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ベトナムコーヒー輸出84億ドルで過去最高を更新

2024〜2025年コーヒー輸出年において、ベトナムのコーヒー輸出額がついに84億ドル(約1兆2,000億円)の大台を突破しました。輸出量の微増に加え、単価の大幅上昇が記録更新を強力に後押しした形です。

ニュースの概要

ベトナムコーヒー・カカオ協会(ビコファ)の発表によると、2024〜2025年コーヒー輸出年に同国は150万トン超のコーヒー豆を輸出し、輸出額は前年比55.5%増となる84億ドルを達成しました。輸出量は1.8%の微増にとどまりましたが、平均輸出単価が前年比52.7%増の1トン当たり5,610ドルに達したことが金額の急増をけん引しました。

輸出先トップは欧州(EU)で、ドイツ・イタリア・スペインが上位3カ国。日本も第4位(約9万トン)に位置し、ベトナムコーヒーの重要な輸入国です。日本のスーパーやカフェで見かけるベトナム産コーヒーの存在感が年々増しているのも納得です。

また、ベトナムはEUから「低リスク国」認定を受け、EU向け輸出の検査対象がわずか1%まで削減されました。これはトレーサビリティ整備(13万7,000ヘクタール以上に導入)という地道な取り組みの成果であり、品質管理への投資が実を結んだといえます。

一方、業界関係者は「2025〜2026年産は生産量が5〜10%増の見込みであり、コーヒー価格の維持は難しくなる」と慎重な見方も示しています。気候変動やブラジルの収穫動向も先行きの不確定要素となっています。

ベトナム人読者の反応

この記録的な輸出実績に対するベトナム国内の反応を紹介します。

「84億ドルとは信じられない数字。コーヒー農家として誇りに思う」(中部高原・コーヒー農家)

「EUの低リスク認定はすごい成果。品質管理に取り組んできた甲斐があった」(農業関係者)

「単価が上がるのは嬉しいけど、来年以降の価格が心配。相場の変動が激しすぎる」(ダクラク省・農家)

「ベトナムコーヒーが世界で評価されているのは嬉しい。もっとスペシャルティ路線も強化してほしい」(ホーチミン・カフェオーナー)

「輸出は伸びているのに国内のベトナムコーヒー価格も上がって、庶民には辛い面もある」(ホーチミン在住・会社員)

日本人観光客への影響・ポイント

日本はベトナムコーヒーの主要輸入国のひとつ。現地ではバンメートートがベトナムコーヒーの産地として有名で、農園見学ツアーも人気を集めています。

輸出価格高騰の影響で現地コーヒー価格はやや上昇傾向にありますが、日本と比較すれば依然として非常にリーズナブル。旅行のお土産にインスタントコーヒーを選ぶ際は、産地や品種(ロブスタかアラビカか)をチェックすると選ぶ楽しさが増します。

参照:Vietnam’s coffee exports reach a record high, yet questions loom over 2026(Tuổi Trẻ)

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