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ベトナムの首都ハノイが、2026年にカフェ文化の発信地として世界的な注目を集めている。エッグコーヒー(cà phê trứng)の発祥地として知られるハノイでは、伝統的なカフェ文化とスペシャルティコーヒーのトレンドが融合し、旅行者の間で「ハノイカフェ巡り」が定番観光コースになりつつある。
ハノイには旧市街(オールドクォーター)を中心に、何十年もの歴史を持つ老舗カフェが現役で営業している。その代表格が、1946年創業のGiang Cafeで考案されたとされる「エッグコーヒー」だ。卵黄・コンデンスミルク・砂糖を泡立てたクリームをホットまたはアイスコーヒーにのせたこのドリンクは、ハノイを訪れた旅行者が必ず試す一品となっている。
2026年には、こうした伝統的なカフェに加え、スペシャルティコーヒーを提供するモダンなカフェが急増している。ベトナム産の高品質アラビカ種(ダラット・コントゥム産)を使ったシングルオリジン、ナチュラルプロセスのコールドブリューなど、グローバルなコーヒートレンドに対応した新業態が若い世代に支持されている。
ハノイには観光客が訪れやすいカフェエリアが複数ある:
ベトナムのSNSでは、ハノイのカフェ紹介コンテンツが常に高いエンゲージメントを誇る。地元のインフルエンサーが「#caffeine_hanoi」でシェアするコンテンツを見ると、コーヒーの品質だけでなく、内装・雰囲気・フォトジェニックさが評価される傾向が強い。「映えるカフェ」と「本格的なコーヒー」を両立させた店が特に人気だ。
4月9-12日開催のVITM 2026では、ハノイのカフェ文化をテーマにしたツアーパッケージも展示される見込みだ。ハノイに開業したフェアモントホテルのレストラン・バーとともに、食体験を中心に置いたハノイ旅行の人気が高まっている。
ハノイへの旅行を計画している日本人旅行者は、夜景が楽しめる西湖周辺カフェと、昼間の旧市街カフェ巡りを組み合わせたコースを事前にリサーチしておくと、限られた時間を有効に使えるだろう。
引用元:The Traveler: Vietnam Tourism 2026 / Nhan Dan Vietnam Tourism Report