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東南アジアのモダンコーヒー・ティーチェーン市場が2025年に99億ドルに達し、2021年比52%拡大。最新レポートでベトナムが7億2500万ドルで第3位に躍進した。国内大手のミラノコーヒーとハイランズコーヒーが東南アジアトップクラスのチェーンとして名を連ねている。
調査会社モメンタムワークスが2026年2月のデータをもとに作成したレポートによると、東南アジアのコーヒー・ティーチェーン市場は急成長を続けている。2025年の市場規模は99億ドル(約1兆5千億円)で、2021年の65億ドルから52%増加。域内では11ブランドが1,000店舗超を運営しており、主役は東南アジア発のブランドだ。
ベトナム市場は7億2500万ドル・成長率27%で東南アジア3位に躍進した。国内で最も注目されるのは、フランチャイズモデルで急拡大したミラノコーヒー(約2,500店舗)と、フィリピン系大手ジョリビーフーズ傘下のハイランズコーヒー(928店舗)だ。
ハイランズコーヒーはベトナム市場でのIPO(新規株式公開)を検討中で、調達額は3〜4億ドル(約450〜600億円)に上る見通し。実現すれば同社のブランド価値がさらに高まる可能性がある。レポートはまた、業界の競争軸が商品力やブランドイメージから、サプライチェーン・店舗オペレーション・デジタルインフラといった「運営力」へ移行していると分析している。
このニュースはベトナムのSNSや掲示板でも話題を呼び、様々な声が寄せられた。
「ミラノコーヒーはどの路地にもある。価格が安くて地元民には本当にありがたい存在だ」(読者コメントより)
「ハイランズコーヒーがIPOを検討しているのは驚き。ベトナムのカフェ文化がここまで世界から評価されているとは誇らしい」(読者コメントより)
「東南アジアで3位というのは素晴らしい。でもタイやインドネシアにはまだ差がある。もっとベトナムブランドを世界へ広げてほしい」(読者コメントより)
「市場が大きくなっても、本来のベトナムコーヒーの味と文化を守ってほしい。規模より質にこだわるブランドを応援したい」(読者コメントより)
ベトナムを旅行すれば、ハイランズコーヒーやミラノコーヒーが街のいたるところで目に入る。特にハイランズコーヒーは空港や大型ショッピングモールにも多く出店しており、到着直後や出発前に気軽に立ち寄れる。
現地のコーヒー豆はお土産としても人気が高く、チェーン各店のオリジナル豆やブレンドもチェックしてみる価値がある。今後ハイランズコーヒーのIPOが実現すれば、日本市場への進出など海外展開も視野に入る可能性があり、ベトナムカフェ文化の広がりにも注目したい。
参照:Milano, Highlands among SE Asia’s largest coffee chains: report(Tuoi Tre News、2026年3月18日)