2026年6月4日に発表された「ミシュラン・ガイド ハノイ・ホーチミン市・ダナン2026」では、フォー、バインクオン、ブンチャー、ブンボーフエなど、ベトナムの日常に根づく料理を出す店が数多く選ばれました。一方、世界的に知られるバインミーの専門店は2026年版の掲載店一覧で目立ちません。ただし、これはバインミーという料理そのものが低く評価された、という意味ではありません。
2026年版で評価されたローカル料理
ハノイでは1973年創業の「Bánh Cuốn Gia Truyền Thanh Vân」や鶏肉のフォーを出す「Phở Hà Hàng Hòm」、ホーチミン市ではカニ入り麺の「Bánh Canh Cua Bà Ba」などがビブグルマンへ新たに加わりました。高級店だけでなく、麺料理や米粉料理を手頃な価格で出す店まで対象になっているのが、ベトナム版ガイドの特徴です。
「掲載なし」を料理の優劣と結びつけない
ミシュランが評価するのは、国民食の人気順位ではなく個々の飲食店です。素材、調理技術、味の調和、料理に表れる個性、来店時期が変わっても保たれる一貫性という共通基準で調査します。そのため、特定料理の店が掲載されていなくても、その料理の文化的価値やおいしさを否定する材料にはなりません。
旧本文では「屋台や持ち帰り中心だから評価しにくい」「今年は基準を満たす店がなかった」と推測していましたが、ミシュランがバインミー不在の理由を公式に説明した事実は確認できませんでした。理由を断定せず、掲載結果として読み分けるのが適切です。
旅行者はどう使い分ける?
ミシュラン掲載店は、旅先で候補を絞る一つの手掛かりになります。ただし、バインミーのように店数が多く、朝だけ営業する店や持ち帰り中心の店もある料理は、現地の新しい口コミ、営業時間、売り切れ時間も合わせて確認した方が実用的です。「掲載店だけを回る」のではなく、ガイドを基準の一つとして使うと、路地の店や地域ごとの味も取りこぼしません。
2026年版の全体像
2026年版の掲載は計190店で、一つ星11店、ビブグルマン70店、セレクテッド109店です。対象都市はハノイ、ホーチミン市、ダナン。店の営業状況や選定区分は変わるため、訪問前にはミシュラン公式サイトの最新ページを確認してください。
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Source:MICHELIN Guide公式発表、2026年版掲載店一覧


