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ハノイ郊外100ha桃畑跡が『凧揚げメッカ』化──Hanoikiteteam牽引で毎夕数百人集結

ハノイ西郊のHà Đông区Văn Khê坊・Kiến Hưng坊にまたがる旧桃畑跡100ヘクタール超が、2026年4月時点で毎夕「凧揚げメッカ」に化けている。Hanoikiteteam(ハノイ巨大凧クラブ)を率いるNguyễn Đức Cường氏(39歳)が牽引役で、輸入大型凧は400万〜数千万ドン、午後5時半を過ぎると数百人が集まる新しい都市型アクティビティとして定着し始めた。

起点ニュースの詳細

VnExpressが2026年4月24日朝に報じたところによると、Hà Đông区Văn Khê坊と隣接するKiến Hưng坊の境にある旧桃栽培地100ha以上が、ここ2週間ほど凧揚げ愛好家の集結地となっている。中心人物はHanoikiteteamリーダーのNguyễn Đức Cường氏(39歳)。2021年から大型エアロダイナミック凧の操縦を始め、現在は週2回、Hà Đông区とLong Biên区の2拠点で飛行を行うクラブを運営する。

Cường氏は安全管理についてこう語っている。

「我々は安全基準を守り、凧の下への立ち入りを禁止し、危険を防いでいます」

子ども連れの来場者向けにはナイロン製の小型凧を無料で配布しており、観覧者の裾野を広げている。海外輸入の大型凧は1個あたり400万〜800万ドン、ハイエンドの機体になると数千万ドン(数十万円〜百万円超)に達する。

背景・全容──桃畑跡100haという稀有な空間

Hà Đông区Văn Khê坊・Kiến Hưng坊の桃畑跡は、開発計画の合間にできた100ha規模の遊休地だ。建物がなく障害物の少ない地形が、長さ16〜30m・翼幅15mに達する大型凧の操縦に適しており、ハノイ中心部から30〜40分の距離にあるため平日夕方でも集まりやすい。Hanoikiteteamは2021年の発足以来、ハノイの空地を求めて拠点を移してきたが、桃畑跡は現状もっとも条件が揃ったロケーションとして定着しつつある。

大型凧はカイトサーフィン由来のエアロダイナミック構造で、3〜5人の人員が交代でロープを抑えながら操縦する必要がある。風速・風向の判断ミスは事故につながるため、Cường氏は凧の真下に観客を入れない安全運用を徹底している。

データテーブル──凧の規格と費用

項目内容
所在地ハノイHà Đông区Văn Khê坊/Kiến Hưng坊
面積桃畑跡 100ha以上
主導クラブHanoikiteteam(リーダー:Nguyễn Đức Cường氏/39歳)
クラブ発足2021年
飛行頻度週2回(Hà Đông区/Long Biên区)
大型凧サイズ長さ16〜30m/翼幅15m
必要操縦人員3〜5人
大型凧の輸入価格400万〜800万ドン(約24,000〜48,000円)
ハイエンド機体数千万ドン(約60万円〜100万円超)
子ども向け凧ナイロン製・無料配布
ピーク時間17:30以降〜日没前
集客規模毎日数百人

※円換算は2026年4月時点の参考値(1ドン=約0.006円)。

現地の反応

  • Hanoikiteteam リーダー Nguyễn Đức Cường氏:「凧の下への立ち入りを禁止し危険を防ぐ」と運営方針を強調。輸入機体の管理と無料の子ども用凧配布を両輪で進めている。
  • 地元住民:「夕方になると車が並び、家族連れと若者で空地が埋まる。10年前は桃を見に来た人ばかりだったのに、いまは凧を見上げる人ばかり」と変化に驚きの声。
  • 初訪問者:「16mの凧が頭上で旋回する迫力は写真では伝わらない。SNSでバズるのも納得した」と感想を残し、現地ではクラブ会員以外も観覧と撮影に訪れている。

日本人観光客への影響

ハノイ滞在中の日本人旅行者にとって、桃畑跡の凧揚げメッカは「夕方の時間帯に空くアクティビティの選択肢」として有力だ。中心部Hoàn Kiếm(ホアンキエム)区から車で30〜40分、料金不要・予約不要・時間制約なしで巨大な凧を見上げられる。日没前後の写真映えが強く、ベトナム旅行のSNS発信ネタを探す層との相性が良い。注意点は、凧の真下に近づかず、Cường氏が示すラインの外側で観覧することだ。

カフェ撮影系の流行と並ぶハノイの新トレンドとして、ハノイのカフェシーン進化と合わせると都市の表情の幅が見える。コーヒー文化と組み合わせるならハノイのスペシャルティコーヒー革命も併読を勧めたい。

観光業界への波及

ハノイ郊外の遊休地が「コンテンツのあるオープンスペース」へ転換していく流れは、ハノイ市の観光プロモーションでも注目される動きだ。タコ・ピザなどの大型フードフェスや、巨大凧クラブのような市民主導の集会型コンテンツが、外国人客の都市滞在時間を伸ばす役割を担い始めている。ベトナム・タコ・フェスト2026(西湖エリア)韓国文化観光フェスティバル2026と並び、桃畑跡の凧揚げは「無料・週次・住民主体」の新カテゴリーとして観光ガイドにも組み込まれる可能性がある。

実用情報テーブル──訪問者向け

項目内容
所在ハノイHà Đông区Văn Khê坊/Kiến Hưng坊(旧桃畑跡)
中心部からのアクセスHoàn Kiếm区から車で30〜40分(約12km)
料金観覧無料/凧購入は別途
ベスト時間帯17:30〜日没(日中は風が弱く飛行少なめ)
持ち物動きやすい服装/日没後は防寒/子ども連れは虫除け
注意点凧の真下に立ち入らない/ロープに触れない
SNS発信のコツ逆光のシルエットで凧の翼幅を強調すると映える

まとめ

Hà Đông区の桃畑跡100haは、2026年4月のハノイで最も注目を集める新しい屋外スポットになりつつある。Hanoikiteteamの安全運用、子ども向け無料凧、毎夕の数百人規模の集まりが揃い、料金不要で都市生活者と観光客の双方を吸い寄せている。日本人旅行者にとっては、ハノイ訪問の夕方枠を埋める強力なオプションとして検討する価値が高い。

出典

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