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2026年、ベトナムを訪れる外国人観光客が前年比で2桁成長を記録し、過去最多水準に迫る勢いを見せています。安全性・ビザ緩和・新路線開通という三位一体の好循環が、世界中の旅行者をベトナムへ引き寄せています。
2026年序盤、ベトナムへの外国人入国者数は前年同期比で大幅増を記録しています。主要訪問国は韓国・中国・米国で、欧州からの渡航者も増加傾向にあります。
観光客急増の背景にあるのは「安心・安全な旅先」というブランドイメージです。治安の安定と政治的な安定を求める家族連れ・女性一人旅・シニア層から特に高く評価されており、世界的な不確実性が高まる中でベトナムの相対的な魅力が際立っています。
ビザ面でも追い風が続いており、電子ビザ(eビザ)の滞在可能期間が90日に延長されたほか、新たな査証免除国も追加されました。欧米・アジア各都市との直行便も増便され、アクセス面の改善が訪問者数の押し上げに貢献しています。
また、従来の「バックパッカー向け格安旅行」から高級リゾートや体験型ウェルネス旅行へのシフトが顕著。フーコック島のエコリゾートやサパのブティックリトリートに滞在する富裕層旅行者が増え、旅行者一人当たりの消費額も増加しています。
さらに注目されているのがハザン省など北部の山岳エリア。環境に配慮した「責任ある冒険旅行」の目的地として、ハノイやホーチミンに続く第3の訪問先として人気が高まっています。
観光ブームに対するベトナム国内の反応はさまざまです。
「外国人が増えて嬉しいけど、ホイアンは混みすぎ問題もある。地元住民としては複雑な気持ち」(ホイアン在住・40代)
「90日eビザは本当に便利。長期滞在の外国人が地域経済を支えてくれている」(観光業関係者)
「韓国人観光客が一番多いのはわかる。ベトナムは昔から韓国人に人気の国」(ハノイ在住・20代)
「高級リゾートが増えるのは経済的にいいけど、普通のベトナム人が行けない場所になっていくのは悲しい」(ホーチミン在住・30代)
「観光客目当ての物価上昇がひどい。ローカル食堂でも外国人向け価格になってきた」(ダナン在住・飲食業)
2026年のベトナムは旅行者が急増中。特に人気スポットは混雑が予想されるため、早めの宿泊予約と柔軟なプラン設計がポイントです。
eビザ90日の恩恵は日本人旅行者にも大きく、ロングステイや仕事と旅行を組み合わせた「ワーケーション」での活用も広がっています。現地でのSIMカード取得や両替のコツを押さえておくと、スムーズな旅が楽しめます。
定番のお土産選びはもちろん、まだ混雑していない穴場エリアへ足を延ばすのも2026年のベトナム旅行の醍醐味です。