ホーチミン市のフォー専門店「Pho Chi Mo」が、移転による一時休業を告知した翌日にミシュランの栄誉を受けた。6月3日に休業を発表し、4日のミシュラン授賞式で「ビブグルマン」入りを知るという展開だった。店主は友人からの電話で受賞を知ったといい、閉店通知と評価が重なった出来事が話題になっている。
6月3日に休業告知、その理由
Pho Chi Moは6月3日、営業の一時停止を告知した。理由はホーチミン市内のより中心的なエリアへの移転で、閉店そのものではなく場所を移すための休業だった。店はかつての1区にあたる、より中心部へ移る予定だ。創業者で店主のフン・グエン(Hung Nguyen)さんが営む。
翌4日、ハノイの授賞式でビブグルマン入り
休業告知の翌日、6月4日にハノイでミシュランガイド・ベトナム2026の授賞式が開かれた。Pho Chi Moはここで「ビブグルマン」に選ばれた。ビブグルマンは、手頃な価格で質の高い料理を出す店に贈られる区分だ。店主は当日その場にはおらず、夜になって友人からの連絡で受賞を知ったという。下の表に経緯を整理した。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 6月3日 | 移転にともなう一時休業を告知 |
| 6月4日 | ハノイでミシュラン授賞式/ビブグルマン入り |
| 6月4日夜 | 店主が友人からの電話で受賞を知る |
| 6月6日 | 現地メディアが報道 |
「電話で知らされた」店主の言葉
店主のフン・グエンさんは、受賞を知った瞬間をこう振り返る。「6月4日の夜、友人たちが電話で『Pho Chi Moがビブグルマンのリストに入った』と教えてくれた。そうやって知ったんです」。自ら申請したり狙ったりしたわけではなく、休業告知と入れ違いに評価が届いた形だ。
2026年版で増えたビブグルマン
ミシュランガイド・ベトナム2026では、ビブグルマンが全72軒に。うち11軒が新規追加で、Pho Chi Moはその一つだ。ホーチミン市では5軒が新たにこの区分に加わった。フォーを「より深く味わう文化体験」として提供する店づくりが評価された。
移転と評価が重なる難しさ
飲食店にとって、ミシュラン入りは集客に直結する評価だ。一方で、ちょうど移転で休業に入るタイミングと重なったことで、受賞の勢いをそのまま店頭に生かしにくい状況も生まれた。場所が変わっても評価が引き継がれるかは、再開後の運営にかかってくる。
まとめ
Pho Chi Moのビブグルマン入りは、移転による休業告知の翌日という偶然のタイミングで訪れた。店主が電話で受賞を知ったというエピソードも含め、評価と移転が交差した一件として注目を集めている。再開後、中心部の新しい店でミシュランの後押しをどう生かすかが見どころになる。
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出典:DTiNews / HCM City pho restaurant earns Michelin honor a day after closure notice / Dan Tri / Lifestyle
