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[ベトナム訪問で必須!]本場のベトナムコーヒーの楽しみ方|種類や特徴を徹底解説

2026 5/09
2025年9月4日2026年5月9日
ベトナムの国旗

ベトナムは世界有数のコーヒー生産国で、特にロブスタ種の生産では世界有数を誇ります。

本記事では、ベトナムコーヒーの特徴や種類、人気ブランド、お土産の選び方までを在住者の視点で解説します。

目次

ベトナムコーヒーとは?特徴と他国コーヒーとの違い

日本で一般的なコーヒーはアラビカ種を使ったすっきりとした風味が主流です。日本の大手カフェチェーンで出されるコーヒーの多くはアラビカ種を使用しています。

一方でベトナムコーヒーはロブスタ種ならではの力強い苦味とチョコレートのような濃厚な香りが特徴です。

最初はその独特な苦味に慣れないということもあるでしょう。

しかしベトナムコーヒーが発展してきた歴史や特徴を知ることで、その味わいがベトナム独自の風土や文化から生まれた魅力であることが理解できます。

ベトナムコーヒーの歴史|フランス統治時代から広がったコーヒー文化

ベトナムコーヒーは130年以上にわたり、植民地支配・戦争・経済開放という激動の現代史と歩みをともにしてきました。その歩みを年表で振り返ります。

年代主な出来事
1850年代フランス宣教師がアラビカ種をベトナムへ持ち込む
1880年代最初の商業用コーヒー農園を設立。中部高原での本格栽培が始まる
1975年南北統一。コーヒー産業が国営化される
1986年ドイモイ政策により市場経済化。生産量が一気に増える
2000年代世界第2位のコーヒー輸出国に躍進。国際的な評価が確立

■ 1850年代〜1900年代初頭:植民地支配とコーヒー栽培の始まり

当時ベトナムを支配していたフランスにより、コーヒーがもたらされました。1880年代に中部高原で最初の商業農園が設立され、ロブスタ種が現地の土壌と熱帯気候に見事に適応したことで栽培が急拡大します。

■ 1945〜1975年:戦争によるコーヒー産業の停滞

独立運動からベトナム戦争(〜1975年)にかけての長期的な戦争が、コーヒー農園に壊滅的な打撃を与えました。

1975年の戦争終結に伴い、コーヒー産業が国営化されます。

■ 1986年〜:ドイモイ政策がコーヒー大国への扉を開く

1986年に採択された「ドイモイ政策」で市場経済化が進み、農民は自由に作物を栽培・販売できるようになりました。

生産意欲の高まりとともに栽培面積・生産量は急拡大。2000年には世界有数のコーヒー輸出国に躍進し、現在に至るまでその地位を維持しています。

今日では国内外でスペシャルティコーヒーへの関心も高まり、ベトナムコーヒーの評価は新たな局面を迎えています。

ベトナムのコーヒー生産量と日本との関係

引用:Coffee: World Markets and Trade(2025/12)

米国農務省(USDA)によるとベトナムのコーヒー生産量は、世界有数を誇ります。

世界のコーヒー総生産量の約20%を占め、ロブスタ種に限れば生産量世界有数です。ベトナムとブラジルの2カ国だけで、世界全体の生産量の半分ほどを担っています。

日本においても、ベトナム産コーヒー豆の輸入量は年々増加しており、国別にみるとブラジルに続き第2位となっています。

私たちが日常的に飲んでいるインスタントコーヒーや缶コーヒーには、ベトナム産のロブスタ種が多く使われています。「ベトナムコーヒーを飲んだことがない」と思っている方でも、知らず知らずのうちに口にしているかもしれません。

ベトナムコーヒーの種類|ロブスタとアラビカの違い

コーヒー豆には大きく分けてアラビカ種とロブスタ種(カネフォラ種)の2種類があります。

ベトナムは全生産量の約90〜95%をロブスタ種が占める世界最大のロブスタ大国ですが、ここ数年はアラビカ種の栽培も増えており、スペシャルティコーヒーとしての評価も高まっています。

ロブスタとアラビカの違い(比較表)

項目ロブスタ種アラビカ種
種類ロブスタ種(カネフォラ種)アラビカ種
栽培適地(標高)低地(300〜800m)高地(900m以上)
味の特徴強い苦味・コク・土っぽさ芳醇な香り・程よい酸味・コク
カフェイン含有量約1.7〜4%(アラビカの約2倍)約0.8〜1.4%
病害虫への耐性強い比較的弱い(さび病など)
主な用途インスタントコーヒー・缶コーヒー・ブレンド用ドリップコーヒー・エスプレッソ・スペシャルティ
価格帯比較的安価やや高価

なぜベトナムはロブスタ大国なのか

ベトナムがロブスタ種の栽培に特化してきた背景には、主に気候・標高の2つの理由があります。

気候

ベトナムの中部高原は高温多湿な熱帯性気候で、標高の低いエリアが多く広がっています。アラビカ種は標高1,000m以上の冷涼な高地を好みますが、ロブスタ種は300〜800mの低地でも育ちます。ベトナムの気候・土壌条件はロブスタに最適でした。

生産効率

ロブスタ種は病害虫への耐性が高く、1本の木から収穫できる豆の量も多いため、安定した大量生産が可能です。

アラビカ種に比べて栽培コストが低く抑えられるため、国策としてロブスタの栽培に力を入れた結果、世界最大のロブスタ生産国となったのです。

ベトナムコーヒーの主な産地|バンメトート・ダラット・ソンラー

ベトナムのコーヒー生産地は中部高原地帯が中心で、産地によって栽培品種や味わいに特徴があります。

バンメトート(Buon Ma Thuot)|ロブスタ生産の中心地

ダクラク省バンメトートは、年間を通じて温暖で降水量が多く、火山性の肥沃な土壌に恵まれています。この環境がロブスタ種ならではの深いコクと強い苦味を育み、インスタントコーヒーやブレンド用原料として世界中に輸出されています。

TrungNguyen(チュングエン)をはじめとするベトナムを代表するコーヒーブランドも、バンメトートを拠点にしています。

コーヒー農園だけではなく、「チュングエンコーヒービレッジ」や「世界コーヒー博物館」など、コーヒーについて知識を深められる施設もあり、「ベトナムコーヒーの首都」ともよばれます。 

ダラット(Da Lat)|アラビカ種の銘醸地

ベトナムではロブスタ種がメインで生産されていますが、ラムドン省ダラットは、標高約1,500mに位置するベトナム有数のアラビカ種産地です。年間平均気温が約17〜18℃と涼しく、フランス植民地時代には避暑地として開発されました。

ダラット産のコーヒーの中でも特に有名なのが「La Viet」。ハノイやホーチミンといった大都市でも専門店があります。ロブスタ種独特の苦みが苦手という方はぜひお試しください。

ソンラー(Son La)|北部の新興産地

ソンラー省はベトナム北西部に位置する比較的新しいコーヒー産地です。ターイ族やフモン族などの少数民族が伝統農法を守りながらコーヒーを生産しており、アラビカ種の栽培が中心です。

ハノイやホーチミンの本格的なカフェではソンラー地域の豆を使ったコーヒーを味わうことができます。雑味のないすっきりとした味わいはベトナム滞在中にぜひ味わいたいものです。

ベトナムコーヒーが楽しめるおすすめカフェ

ベトナム旅行の際には、ぜひ現地のカフェでその場の雰囲気ごとコーヒーを楽しんでください。各都市でおすすめのカフェを紹介します。

ハノイのおすすめカフェ

首都のハノイでは歴史あるカフェから最近オープンしたおしゃれなカフェまで幅広いラインナップが楽しめます。

【2026年最新】ハノイのベトナムコーヒーが楽しめる厳選カフェガイド

ホーチミンのおすすめカフェ

ホーチミンはここ数年スペシャルティコーヒーの新興スポットとして世界的に注目を集めています。

ホーチミンの中心地には、ニューウェーブカフェと呼ばれる高品質なアラビカ種を使ったシングルオリジンコーヒーを提供するカフェが続々とオープンしており、ブラックで飲める爽やかな味わいを楽しむことができます。

ホーチミンで絶対行くべきベトナムコーヒーの名店ガイド2025

ダナンのおすすめカフェ

ビーチリゾートとして人気のダナンは、海沿いのオープンテラスカフェや、ミーケービーチを見渡せるロケーション抜群のカフェが点在しており、眺めを楽しみながらベトナムコーヒーを味わうことができます。

【2026年最新】ベトナムのリゾート地ダナンで在住者が勧めるカフェ11選

ベトナムコーヒーのお土産おすすめ

ベトナムコーヒーはインスタントから、本格的なコーヒー豆まで幅広い選択肢があります。渡す相手や用途に合わせて選びましょう。

コーヒー好き向け|ロースタリーのスペシャルティコーヒー

コーヒー通の方への贈り物には、ダラット産やソンラー産のアラビカ種のスペシャルティコーヒーが喜ばれます。

コーヒー専門店で購入する豆は、スーパーで購入できる市販品よりも香りが違います。アロマや豆の配合は、店によって異なるので、購入前に確認しておきましょう。

おすすめ購入場所

ハノイの旧市街にはコーヒーの専門店が軒を連ねています。来店客の8割が日本人というAnne’s Maisonは、アラビカ種やロブスタ種、ジャコウネココーヒー(コピ・ルアック)などベトナムを代表するコーヒー豆に出会えます。

特に香り高いアラビカ種やオリジナルブレンドの豆はお土産にぴったりです。

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  • ベトナムコーヒーの特徴とは?他のコーヒーと決定的に違うポイントを解説

この記事を書いた人

小島 怜のアバター 小島 怜

ベトナム・ホーチミン在住3年目|旅行で来るだけでは知ることができない、現地にいるからこそわかるローカル情報を中心に発信していければと思いベトナム旅行の専門情報サイトを立ち上げました。

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