ベトナム中部・クアンチ省が、海岸観光の「黄金の三角地帯」を打ち出し、新たな海辺リゾートとして売り出しを始めました。三角形の頂点を成すのは、かつて「ビーチの女王」と呼ばれたクアトゥン(Cua Tung)、トートハン川河口のクアベト(Cua Viet)、そして珊瑚ダイビングで知られる離島コンコー島(Con Co)です。
※起点記事の表記に合わせると島名は「コンコー(Con Co)」が正式です。観光が地域経済の70%超を占める特別ゾーンに位置づけられ、低密度・グリーン建築を軸にした上質な海岸リゾート開発が進められています。
「黄金の三角地帯」とは
クアンチ省が描く三角地帯は、北のクアトゥン、その南15kmのクアベト、そして沖合のコンコー島を結ぶエリアです。クアトゥンは20世紀初頭に「ビーチの女王」と称された歴史を持ち、クアベトは東西経済回廊の起点に位置します。建設中のクアンチ空港はクアトゥンとクアベトの間にあり、コンコー島まで約30km。2026年の供用開始が見込まれています。
コンコー島の珊瑚ダイビング
三角地帯の海側の主役がコンコー島です。観光が島の経済の70%超を占める特別ゾーンとされ、管理されたコーラルダイビングやウミガメ観察が計画されています。手つかずの珊瑚礁を、自然に配慮しながら楽しむスタイルが目指されています。
マスツーリズムではなく「低密度・グリーン」
クアンチ省が掲げるのは、大量送客型ではなく低密度のグリーン建築重視の開発です。モクマオウ(カズアリーナ)の林に溶け込むブティックヴィラやエコバンガロー、スパ・ヨガ・瞑想などのウェルネス観光、森林保全ツアーなどが構想されています。なお、クアトゥンは2000年代初頭から海岸侵食の課題を抱えており、自然環境への配慮が前提となっています。
三角地帯の概要
| 拠点 | 特徴 |
|---|---|
| クアトゥン(Cua Tung) | かつて「ビーチの女王」と呼ばれた砂浜 |
| クアベト(Cua Viet) | クアトゥンの南15km、東西経済回廊の起点 |
| コンコー島(Con Co) | 珊瑚ダイビング。観光が経済の70%超 |
| クアンチ空港 | 2026年供用見込み、コンコー島まで約30km |
まとめ——中部の「次の海岸リゾート」
世界遺産の街フエやダナンに近いクアンチ省の海岸は、これから注目したい静かな選択肢です。混雑前の珊瑚の海と、自然に溶け込むエコリゾート。空港開業を控えたいまのうちに、訪れる価値のある海辺といえます。
