12月開港へ試験飛行、ロンタイン新空港で発着はどう変わる

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ホーチミン市の東、ドンナイ省で建設が進むロンタイン国際空港が、2026年9月から11月にかけて試験飛行に入った。正式な開港は同年12月を目標としており、その後はホーチミン市のタンソンニャット国際空港が担ってきた国際線が段階的に移されていく計画だ。ベトナムで暮らす人、出張で頻繁に往来する人にとっては、数か月後に「どこから飛ぶか」が変わりうる話になる。早めに全体像をつかんでおきたい。

目次

9月に始まった試験飛行、12月の開港へ向けて何を確かめているのか

空港運営側は、9月・10月・11月の3回に分けて試験運用を行う計画を組んでいる。滑走路やターミナルの運用、地上での手荷物やチェックインの流れといった、実際の旅客を迎える前に確かめておくべき要素を、本番前に通しで検証するためだ。建設の進み具合は2026年6月時点でおよそ76%とされ、総事業費は約336兆ドン(約128億ドル)にのぼる。完成すればベトナム最大の空港になる。

この空港はホーチミン市中心部(1区)から東へおよそ40〜45キロの位置にある。通常の交通状況でも車で50〜70分、渋滞の時間帯には90分以上を見込む距離だ。市街の内側にあるタンソンニャットとは立地の性格が大きく異なる。ベトナムの高速道路や燃料をめぐる動きは、ガソリンE10が最高値25,060ドン、9月4日15時から値上げ南北高速の13区間が8月15日から有料化しETC残高が必須にでも取り上げたとおりで、空港までの移動コストは事前に計算に入れておきたい。

タンソンニャットの国際線はいつ、どの順で移るのか

移管は一度に行われるのではなく、路線の種類ごとに段階を踏む。開港時にはまず長距離路線が優先され、その後アジア域内へと広げていく想定だ。おおまかな流れを時系列で整理する。

時期 主な動き
2026年9〜11月 3回の試験運用(滑走路・ターミナル・地上業務の検証)
2026年12月 正式開港。米州・欧州・オセアニア路線が優先的に移行
2027年 アフリカ・中東・南中央アジアを経てアジア路線へ段階拡大
2027年後半 タンソンニャットの国際便を短距離に制限し始める
2030年ごろ タンソンニャットは国内線中心、定期国際線はロンタインへ統合

つまり2026年12月の開港直後は、行き先によって発着空港が分かれる期間になる。欧米やオセアニアへ飛ぶ便はロンタイン、アジア域内はしばらくタンソンニャットという住み分けが当面続く見通しだ。予約時にどちらの空港かを毎回確かめる習慣が、この移行期には欠かせない。

市街から遠い空港へ、移動をどう組み直すか

アクセス面では、当面の主役は車とバスになる。運営側は新たに7本のバス路線を計画しているとされ、鉄道やメトロの接続は2030年ごろとされている。開港からしばらくは、市中心部からの所要時間が読みにくい局面が続く。国際線に乗る際は、タンソンニャット時代の感覚よりも早めに空港へ向かう前提で組むのが安全だ。

とりわけ渋滞の時間帯に重なると片道90分以上を要するため、深夜・早朝便では配車や送迎の手配を前もって固めておきたい。市内の配車事情は日々動いており、Grab運転手のアプリオフのような動きが起きると、空港への足に影響することもある。空港が変わる時期は、移動手段の選択肢を一つに絞らず、複数用意しておくと安心だ。

出張・在住のスケジュールに与える影響

この移管がもたらす実務上の変化は大きく二つある。ひとつは、欧米便を使う人の空港が2026年12月以降ロンタインに移り、市街からの距離が一気に伸びること。もうひとつは、乗り継ぎの前提が変わる可能性だ。国際線がロンタイン、国内線がタンソンニャットに分かれれば、国際線から国内線への乗り継ぎで空港間の移動が発生する場面が出てくる。ベトナム国内を国際線と国内線でまたいで動く人は、乗り継ぎ時間を厚めに確保する必要が出てくる。

数か月後に向けて今からできる準備

開港はまだ数か月先で、試験飛行の段階だ。旅行者や在住者が今すぐ動く必要はないが、押さえておくべき点は決まっている。第一に、2026年12月以降の航空券を取るときは、発着空港の表記をこれまで以上に丁寧に確認すること。第二に、ロンタインを使う便では市街からの所要時間を長めに見積もり、送迎手段を早めに決めておくこと。第三に、国際線と国内線をまたぐ日程では空港が分かれる前提で乗り継ぎ時間を組むこと。この三つを頭に入れておけば、空港が切り替わる時期でも慌てずに済む。加えて、よく使う航空会社がどの空港に発着枠を移すのかは会社ごとに時期が異なりうるため、利用便のマイページや案内メールでの告知にも目を配っておきたい。発着の変更が本格化する前に、自分の往来ルートがどちらの空港になるのかを一度整理しておけば、開港後の予約でも迷いが少なくなる。

参照元:VietnamWithMe「Long Thanh Airport Begins Trial Flights」VnExpress International「Long Thanh powers up for December opening」

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この記事を書いた人

ベトナム・ホーチミン在住3年目|旅行で来るだけでは知ることができない、現地にいるからこそわかるローカル情報を中心に発信していければと思いベトナム旅行の専門情報サイトを立ち上げました。

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