回転寿司チェーン「はま寿司」が2026年7月30日、ホーチミン市タンソンニー坊のイオンモール タンフーセラドンにベトナム1号店を開いた。専門紙NNAは「東南アジア2カ国目」と報じており、2025年11月にバンコクで開いたタイに続く進出になる。1皿1〜2貫で約20,000〜45,000ドンという手頃な価格で、在住日本人や現地の家族連れに、日本式の回転寿司を身近な値段で楽しめる選択肢が加わった。
イオンモール タンフーセラドンに開業、タイに続く東南アジア2カ国目
店舗が入るのは、ホーチミン市タンソンニー坊(旧タンフー区)のイオンモール タンフーセラドン。2014年に開業したイオンのベトナム1号モールで、2019年には売り場面積を約2倍に増床している。はま寿司は日本発の回転寿司チェーンで、海外ではこれまでに香港・台湾・中国・タイへ展開してきた。今回のホーチミン店は、2025年11月にバンコクで開いたタイ1号店に続く東南アジア2カ国目の出店にあたり、タイでは1号店から半年ほどで4店舗規模まで広げている。
日系外食チェーンのベトナム進出は、デリバリー分野の競争激化とも並行して続いている。中国Meituanの参入で市場が動く局面で日系チェーンに何が起きるかは別稿でまとめたが、はま寿司の実店舗出店はその実例の一つになる。
1皿20,000〜45,000ドン、営業時間とアクセスの実務メモ
価格は1皿1〜2貫で約20,000〜45,000ドン。1円あたり約170ドンの概算で置き換えると、およそ120〜260円にあたる(為替は変動するため目安)。営業時間は平日が10:00〜22:00、土日祝が9:00〜22:00で、モールの営業に合わせて朝から夜まで利用できる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店舗 | はま寿司 ベトナム1号店 |
| 場所 | イオンモール タンフーセラドン(ホーチミン市タンソンニー坊) |
| 開業日 | 2026年7月30日 |
| 価格の目安 | 1皿1〜2貫で約20,000〜45,000ドン(概算で約120〜260円/1円≒170ドン) |
| 営業時間 | 平日10:00〜22:00/土日祝9:00〜22:00 |
回転寿司チェーンの多くはタッチパネルや専用端末で注文する仕組みで、ベトナム語や英語に不慣れでも指先で頼めるため、家族連れでも使いやすい。タンソンニー坊のイオンモールは市中心部(1区)からやや距離があるため、旅行で立ち寄るなら買い物や映画とセットで動くと回りやすい。開業直後は混雑が見込まれるので、平日の昼など時間帯をずらすと入りやすい。
開業2日目の店内——19時で40組待ち
開業から2日目の夜、実際に足を運んだ。19時に着いた時点で受付は40組待ち。店内は満席で、モールの通路まで人が並んでいた。開業直後の夜のピークは、待ち時間をかなり見ておいたほうがいい。

醤油は5種類、卓上で使い分ける
卓上には醤油が5本並ぶ。だし醤油(特製)、ゆずぽんず(四国風)、さしみ醤油(九州風)、昆布醤油(北海道)、甘口醤油(関西)の5種類で、ネタによって選べる。粉末茶も備えつけられている。

注文はタッチパネル、日本語表示に切り替えられる
注文は卓上のタブレットから。おすすめ/にぎり/軍艦・巻類/麺類・味噌汁/サイドメニュー/デザート・ドリンクとタブが分かれていて、写真を見ながら選べる。画面下部で言語を切り替えられ、日本語表示にもできるので、ベトナム語が読めなくても困らない。
価格は税抜表示。実際の画面では生サーモンが20,000ドン、えびが25,000ドン、炙りえびチーズマヨとえびマヨアボカドが35,000ドンだった。

ネタの質と品揃え
ネタは日本の店舗と遜色ない品質で、店内の清潔感もあった。生エビは身が大きく、食べ応えがある。軍艦・巻類のタブには納豆軍艦のような日本の定番も揃っていて、品揃えの幅は日本の店に近い。生ビールもあるので、つまみながら飲む使い方もできる。
ベトナムのチェーン系・低価格帯の寿司という枠で見れば、いま最上位に入る内容だと感じた。



