ホーチミン市内の移動が、この夏から大きく変わる。市は2026年7月1日から12月31日まで、135路線中134路線の路線バスを運賃無料にすると発表した(2026年6月29日報道)。あわせて新型エアコン車や車内のカード決済機も導入される。これまで言葉や乗り方の不安から旅行者が敬遠しがちだった路線バスが、ベンタイン市場から各区への現実的な移動手段に変わる。日本人旅行者にとって「渡航前に知っておくと得する」実用情報だ。
135路線中134路線が無料に
無料化の対象は、市内135路線のうち134路線。期間は2026年7月1日から12月31日までだ。対象外となるのは172番路線で、これは市中心部とブンタウをドンナイ省経由で結ぶ長距離路線にあたる。つまり市内移動の大半が、半年間にわたって運賃ゼロになる。
観光客が旅行者の利用可否は現時点で明記されていないが、対象路線なら市内のバス移動が無料になる可能性が高い。市場や観光スポット、各区への足として、コストを気にせず使えるのは大きい。
車両も停留所もアップグレード
無料化と同時に、サービス面も刷新される。新型バスは座席・エアコン・案内表示・手すりが改善され、停留所は照明や利便性を高めた現代的なデザインに改装される。一部の新型停留所にはスマホ充電ポートも備わる。車内には銀行カードで支払える乗車券機も導入され、運転手の研修や車内清掃、定時運行の徹底も強化される。
| Item | Details |
|---|---|
| 無料対象 | 135路線中134路線 |
| 期間 | 2026年7月1日〜12月31日 |
| 対象外 | 172番路線(市中心部〜ブンタウ、ドンナイ省経由) |
| 車両 | 新型・エアコン・案内表示・手すり改善 |
| 停留所 | 現代的デザインに改装・一部に充電ポート |
| 決済 | 車内でカード決済の乗車券機を導入 |
「使いにくい」が変わるか
これまでホーチミンの路線バスは、料金や行き先の分かりにくさ、車両の古さから、旅行者には心理的なハードルが高かった。今回は「無料」という分かりやすさに加え、車両・停留所・案内の改善がセットになっている。市民の利用を促す施策だが、結果として旅行者にとっても使いやすさが大きく上がる。
ハノイのメトロ拡張(Related articles)と同様、ベトナムの都市交通は「旅行者でも使える公共交通」へと進化しつつある。観光向けの2階建てバス(Related articles)とは別に、日常の路線バスが選択肢に入るのは大きな変化だ。
日本の旅行者への実用ポイント
ホーチミン旅行を計画するなら、滞在が7月以降なら路線バスを移動の選択肢に入れる価値がある。市内中心部から各区への移動が無料になれば、配車アプリ(Grab等)と使い分けて交通費を抑えられる。車内のカード決済対応で、現金やドンの小銭に困る場面も減る。
ただし、172番路線のように一部対象外の路線がある点、観光向けの空港シャトルや特殊路線は扱いが異なる場合がある点には注意したい。最新の対象路線や運行状況は、現地の案内や公式情報で確認するのが確実だ。渡航前にやることが一つ増える健康申告(Related articles)と合わせて、出発前にチェックしておきたい。
Summary
ホーチミン市は7月1日から12月31日まで、135路線中134路線のバスを無料にする。新型車両・改装停留所・カード決済もセットで、旅行者が敬遠しがちだった路線バスが現実的な移動手段に変わる。172番路線など一部対象外はあるが、市内移動を無料で賄える効果は大きい。夏以降にホーチミンを訪れるなら、路線バスを移動プランに組み込んでみたい。
ホーチミンの交通事情と「使い分け」
ホーチミンの市内移動は、これまで配車アプリ(GrabやXanh SMなど)が旅行者の主役だった。料金が明確でアプリで完結する一方、渋滞時はコストがかさむ。今回のバス無料化は、ここに「市内の幹線移動はバス、細かい移動や急ぎは配車アプリ」という使い分けの選択肢を加える。半年間とはいえ、市内の大半の路線が無料になるインパクトは小さくない。
車内のカード決済導入も、旅行者にとっては地味に効く改善だ。これまで小銭やドンの用意に気を使う場面が多かったが、対応路線ではカードで完結できる。新型のエアコン車や案内表示の改善とあわせて、「分かりにくい・使いにくい」という従来のイメージが変わる可能性がある。
日本の旅行者への実用メモ
滞在が2026年7月以降なら、市内中心部から各区への移動にバスを試す価値がある。無料化で交通費を抑えつつ、配車アプリと組み合わせれば移動の自由度が上がる。ただし172番路線のように対象外の路線や、空港アクセス・特殊路線は扱いが異なる場合があるため、最新の対象路線は現地の案内や公式情報で確認するのが確実だ。出発前の健康申告と合わせて、渡航準備のチェック項目に入れておきたい。
Frequently asked questions
バス無料化はいつからいつまで?
2026年7月1日から12月31日までの半年間です。
全路線が無料ですか?
市内135路線のうち134路線が無料です。市中心部とブンタウを結ぶ172番路線は対象外です。
支払い方法は?
対応路線では車内のカード決済機で支払えます。新型のエアコン車や改装停留所も順次導入されています。
