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ベトナムの都市を旅する際、移動手段に悩んだことはありませんか?
ホーチミン、ハノイ、ダナンといった主要都市では、路線バスのハードルが高く、流しのタクシーも不安が残ります。そんな時に頼りになるのが配車アプリです。
この記事では、ベトナムで実際に使われている配車アプリの登録から支払いまで、初心者でも迷わず利用できる10ステップを詳しく解説します。一人旅でも安心して移動できるコツを、実際の画面イメージとともにお伝えしていきます。
ベトナムの都市部では、鉄道が日本ほど発達していません。
路線バスは存在しますが、旅行者にとってはルートの把握が難しく、言葉の壁もあってハードルが高い乗り物です。一方で、配車サービスを使えば目的地を事前に設定でき、料金も前払い制なので安心して移動できます。
ホーチミン市内で日中に4人乗りの車を利用する場合、初乗りは約90円、初乗り以降1kmあたり約60円という驚きの安さです。東京都内のタクシーが初乗り460円、1kmあたり390円であることを考えると、その差は歴然としています。バイクタクシーならさらに安く、初乗り約35円、1kmあたり約26円で利用可能です。

物価の安いベトナムでは、この料金設定は比較的妥当です。都市部であれば24時間いつでも数分でタクシーが見つかり、深夜や早朝の移動も安心して行えます。
ベトナムには複数の配車アプリが存在しますが、現在主流となっているのは3つです。
Grabは東南アジア8ヵ国で展開する最大手の配車サービスです。ベトナム国内では56の省・市で利用でき、観光客が訪れるほぼすべての場所をカバーしています。
ホーチミン、ハノイ、ダナンといった主要都市はもちろん、地方都市でも利用可能です。最も一般的な「GrabCar」から、一番早く手配できる「Just Grab」、チャイルドシート付きの「GrabFamily」まで、さまざまなニーズに対応しています。バイクタクシーの「GrabBike」も選択でき、渋滞時には特に便利です。
Beはホーチミンやダナンで人気のベトナム発配車アプリです。通常の車だけでなく、お得な価格でバイクタクシーも利用できます。車は4人乗りから7人乗りまで選択可能で、グループ旅行にも対応しています。
値段が安く、現地の人々にも広く使われているため、ローカルな雰囲気を味わいたい方におすすめです。ただし、車体の清潔さはGrabに比べるとばらつきがある印象です。
Xanh SMは電気自動車と電気バイクを使用する新しいタイプの配車サービスです。ホコリや騒音がなく、静かで快適な移動を実現しています。
車体は綺麗で最新技術を備えており、6つのエアバッグを搭載した安全性の高い車両です。環境に配慮した移動手段を選びたい方に適していますが、ドライバーのプロフェッショナルさにはまだ改善の余地があるという声もあります。

まずはApp StoreまたはGoogle Playで「Grab」「Be」「Xanh SM」のいずれかを検索してダウンロードします。日本にいる間にダウンロードしておくと、現地到着後すぐに使えて便利です。
アプリを開いたら、電話番号を入力してアカウントを作成します。SMSで認証コードが送られてくるので、それを入力すれば登録完了です。日本の電話番号でも登録可能ですが、ベトナムのSIMカードがあるとより便利です。
現金、クレジットカード、デビットカードから支払い方法を選択できます。クレジットカードを登録しておけば、乗車後の支払いがスムーズです。現金払いを選択した場合は、乗車時にドライバーに直接支払います。
アプリのホーム画面で、現在地が自動的に表示されます。位置がずれている場合は、地図上でピンを動かして正確な位置を指定しましょう。観光地や商業施設であれば、名前を日本語で入力しても正しく表示されることが多いです。
「Where to?」の欄に目的地を入力します。住所、施設名、ランドマークなど、さまざまな方法で検索できます。目的地を設定すると、おおよその料金と到着時間が表示されます。
通常の4人乗り車、7人乗り車、バイクタクシーなど、目的に合わせて車両タイプを選びます。料金も同時に表示されるので、予算に応じて選択しましょう。
「BOOK A RIDE」や配車ボタンを押すと、近くにいるドライバーを自動的に探し始めます。通常、数秒から数分でドライバーが見つかります。
ドライバーが見つかると、車両のナンバープレート、ドライバーの名前、顔写真、評価が表示されます。到着予定時刻も確認できるので、その場で待機しましょう。

ドライバーが到着したら、ナンバープレートを確認して乗車します。アプリ上で既に目的地が設定されているため、口頭での説明は基本的に不要です。移動中はアプリ上で現在地とルートを確認できます。
目的地に到着したら降車します。クレジットカード払いの場合は自動的に決済されるので、そのまま降りて大丈夫です。現金払いの場合は、アプリに表示された金額をドライバーに支払います。
安全で快適な移動のために、いくつかのポイントを押さえておきましょう。
まず、乗車前に必ずナンバープレートを確認することです。似たような車が複数待機していることもあるため、アプリに表示された番号と実際の車両が一致しているか確認しましょう。
料金は前払い制なので、ぼったくられる心配はほとんどありません。ただし、現金払いの場合はお釣りをごまかされないよう、できるだけちょうどの金額を用意しておくと安心です。
深夜や早朝の移動では、人通りの多い場所で乗降するよう心がけましょう。一人旅の場合は特に、安全面に配慮した行動が大切です。
ドライバーの評価システムを活用することも重要です。乗車後にドライバーを評価できるので、サービスの質向上に貢献できます。逆に、評価の低いドライバーは避けることもできます。
配車アプリをさらにお得に使う方法があります。
プロモーションコードを活用しましょう。アプリ内で定期的にプロモーションが実施されており、初回利用者向けの割引コードも用意されています。予約時にコードを入力すれば、割引が適用されます。
相乗りサービスを利用すると、通常料金よりも安く移動できます。Grabの「GrabShare」など、他の乗客との相乗りプランは割安です。時間に余裕がある場合は検討してみましょう。
ピークタイム(朝夕の通勤時間帯)を避けると、料金が安くなることがあります。また、雨天時は需要が高まり料金が上がる傾向にあるため、天候も考慮すると良いでしょう。

2026年以降、ハノイ市では環境政策の一環として配車サービスにも変化が訪れる可能性があります。
ハノイ市は2026年7月から環状1号線内側に低排出地域を試験的に導入し、ガソリンバイクの走行を時期や時間帯で規制する方針を決議しました。デリバリーや配車サービスなどのアプリを活用したガソリンバイクによる事業活動も制限される見込みです。
当初は全面禁止の方針でしたが、市民生活や事業への影響を考慮し、段階的な移行措置が取られることになりました。運輸用バイクは2027年までに20%、2028年までに50%、2030年までに100%の電気化を目指しています。
旅行者にとっては、Xanh SMのような電気自動車サービスの重要性が今後さらに高まる可能性があります。環境に配慮した移動手段の選択が、ベトナム観光の新しいスタンダードになるかもしれません。
出典
JETRO「ハノイ市が2026年7月からのガソリンバイク通行制限を決議」
(2025年12月)より作成
ベトナムの都市部での移動には、配車アプリが欠かせません。
Grab、Be、Xanh SMといった主要アプリを使いこなせば、言葉の壁を気にせず安全に移動できます。料金は日本と比べて驚くほど安く、24時間いつでも利用可能です。
登録から支払いまでの10ステップを押さえておけば、初めてのベトナム旅行でも安心です。ナンバープレートの確認、評価システムの活用、プロモーションコードの利用など、ちょっとしたコツを知っておくと、さらに快適に移動できます。
ホーチミン、ハノイ、ダナンのどの都市を訪れても、配車アプリがあなたの旅をサポートしてくれます。一人旅でも、グループ旅行でも、配車アプリを活用して充実したベトナム旅行を楽しんでください。
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