・ベトナム・コロンビアが上位を占めています。

Q. ベトナムコーヒーとブラジルコーヒーの違いは?

ベトナムは主にロブスタ種で、苦味が強くカフェインが多いのが特徴です。

ブラジルはアラビカ種が中心で、酸味と甘みのバランスが良く飲みやすい味わいです。用途としては、ベトナム産はインスタント・エスプレッソ向け、ブラジル産はドリップ向けが多いです。

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この記事を書いた人

ハノイ在住3年目。ガイドブックには載っていない、もちろんAIも知らない、現地在住だからこそのリアルな情報をお届け。常に美味しいベトナムコーヒーを求めてハノイの街をさまよっています。

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