重力で滑らない?フーコック沖ホントム島の新型ウォータースライダー

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ベトナム南部フーコック島の沖に浮かぶホントム島で、ちょっと変わったウォータースライダーが2026年6月25日に動き出した。坂を一気に滑り下りる従来型ではなく、水の流れそのものに押し流される体験型のアトラクションだ。同じコースでも乗るたびに動きが変わるという仕組みで、メーカーは「水のアトラクションの新ジャンル」と打ち出している。家族連れでのフーコック旅行を考えている人にとって、行き先の選択肢が一つ増えた格好になる。なぜわざわざ離島まで足を延ばす価値があるのか、行き方やチケットの実用面とあわせて整理しておきたい。

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ホントム島に開業した「水流で滑る」新型スライダー

新しく登場したのは、サンワールド・ホントムが運営するアクアトピア・ウォーターパーク内の「Wavy Whirl – Tropical Cyclone」。1人用または複数人用のボートに乗り込み、水の流れが生む変則的なスピードと急な方向転換、渦巻くような動きを味わう。落差で加速する一般的なスライダーと違い、コースの途中で流れが切り替わるため、回転したり、不意に加速したりと、毎回同じ体験にならないのが売りになっている。

処理能力は1時間あたり最大1,440人、10〜20秒ごとに次のボートが出発する設計だ。混雑期でも回転が早く、待ち時間が読みやすいタイプといえる。身長1メートルから乗れる設定で、小学生くらいの子どもから大人まで一緒に楽しめる点も家族旅行向きだ。

「世界初」の技術が選ばれた背景

このアトラクションが注目されているのは、採用された「PowerRapids」という技術が世界で初めて実用化されたものだからだ。設計・製造を手がけたのはカナダのProSlide Technology社で、同社はホントム島での導入を世界デビューと位置づけている。同社のレイ・スメガル社長は「ウォーターパークの体験を変える技術は時々現れるが、PowerRapidsはその一つだ」とコメントしている。

技術的には、浅い水深の動的な流路をコースの複数区間に組み込み、急流下りのような区間と従来型のスライド区間を交互につなぐ構造だという。業界専門メディアのBlooloopも、この方式を「水のアトラクションの新カテゴリーを示すもの」と紹介した。世界中のウォーターパークが似たような滑り台を並べる中で、東南アジアの離島が最新技術の初導入地に選ばれたことには、フーコックという観光地の伸びしろが透けて見える。

数字で見るアクアトピアとホントム島

ホントム島へはフーコック本島南部からケーブルカーでアクセスする。このケーブルカーは全長約7,900メートルに及び、海上を渡る三本ワイヤー式としては世界最長クラスとされる。所要は片道おおむね15〜20分で、眼下にはアントイ諸島の海が広がる。移動そのものが観光のハイライトになるタイプだ。

Item Details
新アトラクション Wavy Whirl – Tropical Cyclone(PowerRapids方式)
運営 サンワールド・ホントム(アクアトピア・ウォーターパーク内)
処理能力 最大1,440人/時、10〜20秒ごとに出発
乗車制限 身長1メートル以上
開業日 2026年6月25日
島へのアクセス フーコック本島南部からケーブルカー(全長約7,900メートル)

このスライダーの開業に合わせて、園内のエキゾチカ・ビレッジ一帯では複数の新アトラクションも順次お目見えしている。レストランやバー、インフィニティプールを備えたビーチクラブも併設され、丸一日を島の中で過ごせる構成になってきた。

家族連れ・スリル好きの反応

現地の旅行情報サイトやSNSでは、開業前から期待の声が目立っていた。寄せられている反応を意訳でまとめると、おおむね次のような傾向がある。

  • 「毎回コースの動きが変わるなら、何度も乗りたくなる」というリピート前提の期待。
  • 「身長1メートルから乗れるなら、子どもと一緒に並べる」という家族層の安心感。
  • 「ケーブルカーの景色だけでも来る価値がある」という、移動込みで一日を楽しむ声。

一方で、離島ゆえにケーブルカーの運行時間に縛られる点や、本島中心部からケーブルカー乗り場までの移動を心配する声もある。スリル系のアトラクションが目当ての人ほど、滞在時間の組み立てが満足度を左右しそうだ。

日本人旅行者が「次の旅」で使える視点

フーコックは日本からの直行便こそ少ないものの、ホーチミン経由で乗り継げる南国リゾートとして、家族旅行先の候補に挙がりやすくなっている。北部の繁華街エリアでナイトマーケットや夜遊びを楽しむプランと、南部の離島で一日アクティブに遊ぶプランを組み合わせると、滞在の緩急がつけやすい。北側の夜の過ごし方はフーコックの夜観光をまとめた記事も参考にしてほしい。

新型スライダーを子ども連れで狙うなら、開園直後の午前中が現実的だ。ケーブルカーは午前と午後で運行帯が分かれ、昼に運休をはさむ運用が見られるため、午前に渡って午後の早い時間に戻る、もしくは丸一日島で過ごす前提で計画を立てると取りこぼしが少ない。チケットはケーブルカー往復とウォーターパーク入場がセットになった形で販売されることが多く、現地窓口より事前にオンラインで押さえておく方が、当日の動きがスムーズになる。

フーコック観光全体への波及

フーコックはここ数年、国際会議の開催地に名乗りを上げるなど、リゾート一辺倒からの脱却を進めている。島の国際化の流れはフーコックの国際化を扱った記事でも触れたとおりで、家族向けのテーマパーク投資はその裏側で観光の底上げを担う。世界初の技術を呼び込めるだけの集客基盤が島にできつつある、と読むこともできる。

マリンアクティビティ目当ての旅行者にとっても、選択肢は広がっている。ビーチでのんびり過ごす旅と、体を動かして遊ぶ旅は両立するもので、たとえばベトナム国内の他エリアではムイネーのカイトサーフィンのように、地域ごとに性格の違うアクティビティが育っている。フーコックの離島型ウォーターパークは、その中で「子連れでも安心して遊べる大型施設」というポジションを固めにいっているように見える。

実用メモと関連リンク

  • 島へのアクセスはケーブルカー一択に近い。本島中心部から乗り場まではタクシーなどで30分前後を見ておく。
  • ケーブルカーは運行時間帯が分かれるため、戻りの最終便の時刻を必ず先に確認する。
  • チケットはケーブルカー往復+入場のセット券が基本。家族分はオンライン事前購入が無難。
  • 身長1メートルが新型スライダーの目安。小さな子ども連れは身長制限のあるアトラクションを事前にチェックしておく。
  • 水着・タオル・防水ケースは持参が安心。屋外施設のため日焼け対策も忘れずに。

まとめ:離島の一日を旅程に組み込む

ホントム島の新型スライダーは、単なる「新しい滑り台」ではなく、フーコックが最新の観光投資を呼び込める島になったことの象徴でもある。次のベトナム旅行でフーコックを検討しているなら、まずはケーブルカー往復とウォーターパーク入場のセット券をオンラインで確認し、午前から島に渡る一日プランを組んでみてほしい。北部の夜観光と南部の離島アクティビティを一本の旅程につなげば、家族でもカップルでも満足度の高いフーコック旅行に仕上がる。

Sources

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Author of this article

In my third year living in Ho Chi Minh City, Vietnam. I launched this specialist Vietnam travel information site hoping to share local knowledge you simply can’t get by visiting as a tourist — the kind of thing you only understand by being here.

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