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ベトナムの都市を訪れる楽しみの一つが、ショッピングです。
近代的なショッピングモールから、活気あふれる伝統市場、センスの光る雑貨店まで、多彩な買い物体験が待っています。ホーチミン、ハノイ、ダナン、ホイアンといった主要都市には、それぞれ個性的なショッピングスポットが点在し、旅の記憶に残るお土産や掘り出し物との出会いがあります。
この記事では、ベトナム主要都市の厳選ショッピングスポット12か所を紹介します。高級ブランドが揃うモール、値段交渉が楽しい市場、日本未上陸ブランドとの出会い、そして効率的な買い物のコツまで、実践的な情報をお届けします。
ベトナム最大の都市ホーチミンには、近代的なショッピングモールが集中しています。
1区中心部に多くのモールが集まっているため、観光の合間に立ち寄りやすいのが魅力です。クーラーが効いた快適な空間で、清潔なトイレも無料で利用できます。価格交渉の心配もなく、適正価格でショッピングを楽しめるのも大きなメリットです。
ドンコイ通りに面した青いツインタワーが目印です。
250以上のブランドが入居し、アパレルを中心にバランスの取れた店舗構成が特徴。ZARA、H&M、マツモトキヨシ、ダイソーなど、日本人にも馴染みのあるブランドが揃っています。地下にはローカルカフェやレストランが並び、Vinmartというスーパーもあるため、お土産を安く購入したい方にもおすすめです。
営業時間は平日10:00~22:00、土曜日9:30~22:00、日曜日9:30~22:00。日本人街レタントン通りから徒歩10分の好立地で、夜間はライトアップされた外観が1区で非常に目立ちます。

ホーチミンで最も格式高いショッピングモールの一つです。
Louis Vuitton、Gucci、Burberryなどの高級ファッションブランドが入店し、洗練されたフードコートではアジア料理と西洋料理の両方を味わえます。モールのデザインは現代的でシックで、広々とした廊下とエレガントな照明が上品な雰囲気を作り出しています。
レ・ロイ通り65番地に位置し、営業時間は9:30~21:30。高級スーパーマーケットもあり、ショッピングとダイニングの両方に理想的なスポットです。
ビンコムセンターの向かいにあるマレーシア系ショッピングモールです。
2020年にユニクロが初上陸してから、ベトナム人を中心ににぎわっています。無印良品もオープンしており、パークソン内はまさに日本といった雰囲気。ユニクロではベトナム限定デザインのTシャツが販売され、無印良品も日本では見かけない商品があり、お土産にもおすすめです。
以前は閑散としていましたが、日系ブランドの参入により活気を取り戻しました。
サイゴン大教会近くにある韓国系の高級ショッピングモールです。
海外ブランドを中心に、コスメや香水などが売られており、美容に興味のある方におすすめ。カフェも充実しているため、観光の合間に訪れるのに最適です。館内には高級ファッションストアとベトナムの小売店が並び、エレガントな服装から高級アクセサリーまで幅広く揃っています。
ホーチミンで屈指のハイブランドが集結したショッピングモールです。
ベトナムで一流ブランドを購入する方は少ないかもしれませんが、さまざまな海外ブランドが集結しているため、見ているだけでも飽きません。女性におすすめなのは、アロマ系が充実しているところ。フランスのデュランスやタイのタンサンクチュアリーなども扱っています。
外観はコロニアル建築を基礎とした白を基調とした建物で、プチパリの気分を味わえます。写真撮影スポットとしても有名です。
政治と文化の中心地ハノイには、落ち着いた雰囲気のショッピングエリアが広がっています。
旧市街を歩けば、細い通りに商いと生活が凝縮され、何世代も続く営みが今も続いています。日本語ができるスタッフがいる店も多く、日本人客の集客に努力をしているため、品質はさることながら、デザインにも力を入れています。
ハノイで日本語スタッフ常駐のお店が多いエリアです。
この手のお店は、日本人客の集客に努力をしているので、品質はさることながら、デザインにも力を入れています。日本人のファッションセンスに合わせた商品が並び、お洒落な雑貨を探すのに最適です。陶磁器は色塗りの質が店によってだいぶ異なるため、複数店舗を比較するのがおすすめです。

湖の周辺では、朝に体操をする人々や静かに散歩を楽しむ地元の人の姿が見られます。
観光地でありながら、日常がそのまま開かれている感覚が強く、街を歩くだけで歴史の積み重なりを感じます。細い通りには専門店が並び、それぞれの通りに特色があります。シルク通り、銀細工通りなど、商品ごとに店が集まっているのが特徴です。
中部のダナンとホイアンは、それぞれ異なる魅力を持つショッピングスポットです。
ダナンは近年急速に発展したビーチリゾートで、街自体はコンパクトで移動しやすく、初めての中部滞在にも向いています。都市的な便利さと自然の近さが共存している点が特徴です。
ミーケービーチに代表される長い砂浜の近くには、近代的なショッピング施設が点在しています。
観光客だけでなく地元の人の憩いの場でもあり、リゾート気分を味わいながらショッピングを楽しめます。ビーチ沿いのカフェやレストランも充実しており、買い物の合間に海を眺めながら休憩できるのが魅力です。
世界遺産に登録されたホイアンの旧市街は、夜になるとランタンの灯りが街を包みます。
観光地として整備されていますが、過度な派手さはなく、歩く速度まで自然とゆっくりになります。川沿いを歩き、古い家屋や商館を眺めていると、かつて交易で栄えた港町の記憶が重なります。昼と夜で表情が大きく変わるのも、この街の魅力です。
オーダーメイドの服や靴、革製品の店が多く、短時間で仕立ててくれるサービスが人気。伝統的な刺繍や織物の店も多く、手作りの温かみを感じられます。

ベトナムの市場は、値切り交渉が必須です。
最近は値段のついたラベルを商品に貼っているお店も多いですが、これは旅行者に対する小細工。「この値段で買ってくれたらもうけもんだ」と思っての値段であると認識してください。一方、値切り交渉ができない場合は、大きく「FIX PRICE」と記載されています。
相手も生活がかかっているので、無茶な値切りをすると、返って怒らせてしまう可能性もあります。
二度三度値切ってみても交渉に応じてくれないようであれば、それが正規の値段だと理解した方がいいでしょう。市場でおすすめの雑貨は、1ドル(100円)未満のいわゆるチープ雑貨です。仲の良い友人や家族、親戚にばらまくお土産としては十分でしょう。
市場で品質は求めないことが重要です。
商品は野ざらしになっていますので、雑貨類は色褪せ、陶磁器はヒビが入っていたり、刺繍はほつれていたりします。そんな雑貨をお土産として大切な人に渡すわけにはいきませんね。市場でベトナムらしさを感じながら、値切り交渉をして買い物をする。ベトナム旅行の醍醐味を体験していってください。
また、市場はスリの多発地帯でもあります。スリが犯行に及ぶ瞬間は2パターン。1つは市場内の雑多な通路を歩いているとき、2つ目は買い物の最中です。財布は常に肌や手に触れるところにしまっておきましょう。
ベトナムは雑貨天国とも呼ばれています。
日本人の間では1990年代に一大ブームが訪れ、ハノイやホーチミンといった日本人旅行者が多く集まる都市には、雑貨が並ぶ雑貨通りもできあがったほど。お土産を買うのはベトナム定番の市場にある雑貨店だけではなく、ショッピングセンター、スーパー、市場と形態はさまざまです。
市場で買える乾物類は、市内のスーパーでも買うことができます。
お土産に持ち帰るのであれば、スーパーがおすすめです。市場で買うと、パックに詰めてもらうようなことはなく、ビニール袋に入れてもらえるだけ。ドライフルーツを市場で買うときは、必ず試食をさせてもらいましょう。ただし、市場で買える食品は保存管理が悪いので、風味がとんでいます。

お洒落な雑貨は日本語スタッフ常駐のお店に多くあります。
ハノイであればニャートー通り、ホーチミンであればドンコイ通りとパスター通りに日本語ができるスタッフがいる店が多くあります。この手のお店は、日本人客の集客に努力をしているので、品質はさることながら、デザインにも力を入れています。
近年はぼったくり被害に遭う外国人が多いことから、政府自治体ともにFIXPRICEを推奨していて、ひどいぼったくりに対しては店に何かしらの処分を下すことも検討しています。雑貨ショップでは、おおよそ2割~3割程度しか値段交渉はできないでしょう。
ベトナムでの買い物を最大限に楽しむには、計画が重要です。
ホーチミンのショッピングモールは1区中心部に集結しているため、観光の合間に立ち寄ることも可能。年中暑いホーチミンでは、意外にもクーラーの効いている場所は少ないですが、ショッピングモールはクーラーが効いているので快適に過ごせます。
午前中は市場が活気づく時間帯です。
地元の人々の生活を感じながら、新鮮な食材や雑貨を見て回れます。午後はショッピングモールでゆっくりと過ごし、クーラーの効いた快適な空間で買い物を楽しむのがおすすめ。夕方から夜にかけては、ホイアンのようにライトアップされた旧市街を散策しながら、雰囲気のある買い物体験ができます。
ホーチミンでは1区を中心に、徒歩圏内で複数のモールを回れます。
ビンコムセンターとパークソンは向かい合っているため、効率的に両方を訪れることができます。ハノイでは旧市街を中心に、通りごとに専門店が集まっているため、目的に応じて通りを選ぶと効率的です。ダナンはコンパクトな街なので、ビーチとショッピングを組み合わせた一日プランが立てやすいでしょう。
ベトナムの都市には、それぞれ個性的なショッピングスポットがあります。
活気を求めるならホーチミンの近代的モール、歴史と日常を感じたいならハノイの旧市街、自然と都市のバランスならダナン、情緒を味わうならホイアンの雑貨店。それぞれの街が、違う角度からベトナムという国を見せてくれます。
市場では値段交渉を楽しみ、ショッピングモールでは快適な空間で安心して買い物ができます。日本語スタッフがいる店では高品質な雑貨に出会え、スーパーでは手頃な価格でお土産を購入できる。ベトナムの観光地の魅力は、有名スポットそのものよりも、その周辺に広がる日常にあります。
市場の喧騒、道端で飲む一杯のコーヒー、夕方に増えていく人の流れ。都市ごとに形は違いますが、どの街にも生活が観光のすぐ隣にあります。その距離の近さが、旅を単なる移動ではなく、体験として記憶に残す理由です。
あなたもベトナムの都市で、自分だけのお気に入りのショッピングスポットを見つけてみませんか?
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