2026年3月23日付のVietnam Newsは、4月下旬〜5月上旬の祝日に向け、ベトナムの旅行会社で早期の予約や問い合わせが増えていると報じた。ただし、国内の主要リゾートが一律に満室になったという調査ではない。また、誰もが自動的に9連休になるわけでもなかった。この記事では当時の予約動向と休日日程を整理し、日本から旅行を組む際の確認点を紹介する。2026年9月29日の確認時点では対象の連休は終了済みであり、現在の空室や次回の祝日予定を示す情報ではない。
2026年の休日日程——3連休と4連休の間に平日2日
政府の案内では、公務員などの休日は雄王記念日の4月25〜27日と、統一記念日・メーデーの4月30日〜5月3日の二つに分かれていた。間の4月28・29日は通常の勤務日で、内務省は勤務日の振り替えによる一律9連休を実施しないと説明している。土日休みの人がこの2日も休暇にできれば、4月25日〜5月3日の9日間をつなげられる、という関係だ。会社ごとの勤務体系や休暇の承認は別途確認が必要である。
日本のゴールデンウィークとも一部重なるため、日本発の航空券だけでなく、ベトナム国内の移動も一緒に見る意味がある。例えば、ホーチミンには到着できても、その先の島への便や希望する部屋が取れなければ、計画はつながらない。旅先を決める前に、日本発着便、国内線、宿泊の3点を同じ日付で並べて確認しておくと、どこが予算や日程の制約になるか分かりやすい。
Popular destinations: Da Nang, Phu Quoc, Nha Trang, Quy Nhon
Vietnam Newsは、フーコック、ニャチャン、ダナン、クイニョン、フーイェンの航空券とホテルを組み合わせた商品で早期予約の動きを紹介した。以下は周辺観光も含めて4組に整理したもの。予約数の全国順位や、全施設の空室状況を示す一覧ではない。
Phu Quoc Island,:島のリゾートで過ごす時間を中心に考えたい旅先。空港からホテルへの移動や、食事を宿内で済ませるか街へ出るかによって総費用が変わる。フーコック空港の拡張計画は進められていたが、Sun Groupの2026年1月の説明では、大規模拡張の第1段階は2027年の供用を目指すものだった。運営会社の交代や既存施設の改善と、拡張全体の完成は別の話だ。新しい計画のニュースだけで、旅行日の増便や混雑緩和まで確約されたとは考えないようにしたい。
Da Nang and Hoi An:ダナンのミーケービーチで過ごす時間と、世界遺産のホイアン旧市街を歩く時間を組み合わせられる。ただし同じ街ではなく、宿をどちらに置くかで移動が変わる。海でのんびりする日が多いならビーチへの動線、旧市街の夜景が目的なら夜の帰り方を優先して比較したい。「ビーチホテルの大半が完売」という地域全体の数字は、参照した記事からは確認できない。
Nha Trang:海辺の滞在と街での食事を組み合わせたい場合の候補。Hyatt Regency Nha Trang,は、ハイアットが2025年12月28日に開業を発表した434室のホテルだ。新しい宿の選択肢が増えたことと、街全体の予約が急増したことは区別したい。子ども連れなら定員、添い寝、朝食の対象人数を、海の体験を希望するなら送迎・催行条件を確認する。安く見える宿泊代だけでなく、滞在中に必要な費用まで並べて比較しよう。
Quy Nhon and Phu Yen:海辺の景色や地域の食事を旅の中心にしたい場合の候補。ただし「穴場」という呼び方だけで、連休でも空いている、安く行けるとは判断できない。宿の選択肢、空港からの距離、到着後の交通手段まで調べてから、ほかのリゾートと比べたい。移動に半日余分にかかるなら、その時間も滞在費と同じくらい大切な比較材料になる。
旅行会社の予約動向——問い合わせと満席を混同しない
3月23日の報道で具体的に示されたのは、Tràng An Travelの問い合わせが前年同期比40%増えたという数字だ。問い合わせは成約件数ではない。また、BestPrice Travelが満席になったと説明した60〜70%は同社の対象期間の海外ツアーで、フーコックなど国内リゾート全体のホテル稼働率ではない。数字を読むときは、「どの会社の、どの商品についての数字か」まで見る必要がある。
休暇を2日足す人と、公表された3連休・4連休の範囲で動く人では、選べる旅行の長さも異なる。日本からの旅行者も、「現地は9連休だから全期間が同じ混雑」と一括りにしないほうがよい。出発日を1日動かせるなら、往路だけでなく復路と宿泊費も同時に比較する。片道が安くなっても、延泊費や帰りの運賃で差が消えることがあるからだ。
価格についても一方向ではない。同じ報道には値上がりの記述がある一方で、フーコックの航空券・宿泊セットは過去年より安いという説明もあった。一律に「通常の1.5〜2倍」とする根拠は示されていない。比較では同じ人数、泊数、部屋タイプ、荷物条件、食事条件をそろえる。セット商品の安さは、空港送迎やキャンセル条件まで含めて判断したい。
The impact on Japanese tourists and advice
ここからは、今後の連休旅行にも使える確認点だ。早めに比較することと、条件を読まずに急いで購入することは違う。海で休む、街を歩く、食を楽しむなど、旅の目的を先に決めると、譲れない条件と変更できる条件を分けやすい。
航空券は往復・乗り継ぎ・総額を一緒に確認:希望日の日本発着便と、必要な国内線を同時に調べたい。預け荷物、座席指定、空港送迎を含めた総額で比べる。ベトナム航空のホーチミン〜プーケット路線はタイとの周遊に関する話で、日本発の席が増えたことを意味しない。航空券の仮予約や支払猶予の有無は販売元ごとに異なるので、無料で席を押さえられるとは限らない。購入前に発券期限と変更・払い戻し条件まで確認しよう。
ホテルは無料キャンセルの期限と適用条件を確認:「無料キャンセル」と書かれていても、いつまで無料か、現地時刻か、前払いがあるかは予約条件で確かめたい。子どもの人数・年齢、朝食、追加ベッドも入力して比較する。あとで別プランに変える場合は、同じ部屋が残るとは限らない。変更手続きで済むのか、取り直しが必要なのかを販売元に確認し、元の予約だけ先に取り消さないようにしたい。
Keep alternative destinations in view:クイニョンやフーイェンだけでなく、ホーチミンを拠点に食事や街歩きを楽しむ案も比較できる。ただし、島で過ごす旅と都市滞在では体験が変わる。空いているから選ぶ前に、「今回いちばん楽しみたいことを満たせるか」を確認したい。休みが短い場合は、目的地を増やさず一つの拠点で過ごすほうが、移動費も抑えやすい。
Leave room to enjoy the local food and culture:イベント名だけでなく開催日と会場を確認しよう。例えば、Gourmet events like the Saigon Food Culture Festivalとして紹介したSaigontourist Groupの催しは、2026年3月26〜29日の開催で、4月末の連休とは別日程だった。行きたい食の企画が旅程と合わなくても、郷土料理を扱う店や市場を調べる楽しみは残る。予約で毎時間を埋めず、その街で食事を選ぶ余裕も残しておきたい。
まとめ——早めの比較と、条件を確かめる時間を
2026年春のニュースが示したのは、一部の旅行会社で予約や問い合わせが早く動いていたという状況である。全国のホテルが売り切れたという意味でも、9日間すべてが一律の公休だったという意味でもない。今後の旅行でも、休日の正確な日程を調べ、航空券と宿を同じ条件で比較し、変更・キャンセル条件を確認する順番で進めたい。
予算が合わないときは、日付、宿の立地、泊数のどれを動かせるかを一つずつ試してみよう。安い宿へ変えても送迎代が増えるなら、必ずしも節約にはならない。旅先で楽しむ時間と、実際に支払う総額の両方に納得できることが大切だ。終了済みの予約ニュースに急かされる必要はない。
照合:休日日程はベトナム政府の内務省発表紹介、空港はSun Group、ホテルはHyatt、食イベントはSaigontouristの公式案内。予約動向の出典(2026年3月23日):Vietnam News – Early tour bookings surge for 2026 Hung Kings and April 30 holidays。旧稿に掲載された補助参考(今回本文を確認できず、追加情報の根拠にはしていない):Travel and Tour World – Vietnam sees strong holiday travel demand for April 2026 long break


