ダラット

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ベトナムの街並み

ダラットはベトナム中部高原、標高約1,500mに広がる花と避暑の町。年間を通して涼しく、フランス植民地期の別荘建築、湖、花畑、滝が点在する。映えるカフェやイチゴ農園も多く、高原リゾートとして人気を集める。このページでは街の全体像から回り方、定番スポット、モデルコース、グルメ、お土産、最新トピックまでをまとめ、カフェ・ニュース・お土産の個別記事へ案内する。

位置中部高原ラムドン省
標高約1,500m
ベスト時期12〜3月
目安日数2日
言語ベトナム語(観光地では英語も通用)
通貨ベトナムドン(VND)
日本との時差-2時間
目次

ダラットはどんな街か

ダラットはラムドン省の省都で、標高約1,500mに位置する高原都市。年間平均気温18〜22℃と一年中涼しく、フランス植民地時代から「東洋のパリ」と呼ばれる避暑地です。ベトナム最大のアラビカコーヒー産地としても知られ、市内・郊外には個性的なコーヒーロースタリーが点在。クレイジーハウスやザムリン湖など独創的な観光資源も豊富で、ベトナム人の新婚旅行先No.1の街でもあります。 ダラットの街並みはフランス植民地時代の山荘建築が点在し、ヨーロッパの避暑地そのもの。ザムリン湖を中心に、ハン市場、ダラット駅(仏建築の保存駅舎)、フランス・ベトナム文化の交わるロマンチックな雰囲気が街の魅力です。郊外には1,500haを超える大規模な花卉農園、コーヒー農園、温室イチゴ農園が広がり、ベトナム最大の高原農業地帯。週末はホーチミンからの新婚旅行客やカップルで賑わい、湖畔の馬車・スワンボートが象徴的な観光体験となっています。

ダラットへのアクセスと回り方

日本からの直行便はなくホーチミンまたはハノイ経由。ホーチミンからリンドゥオン国際空港まで国内線で1時間。空港から市街までタクシーで30分。ホーチミンから夜行寝台バスで6〜8時間という選択肢もあり。

中心はスアンフーン湖とダラット市場まわり。湖畔を散歩し、市場で高原野菜やイチゴを味わうのが定番。郊外には花畑、滝、農園、フランス建築の駅舎が点在し、バイクや車で巡る。

ダラットの定番観光スポット

代表的なスポットを早見表にまとめた。動線を組むときの目安に使ってほしい。

スポットメモ
クレイジーハウス(ハン・ガ・ベトハウス)童話のような有機建築
スアンフーン湖(春香湖)中心部の人造湖
リンフック寺ガラス陶片の極彩色寺院
ダタンラ滝コースターで下る滝
プレン滝郊外の幅広い滝
花畑(マイアン花園など)高原の大規模花園
ダラット旧駅レトロな保存駅舎

クレイジーハウス(ハン・ガ・ベトハウス)

建築家ダン・ヴィエト・ガが1990年に建て始めた、直角をほとんど持たない有機的な建物です。木の幹や洞窟、キノコ、クモの巣をかたどった通路や階段が複雑に絡み合い、屋上のテラスや吊り橋からは松林とダラットの街並みが見渡せます。自然との共生をテーマにした作りで、迷路のような内部を歩くこと自体が見どころです。中心部から車で5〜10分ほど、混雑を避けるなら開門直後の午前が動きやすい時間帯です。

スアンフーン湖(春香湖)

市の中心にある三日月形の人造湖で、湖畔の遊歩道は散歩やジョギングの定番コースです。アヒル型のスワンボートに乗れば、松林と街並みを水上から眺められます。湖を一周すると数キロあり、歩くと時間がかかるため目的を絞って楽しむのがおすすめです。朝霧がかかる早朝と、空が色づく夕方が写真映えする時間帯です。

リンフック寺

1949年に着工し1953年に完成した寺院で、壁や柱、欄干が陶器やガラス瓶の破片で覆われ、別名「ボトル寺」とも呼ばれます。最大の見どころは廃ビール瓶などを使って造られた全長49メートルの巨大な龍の彫刻で、その精緻さは圧巻です。高い鐘楼や巨大な仏像など複数の見ごたえある構造物が境内に点在します。中心部から東へ車で15〜20分ほど、敷地が広いので歩きやすい靴で訪れると安心です。

ダタンラ滝

プレン峠沿い、中心部から約5キロの松林に抱かれた七段の滝です。最大の魅力は自分で速度を操作できるアルペンコースターで、約1キロのレールを滑り降りながら森を抜けて滝へ向かえます。徒歩で階段を下りて滝を間近に見ることもできます。コースターは人気が高く、待ち時間を避けるなら午前の早い時間が動きやすいです。

プレン滝

市の南側、ダタンラ滝から数キロの場所にある幅の広い滝で、滝の裏側に回り込んで眺められる遊歩道があります。周囲は公園として整備され、緑の中をゆっくり散策できます。ダタンラ滝と近いため、滝めぐりとして両方を組み合わせると効率的です。雨期は水量が増して迫力が増すので、季節によって表情が変わります。

花畑(マイアン花園など)

涼しい高原気候を生かしたダラットでは、バラやあじさいなどを集めた大規模な花園が点在し、温室を含む広い敷地でさまざまな花を一度に楽しめます。色とりどりの花畑は写真スポットとして人気です。広いので園内マップを確認してから歩くと回りやすくなります。花の見ごろは品種によって異なるため、訪問前に見頃の情報を調べておくと満足度が上がります。

ダラット旧駅

アール・デコ調の三角屋根が特徴的な、ベトナムでも古い鉄道駅の一つで、レトロな駅舎自体が写真スポットになっています。構内には保存された旧型の車両があり、近郊のチャイマット方面へ短い観光列車が運行されています。中心部から近く、街歩きの合間に立ち寄りやすい場所です。列車の運行時間は限られるため、乗車を考えるなら事前に時刻を確認しておくと安心です。

ダラットのモデルコース

1日目:午前に中心部のスアンフーン湖を散策し、スワンボートで湖上から街並みを眺めます。続いてクレイジーハウスの迷路のような建築を歩き、昼はバインミー・シウマイで温まります。午後はダラット旧駅でレトロな駅舎と保存車両を見学し、眺めの良いカフェでアラビカコーヒーを一服。夜は夜市でバインチャンヌンを味わいます。

2日目:午前は中心部から車で15〜20分のリンフック寺で、ガラス陶片に覆われた極彩色の堂宇と全長49メートルの龍を見学します。その後プレン峠方面へ向かい、ダタンラ滝でアルペンコースターを楽しみ、近接するプレン滝とあわせて滝めぐりを満喫。午後は大規模な花畑で花を眺めつつ、郊外の農園でイチゴ狩りや土産選びを楽しんで締めくくります。

ダラットのグルメ・名物

ダラットで味わいたい郷土の味を表にまとめた。

料理特徴
バインミー・サオサオ(バインミー・シウマイ)ダラットの朝の定番で、トマトソースを使わないこの地ならではの肉団子をスープごと味わい、バゲットを浸して食べるスタイルです。街角の屋台や食堂で広く親しまれ、温かいスープが高原の冷えた朝に染みます。
バインチャンヌン(焼きライスペーパー)ダラット発祥とされる屋台スナックで、ライスペーパーに卵やネギ、干しエビなどをのせて炭火で焼き上げます。「ベトナム風ピザ」とも呼ばれ、夜市で焼きたてを頬張るのが定番の楽しみ方です。
アラビカコーヒー高原の冷涼な気候を生かしたアラビカ種の産地として知られ、市内には眺めの良いカフェが点在します。淹れたての一杯を松林の景色とともに味わうのがダラットらしい過ごし方です。
高原野菜涼しい気候を生かして育てられる新鮮な葉物野菜やアーティチョークなどが名産で、市場や食堂で旬の味を楽しめます。鍋料理やスープに使われることも多く、土地の食卓を支える存在です。
イチゴ寒暖差の大きい気候と肥沃な土壌に恵まれ、ベトナム随一のイチゴ産地として知られます。郊外の農園では摘み取り体験ができ、ジャムやドライフルーツなどの加工品も土産に人気です。

ダラットのカフェ

ダラットで立ち寄りたいカフェを表にまとめた(店名から個別ページへ)。

店名ジャンル特徴
MIYAEN(ミヤエン)抹茶バオロック産ベトナム抹茶を使った抹茶ラテが看板メニュー
Phê La(フェラ)お茶ダラット産オーロン茶ミルクティーが定番の看板
Trung Nguyên Legend(チュングエン・レジェンド)コーヒーウィーゼルコーヒーとG7ブレンドが看板の名物
Là Việt Coffee(ラ・ヴィエットコーヒー)コーヒーダラット産アラビカ豆のプアオーバー抽出が看板
Starbucks Vietnam(スターバックス・ベトナム)コーヒーベトナム限定のフィンココナッツラテが定番です

ダラットで買いたいお土産

ベトナムらしいお土産を品目別にまとめた(品目名から個別ページへ)。

品目ジャンルメモ
ベトナムコーヒー豆食品高原はアラビカやイチゴ・花の産地。市場や農園直売で
ベトナムチョコレート食品市場・スーパー・空港で購入できる
カシューナッツ食品市場・スーパー・空港で購入できる
ベトナム胡椒食品市場・スーパー・空港で購入できる
カゴバッグ雑貨市場・スーパー・空港で購入できる

ダラットの最新トピック

現地の最新の話題は個別記事で深掘りしている。ダラットに「リアル・マリオカート」、ブレーキだけで坂を下る重力カートが大バズハノイ西湖が蓮で染まる6月 アオザイ撮影が映える早朝の絶景ダラットの巨大迷路バー「100 Roof Bar」、はしごと穴をくぐる絶景酒場ハノイ西湖の「サントリーニ・ヴァイブス・カフェ」──白×青のギリシャ離島を再現した映えスポットダラットの二毛作カフェ「YAM – ChiangMai」──昼はカフェ、夜はタイ料理レストランに変身サイゴン川の向こう側「タオディエン」──ブティックとカフェが集まる、もう一つのサイゴン、などをチェックしたい。

ベストシーズン・予算・旅の準備

ベストシーズンは乾季の12〜3月。涼しく晴天が多い。雨季の5〜10月は降水量が多いが、雨は短時間。年間を通じて朝晩は冷え込むため上着必須。

予算1日500〜1,200円。年間を通じて朝晩は15℃前後まで下がるため長袖必須。乾季の12〜3月は晴天続きで観光しやすいが、夜は10℃を切る日もあるため上着推奨。La Viet Coffee や Là Việt Roastery のスペシャルティ専門店は1杯500〜800円とハノイ・HCMより割安で、コーヒー好きには天国。ホーチミンから夜行寝台バス(Sleeping Bus)で約7時間、座席フラットになる豪華バス(Giường nằm)が500,000ドン前後(約3,000円)と人気。

知っておきたい注意点

高原のため朝晩は冷え込み、上着が必要。坂道が多いので歩きやすい靴を。郊外の農園や滝は公共交通が乏しく、バイクや車のチャーターが現実的。雨季(5〜10月)は午後に雨が降りやすい。

地図で見るダラット

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この記事を書いた人

ベトナム・ホーチミン在住3年目|旅行で来るだけでは知ることができない、現地にいるからこそわかるローカル情報を中心に発信していければと思いベトナム旅行の専門情報サイトを立ち上げました。

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