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ベトナム都市間の鉄道移動ガイド|予約方法から乗車のコツまで解説

ベトナム都市間の鉄道移動ガイド|予約方法から乗車のコツまで解説

ベトナムの旅を計画するとき、飛行機だけが選択肢ではありません。

実は、ハノイからホーチミンまで約1,726kmを結ぶ統一鉄道が、旅の新しい楽しみ方を教えてくれます。

移動時間は長いですが、車窓から見える景色、車内で出会う人々、そして何より「移動そのものが旅の一部になる」という体験は、飛行機では味わえない魅力です。この記事では、ベトナムの主要都市を鉄道で移動するための予約方法、料金、座席の種類、そして快適に過ごすためのコツまで、実践的な情報をお伝えします。


ベトナム統一鉄道とは?南北を結ぶ歴史ある路線

ベトナム統一鉄道は、北のハノイから南のホーチミンまでを結ぶ、ベトナムで最も重要な鉄道路線です。

かつて南北に分断されていたベトナムが統一されたことを記念して「統一鉄道」と呼ばれるようになりました。全長1,726kmという距離は、日本で例えると北海道の旭川から鹿児島までに相当します。この長距離を鉄道で移動すると、30〜40時間ほどかかります。

移動だけを考えれば飛行機の方が圧倒的に早く、料金も安い場合が多いです。しかし、陸路でのんびりと移動し、車窓から変わりゆく景色を眺め、地元の人々と触れ合う時間は、旅の醍醐味そのものです。

ベトナム統一鉄道の車両と駅のホーム

人気の夜行列車ルートと所要時間

ベトナムの鉄道網の中でも、特に人気が高いのが夜行列車のルートです。

ハノイからサパ(ラオカイ)へ向かう山岳ルートは、所要時間7〜8時間で、ほとんどの列車が21:00〜22:00頃にハノイを出発し、翌朝05:00〜06:00にラオカイに到着します。山の景色、霧の渓谷、棚田といったベトナム北部の高地の美しさを堪能できるルートです。

ハノイからダナンやフエへ向かう中部沿岸ルートは、目的地により12〜18時間かかります。早朝06:10頃から深夜22:00以降まで、柔軟な出発時間が設定されており、旅行スタイルに合わせて選択可能です。特にフエとダナン間の区間は、ベトナムで最も景色の美しい鉄道ルートの一つとして知られ、息を呑むような沿岸の景色が広がります。

ホーチミン市からニャチャンへの沿岸ルートは、所要時間7〜9時間で、毎日複数の列車が運行されています。沿岸平野と南中部沿岸の日の出の景色は、ビーチ愛好家にとって最適な体験となるでしょう。

出典 ベトナム航空「ベトナム寝台列車:チケットクラス、予約方法&注意点」より作成


チケットの予約方法|オンライン予約が便利

ベトナム統一鉄道のチケット予約は、オンラインで簡単に行えます。

アジアの鉄道を専門に予約できる「12go」という予約サイトが便利です。東南アジアからオセアニア、日本に至るまで乗り物の予約を一手に引き受けるこのサイトは、日本語にも対応しており、初めての方でも安心して利用できます。

12goでの予約手順

まず、必要な情報を入力します。

「出発地」「目的地」「日付」「片道or往復」「人数」を記入して【チケット検索】をクリックしましょう。例えばダナンからホーチミン間を検索すると、「列車」のタブに複数の選択肢が表示されます。鉄道は「SE〇〇」と表示され、同じ列車番号でも等級が異なる選択肢が並びます。「二等」「二等寝台」「一等寝台」と3種類あるため、間違いないように選んでいきましょう。

座席を選ぶ際、Cabinというのはお部屋のことで、その中の数字がベット番号です。上段と下段に分かれていますが、下段がおすすめです。景色も見えますし、下段に座っている方が楽です。

オンライン予約サイトの画面イメージ

連絡先情報に必要事項を記入したら、次は旅行保険の選択です。プルダウンで選びますが、海外旅行保険に入っている場合は「保険無し」を選択できます。「おすすめのサービス」の寄付は任意で、「プレミアムサポート」は何かあった場合に優先的に対処してくれるオプションです。チェックなしでも問題ありません。

最後にクレジットカード情報を記入します。サービス料として若干の手数料が引かれますが、PayPalも使えます。ただし手数料がクレジットカードより若干高めです。「支払う」ボタンで予約完了です。後はQRコードチケットが添付されたメールが来るのを待ちましょう。

出典 ベトナムひろみちゃんねる「【ベトナム 統一鉄道】乗り方・チケット予約徹底ガイド」より作成


座席の種類と料金|快適さで選ぶクラス

ベトナムの寝台列車には、いくつかの座席クラスがあります。

予算と快適さのバランスを考えて選ぶことが大切です。ここでは代表的な5つのクラスを紹介します。

ハードシート|最も経済的な選択

ハードシートは、木製ベンチが特徴の最も基本的で手頃なオプションです。1つのベンチに2〜3人の乗客が座る設計で、価格は125,000 VND〜(約5米ドル)からと非常にリーズナブルです。

最も予算に優しく、窓側席からは観光の機会もあります。対面座席配置で社交的交流を促進する点も魅力です。ただし、長旅にはクッションや快適さが不足し、混雑して騒がしくなる可能性があります。リクライニング機能も限定的で、夜行旅行には適していません。短い日中の旅程(4時間未満)での予算重視の旅行者に最適です。

ソフトシート|クッション付きの基本座席

ソフトシートは、限定的なリクライニング機能を持つ基本的なクッション付き座席です。

価格は155,000 VND〜(約6.2米ドル)からで、ハードシートよりも快適ですが、長距離移動には十分とは言えません。

6人用キャビン|コストと快適さのバランス

6人用キャビンは、3段ベッドが両側に配置された寝台車です。価格は642,000 VND〜(約25.7米ドル)からで、ハノイからダナン・フエ間の場合の目安です。他のクラスよりも手頃な価格で寝台を利用できるため、予算重視の旅行者に人気があります。

4人用キャビン|快適さを重視する方に

4人用キャビンは、2段ベッドが両側に配置され、より広いスペースを確保できます。

価格は875,000 VND〜(約35米ドル)からで、ハノイからダナン・フエ間の場合です。プライバシーと快適さのバランスが良く、長距離移動におすすめです。実際に乗車した経験者からも、1等寝台(4人用キャビン)が快適に過ごせると評価されています。

2人用VIPキャビン|最高の快適さを求める方へ

2人用VIPキャビンは、最も快適なオプションです。価格は1,300,000 VND〜(約52米ドル)からで、ハノイからサパ(ラオカイ)間の場合です。プライベート空間が確保され、ゆったりとした旅を楽しめます。

ベトナム鉄道の寝台車内の様子

出典 ベトナム航空「ベトナム寝台列車:チケットクラス、予約方法&注意点」より作成


乗車のコツと車内の様子|快適な旅のために

チケットを予約したら、次は実際の乗車です。

ベトナムの鉄道は、日本の鉄道とは異なる点が多いため、事前に知っておくと安心です。

駅での注意点

駅に到着したら、QRコードチケットを準備しておきましょう。メールで送られてきたチケットを提示すれば乗車できます。ただし、ベトナム語が出来ないと基本的に注文できない場面もあるため、簡単なベトナム語フレーズを覚えておくと便利です。

ハノイの駅では比較的声をかけられることは少ないようですが、ホーチミンでは日本語で声をかけられることがあります。「バイクで観光に行かないか?案内するよ!」と誘われても、知らない人の車に乗るのは避けましょう。

車内設備と過ごし方

寝台車の内装は比較的きれいです。

特急といってもディーゼルなので70 kmくらいしか出ず、かなりガタガタします。しかし、寝台は快適で、列車の穏やかな揺れと線路の規則的な音は、意外にも安らかな眠りをもたらします。

トイレは始めはきれいですが、長距離移動の場合、後半は状態が悪くなることもあります。また、誰かが洗濯をすることもあるため、水浸しになる可能性もあります。郷に入りては郷に従え、受け入れる心構えが必要です。

車窓からの景色は、北部と南部で大きく異なります。北部は少し曇り気味ですが、トンネルを超えたらそこは熱帯雨林という劇的な変化を楽しめます。南部は晴れやかで気分がよく、田んぼの面積の広さに驚かされます。

ベトナム鉄道の車窓から見える田園風景

食事について

食堂車がある列車もありますが、基本的には事前に食べ物を用意しておくことをおすすめします。駅の周辺や車内で販売されることもありますが、選択肢は限られています。ベトナムの地元の屋台で食事を楽しんでから乗車するのも一つの方法です。

出典 ベトナムひろみちゃんねる「【ベトナム 統一鉄道】乗り方・チケット予約徹底ガイド」より作成


まとめ|鉄道で味わうベトナムの旅

ベトナムの都市間を鉄道で移動することは、単なる移動手段以上の価値があります。

車窓から見える景色、車内で出会う人々、そして移動そのものが旅の一部になる体験は、飛行機では決して味わえません。予約は「12go」などのオンラインサイトで簡単に行え、座席クラスも予算と快適さに応じて選べます。

長距離移動には時間がかかりますが、その時間こそがベトナムという国を深く理解するための貴重な機会です。ハノイの落ち着いた雰囲気、ダナンのリゾート感、ホーチミンの活気。それぞれの都市が持つ個性を、鉄道での移動を通じて感じ取ることができます。

次のベトナム旅行では、ぜひ統一鉄道を利用してみてください。きっと新しいベトナムの魅力に出会えるはずです。

ベトナムの活気ともに事業を伸ばしていく。
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