ホーチミン市1区、歩行者天国からすぐの古いアパートメント6階に、手打ちパスタ専門店Moa Moa Pasta Clubがオープンした。エントランスを入るとガラス張りのパスタ・ラボラトリーが目に飛び込み、シェフが生地をこね、切り、成形する全工程を見ることができる。
ガラス張りの製麺工房が店の顔
Moa Moa最大の特徴は、店内に設けられたオープンな製麺スペースだ。すべてのパスタが機械を使わず手作業で仕上げられ、シェフが生地の弾力や食感を指先で確認しながら形にしていく。ラビオリやファルファッレの型を模した木製テーブルのインレイなど、パスタへのこだわりはインテリアにまで及ぶ。
内装はホーチミンのデザインスタジオThe Lab Saigon(Tess Ngo、Hung Le)が手がけた。深いブルーからクリーム色へと変化するモザイクタイルの床は、パスタ作りで粉が広がる作業台をイメージしている。古い建物の直線的な構造に、曲線を取り入れたカスタム家具を組み合わせ、温かみのある空間を作り出した。
注目メニュー
自家製スパゲッティにトマトソース、オリーブオイル、ガーリック、バジルを合わせたシンプルな一皿が看板メニュー。半球状のブッラータチーズが温かいパスタの上で溶けていく演出が、SNSでも話題を呼んでいる。食事前に提供されるホットハニー・ホイップバターは、温かいパンと合わせて軽いスパイス感を楽しめるスターター。
| メニュー | 特徴 |
|---|---|
| 自家製スパゲッティ+ブッラータ | 手打ち麺にトマトソース、半球ブッラータが溶ける演出 |
| ホットハニー・ホイップバター | 温かいパンに合わせるスパイシーバター |
| 手打ちパスタ各種 | 日替わりで形状・ソースが変わる |
SNS・メディアの反応
Epicure Vietnamが特集記事で取り上げ、「静かな温もりのあるテーブル」と表現した。デザイン専門メディアDesignboomも、The Lab Saigonの内装デザインを詳細に紹介。Instagramでは@moamoa.sgnのアカウントにパスタ製作の動画がアップされ、TikTokでもcafehoppersaigonなどのフードインフルエンサーが訪問レビューを投稿している。
日本人旅行者への実用ガイド
場所は1区Ngo Duc Ke通り40Eの6階。歩行者天国のNguyen Hue通りから徒歩圏内で、観光ついでに立ち寄りやすい。古いアパートメントビルの上階にあるため、初回は入口を見つけにくいかもしれないが、エレベーターで6階まで上がればよい。ホーチミン1区の古アパートにはカフェや小さな店舗が集まる「アパートメントモール」文化があり、Moa Moaもその一つだ。営業は夕方17時から23時30分まで。
関連記事: ミクソロジストPham Hong Toan復帰「Oculus」
ホーチミンのイタリアン新潮流
ホーチミンのイタリアンレストランは以前からピッツァ中心だったが、ここ数年は手打ちパスタや自然派ワインに特化した小規模店が増えている。Moa Moa Pasta Clubのようなパスタ工房型のスタイルは、シェフの技術を可視化する「劇場型ダイニング」のトレンドとも重なる。古いアパートメントの一室を改装するホーチミン独自の出店形態も、東南アジアの飲食業界で注目を集めている。
関連記事: ダラット「The Wilder-nest」TikTokで話題のカフェ | ハノイ「Workshop14」Asia’s 50 Best Bars受賞
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 店名 | Moa Moa Pasta Club |
| 住所 | 6F, 40E Ngo Duc Ke, Ben Nghe Ward, District 1, HCMC |
| 営業時間 | 17:00〜23:30 |
| 電話 | +84 888 154 866 |
| メール | business@moamoapastaclub.com |
| @moamoa.sgn | |
| 内装デザイン | The Lab Saigon(Tess Ngo & Hung Le) |
まとめ
古いアパートの6階という立地と、ガラス張りの製麺工房。Moa Moa Pasta Clubはホーチミンの「隠れ家グルメ」文化を体現する店だ。歩行者天国からの散歩ルートに加えてみてほしい。
出典:
