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ベトナム北西部サパのファンシーパン山に、アジアで最も高い場所にあるスターバックスがオープンした。標高3,063メートル、「インドシナの屋根」と呼ばれる山頂のケーブルカー駅に併設され、雲海を眺めながらコーヒーを楽しめる。
スターバックス・ベトナムは2026年3月14日、サパのファンシーパン山頂にある観光施設「サンワールド・ファンシーパン・レジェンド」のクラウドテラス(サンマイ)に新店舗をオープンした。標高3,063メートルに位置し、アジア地域で最も高い場所にあるスターバックスとなる。
店内はガラス張りの開放的なデザインで、ベトナム北西部の山岳風景を一望できる。内装には地元の少数民族が織った布がアクセントとして柱に使われており、地域文化を反映した空間に仕上がっている。
オープンを記念して3月14日〜20日の期間限定で「クラウド・マキアート」が販売された。雲と空をイメージしたこの特別ドリンクは、ふわふわのクリームフォームにキャラメルソースをトッピングした一杯だ。
スターバックスはベトナム進出から10年以上が経過し、2026年初頭に国内150店舗を達成した。ただし、ハイランドコーヒーやフックロンなど現地チェーンと比べると店舗数では大きく差がある。その中でスターバックスが打ち出しているのが「特別な場所での体験」戦略だ。ホイアンの古民家風店舗やニンビンのチャンアン店など、観光地に溶け込むデザインの店舗を次々と展開している。
このニュースに対し、ベトナム国内のSNSやニュースサイトではさまざまな反応が見られた。
サパ観光の新定番スポットに。ファンシーパン山頂へはサパ市街からケーブルカーで約20分でアクセスできる。これまで山頂は景色を眺めて写真を撮ったら下山、というパターンが多かったが、スターバックスの出店で山頂に滞在する時間が自然と長くなりそうだ。ケーブルカーの往復チケットは約80万ドン(約5,000円)程度。
営業時間に注意。月曜〜木曜は8:30〜16:00、金曜は8:30〜17:00の営業。山頂は午後になると霧が出やすいため、晴れた景色を楽しむなら午前中の訪問がおすすめだ。
限定グッズの可能性。スターバックスのご当地限定タンブラーやマグカップは日本人旅行者にも人気が高い。ファンシーパン店限定デザインのグッズが販売される可能性もあるので、コレクターは要チェックだ。ベトナム旅行のお土産としてもおすすめ。
防寒対策を忘れずに。標高3,000メートル超の山頂は、サパ市街よりさらに気温が低い。3月でも10度を下回ることがあるため、薄手のダウンジャケットやウインドブレーカーを持参しよう。温かいコーヒーがいつも以上においしく感じるはずだ。