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2026年3月末、中東情勢の緊迫化に伴うジェット燃料の供給不足が深刻化し、ベトナムの主要航空3社が大規模な減便・運休を相次いで発表しました。Vietnam Airlinesは全便の15%を削減、Vietjet Airは東南アジア路線で8%を減便、Bamboo Airwaysはハノイ-香港便を全面運休するなど、各社の対応が重なっています。回復は4月10〜15日頃が見込まれており、この時期にベトナム渡航を予定している日本人旅行者は事前確認が必須です。
今回の燃料危機の直接的な引き金は、2026年2月28日以降に激化した中東紛争と、イランによるホルムズ海峡封鎖です。地域の燃料供給ハブで配送が滞り、航空各社の在庫が急速に底をついています。
| 航空会社 | 減便規模 | 主な対象路線 | 回復見込み |
|---|---|---|---|
| Vietnam Airlines | 15%削減・22路線停止 | バンコク、シンガポール、クアラルンプール便など | 4月15日 |
| Vietjet Air | 東南アジア路線8%削減 | ホーチミン-バンコク(12→9便/日)・シンガポール20%削減 | 4月10日 |
| Bamboo Airways | ハノイ-香港線を週3便全面停止 | ハノイ-香港(4月5日まで) | 4月上旬 |
Vietnam Airlinesは国内線でも7路線を運休(ハイフォン発のブオンマトゥオット・カムラン・フーコック・カントー便、ホーチミン発のヴァンドン・ラクザー・ディエンビエン便)。空港別の平均遅延は、ホーチミン(タンソンニャット)が2〜4時間、ハノイ(ノイバイ)が1〜3時間と報告されています。
「ホーチミン発バンコク行きが突然キャンセルされ、振替便は2日後しか空きがなかった。補償の説明もなく最悪だった」
——タンソンニャット空港利用者のFacebookコメント(3月28日)
「燃料不足は航空会社だけの問題ではなく、国家レベルの備蓄管理の失敗だ。政府は早急に緊急輸入の手続きを取るべき」
——ベトナムのニュースメディア・Tuoi Treのオンラインコメント欄
「海外出張が多い自分には死活問題。バンコク経由の乗り継ぎも全部ずれ込んでいる。早く4月半ばになってほしい」
——ハノイ在住ビジネスパーソンのX(旧Twitter)投稿
「ホーチミン-シンガポール線が減便されたせいで、シンガポール経由日本行きの旅程が崩れた。乗り継ぎ時間に余裕を持たせておいてよかった」
——旅行フォーラムの書き込み
最優先:予約済みフライトの状況確認:3月末〜4月10日頃に東南アジア経由でベトナムへ入出国する予定がある場合、今すぐ航空会社のウェブサイトで予約ステータスを確認してください。自動振替が行われている場合もありますが、希望の日程でない可能性があります。
国内線は比較的安定:ホーチミン-ハノイ幹線は通常運航を維持。ただしフーコック行きなど一部の国内線は運休対象となっているため、国内移動の計画も再確認が必要です。
補償制度の活用:EU規制やDOT規制の対象フライトに該当する場合、250〜600ユーロ相当の補償請求が可能なケースがあります。まずは航空会社に問い合わせてください。
代替ルートの検討:バンコク・シンガポール経由が制限される場合、クアラルンプール経由や直行便(日本-ホーチミン・日本-ハノイ)への切り替えを検討してみてください。
ベトナム航空の路線変更については、ベトナム航空が4月1日から7路線を運休もあわせてご参照ください。