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ベトナムコーヒーは、ベトナムが誇る独自の文化です。
フランス植民地時代から続く歴史の中で育まれた独特の味わいは、一度飲むと忘れられない魅力を持っています。濃厚で香り高いロブスタ種を中心に、独自の抽出器具「フィン」を使った淹れ方が特徴的で、日本でもその人気は着実に広がりつつあります。
実は、あの本格的なベトナムコーヒーを日本国内でも楽しめる場所が増えているのをご存知でしょうか。
わざわざ飛行機に乗らなくても、本格的なベトナムコーヒーと出会えるカフェが全国各地に点在しています。
今回は、日本で本場のベトナムコーヒーに出会える厳選カフェと、日本で買えるベトナムコーヒー豆や淹れ方までご紹介します。
店舗情報は2026年1月のものです。営業時間・定休日・価格は変更の可能性があるため、来店前に公式情報をご確認ください。

新宿駅から徒歩圏内にある「dothi cafe Vietnam」は、ベトナム人オーナーが営む本格派のカフェです。エッグコーヒーやバクシウだけでなく、スムージーやお茶などラインナップが豊富。
バインミーやフォーなどの定番のベトナム料理も楽しめ、ランチタイムには多くの常連客で賑わっています。
都内に数店舗展開している、バインミーバーバーバーは、バインミーやフォー、ブンなどベトナムの定番料理を楽しめるお店です。こじんまりとした店内はどこかベトナムのローカル店を思い出させる雰囲気です。
ベトナムコーヒーだけでなくお酒も楽しめ、夜に一杯飲みたいときにもおすすめです。
お得なランチセットが魅力のGET KOPHI。平日昼限定でバインミーとコーヒーのセットが700円で楽しめます。エッグコーヒーやココナッツコーヒーなど日本ではなかなか味わえないコーヒーに出会えます。
「ハノイコーヒーの四本柱」とよばれる名店の一つ「CAFE GIANG」の日本支店です。
こちらのコーヒーはダラット地区で栽培されたロブスタ種とアラビカ種をブレンドした、オリジナルの焙煎豆を使っています。メニューは「エッグコーヒー」だけでなく、「エッグ抹茶」「エッグビール」といったユニークな商品もラインナップ。
本場ハノイの味をそのまま再現した味わいは、ベトナムを訪れたことがある人なら、きっと現地の空気感を思い出すはずです。

愛知県瀬戸市という地方都市で、地元の人々に愛され続けているのが瀬戸本店です。定番のブラックコーヒーやエッグコーヒーだけでなく、塩コーヒーやココナッツコーヒーなど現地ならではのドリンクが楽しめるのも魅力。
ベトナム食材を日本で展開する「株式会社フードフォース」が手がけており、フォーやバインミーなどの料理が楽しめます。ハノイ在住の一流シェフと共同で開発したメニューはベトナム人も納得の味。本場の味を楽しみたい人におすすめです。
鶴橋駅から約5分ほどの場所にあるカフェ「1998 Coffee」は、ベトナム人がオーナーの本格カフェ。日本在住のベトナム人からも人気のカフェです。
福岡の天神で評価の高いベトナム料理店です。本格的な料理だけでなく、食後のベトナムコーヒーも必見です。
三重県津市の市役所近くに店をかまえる「ベトナムコーヒー モク」
ベトナム料理のほかに本格的なベトナムコーヒーを味わえます。練乳入りコーヒーのほか、珍しいアボカドコーヒーやフレッシュなジュースなどラインナップが豊富。
モーニングも営業しており、ベトナムコーヒーのほかベトナム風のおかゆやパンなどが楽しめます。
抽出器具「フィン」を使って丁寧に抽出するベトナムコーヒーが特徴の「カフェフィン」。日本人だけでなくベトナム人にも人気で、店内では現地の雰囲気を味わいながら、本格的なバインミーやフォーも楽しめます。
岐阜県山県市円原にたたずむ「Phin and Bean」。オーナーが丁寧に抽出したベトナムコーヒーと美しい自然の景色がマッチし、ほっとできる空間を味わえます。
店名のPhin(フィン)はベトナムコーヒーを抽出する器具のこと。ベトナムコーヒーに魅了され、オーナー自身が何度もベトナムに訪れて再現したベトナムコーヒーは、ぜひ試したい一杯です。

カフェで本場の味を体験した後は、自宅でも再現したい!そんな方のために自宅でベトナムコーヒーを作る方法をお伝えします。
ベトナムコーヒーを自宅で味わう場合、豆はロブスタ種を用意しましょう。
べトナムコーヒーを淹れるには、「フィン」という専用器具が必要です。これは金属製のドリッパーで、以下の構造になっています。
使い方はシンプル。本体にコーヒー粉を入れ、中蓋で軽く押さえたら、少量のお湯で蒸らします。その後、ゆっくりとお湯を注ぎ、5分ほど待つだけ。抽出はゆっくり時間をかけるのがポイントです。
フィンがない場合は、濃いめのドリップコーヒーを用意しましょう。
日本でも、ベトナムコーヒー豆は通販で手に入ります。代表的なブランドをいくつかご紹介しましょう。
MR.VIET
ベトナム現地のスーパーやお土産店でもよく見られるコーヒーです。ロブスタやアラビカだけでなく、ヘーゼルナッツといったフレーバーコーヒーも販売。ベトナムコーヒーの特徴である、粉末のような細挽きのため、専用のドリッパーやコーヒープレスでの抽出がおすすめです。
TRUNG NGUYEN COFFEE(チュングエンコーヒー)
ロブスタ種100%のブレンドが人気。濃厚で力強い味わいは、練乳との相性も抜群です。
G7インスタントコーヒー
手軽さを求めるなら、インスタントタイプもおすすめ。ミルクと砂糖入りの3in1タイプのコーヒーも人気。お湯を注ぐだけで、日本のインスタントコーヒーにはない、濃厚な味わいを楽しめます。
本場では練乳を使いますが、日本では「コンデンスミルク」として販売されているものを使えば問題ありません。甘さが苦手な方は、量を調整するか、無糖の牛乳や豆乳で代用しても美味しく飲めます。
アイスで飲む場合は、グラスに練乳を入れてからコーヒーを注ぎ、最後に氷を加えるのがベトナム流。混ぜずに層を楽しむのも、混ぜて均一にするのも、どちらも楽しめます。
東京や大阪といった大都市だけでなく、日本の地方都市でも楽しめるベトナムコーヒー。わざわざ飛行機に乗らなくても本場の味を体験できる場所が、日本にもたくさんあります。
そして、自宅で淹れるベトナムコーヒーも、また格別。フィンと豆さえ手に入れば、いつでも自分だけのベトナム時間を作り出せます。
次の休日、いつものカフェではなく、ベトナムコーヒーの専門店に足を運んでみませんか。そこには、きっと新しいコーヒー体験が待っているはずです。
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