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ベトナムに到着して、最初に確保したいのがインターネット環境です。
地図アプリで道を調べたり、翻訳ツールを使ったり、配車アプリでタクシーを呼んだり。旅先でスマホが使えるかどうかは、旅の快適さを大きく左右します。そこで多くの旅行者が選ぶのが、現地のSIMカードです。
ベトナムのSIMカードは、空港でも市内でも簡単に購入できます。料金も手頃で、通信速度も十分。設定も思ったより簡単で、初めての方でも数分で使えるようになります。この記事では、購入場所、おすすめのキャリア、料金プラン、設定手順、そしてトラブル対処法まで、実践的な情報をまとめました。
ベトナム旅行を控えている方は、ぜひ参考にしてください。
SIMカードを購入する前に、いくつか確認しておくべきポイントがあります。
まず、自分のスマートフォンがSIMフリーかどうか。SIMロックがかかっている端末では、現地のSIMカードを挿しても使えません。日本で購入した端末の多くは、購入時にSIMロック解除の手続きが必要な場合があります。事前に確認しておきましょう。
次に、SIMカードのサイズです。
ベトナムでは、標準SIM、マイクロSIM、ナノSIMの3種類が流通しています。最近のスマートフォンはナノSIMが主流ですが、念のため自分の端末に対応するサイズを確認しておくと安心です。多くの店舗では、購入時にスタッフがサイズを調整してくれます。
また、ベトナムでは2023年以降、SIMカード購入時に本人情報の登録が義務付けられています。空港や市内の店舗で購入する際は、パスポートの提示が必要です。日本国内でAmazonなどのネットショップを通じて事前購入する場合は、この登録が不要なケースが多いですが、販売元によって異なるため、購入前に確認しておくことをおすすめします。

空港での購入は、到着直後からインターネットを使いたい方に最適です。
ホーチミンの玄関口であるタンソンニャット国際空港では、到着ロビーを出るとすぐに複数の通信会社のブースが並んでいます。深夜便で到着しても、一部の店舗は営業しているため安心です。
主要な通信会社は、Viettel、Mobifone、Vinaphoneの3社。どの会社も旅行者向けのプリペイドプランを用意しており、データ容量や有効期間を選べます。料金は10日間の無制限プランで約1,279円から、30日間で約1,839円程度が相場です。
購入時には、スタッフがSIMカードの挿入と初期設定まで対応してくれることが多いです。言葉が通じなくても、スマートフォンを渡せば設定してくれるので、初めての方でも安心して利用できます。
ハノイのノイバイ国際空港やダナンの国際空港でも、同様にSIMカードの販売ブースがあります。ダナン空港では、到着ホールのA1とA2の周辺にXploriやTripロゴ入りのカウンターが設置されており、10日間で3GB/日のプランが約1,680円、30日間で6GB/日のプランが約2,320円で購入できます。
空港での購入は、価格が市内よりやや高めですが、到着直後から使える利便性は大きなメリットです。
出典 VOYAGEESIM「ベトナム旅行におすすめ!SIMカード・eSIMの徹底解説」(2025年)より作成
空港で購入しなかった場合でも、市内には多くの選択肢があります。
Viettel、Mobifone、Vinaphoneの各社は、市内に直営店を展開しています。直営店では、プランの詳細説明を受けられるほか、設定サポートも充実しています。英語が通じるスタッフも多く、旅行者でも安心して利用できます。
市内の直営店では、空港よりも料金が安くなることがあります。時間に余裕がある方は、市内での購入を検討してもよいでしょう。
市内のコンビニや携帯ショップでもSIMカードを購入できます。ただし、店舗によっては設定サポートがない場合もあるため、自分で設定できる方向けです。
購入時には、パスポートの提示が必要です。現金での支払いが一般的なので、ベトナムドンを用意しておくとスムーズです。

ベトナムには複数の通信キャリアがありますが、旅行者におすすめなのは以下の3社です。
ベトナム国内シェア約50%を誇る最大手の通信会社です。全国どこでも安定した高速通信が可能で、地方でもつながりやすいのが特徴です。観光客向けのプリペイドプランも豊富で、料金もリーズナブル。迷ったらViettelを選んでおけば間違いありません。
都市部での通信品質が高く、ホーチミンやハノイなどの主要都市を中心に旅行する方におすすめです。料金プランも柔軟で、短期滞在者向けのプランが充実しています。
Vinaphoneは、都市部と地方のバランスが取れた通信品質を提供しています。料金は他社とほぼ同等で、プランの選択肢も豊富です。
どのキャリアも、10日間の無制限プランで約1,200円から2,000円程度が相場です。通話やSNS利用の有無によって料金が変わるため、自分の利用スタイルに合わせて選びましょう。
出典 VOYAGEESIM「ベトナム旅行におすすめ!SIMカード・eSIMの徹底解説」(2025年)より作成
SIMカードを購入したら、次は設定です。
多くの場合、購入時にスタッフが設定してくれますが、自分で設定する場合の手順を説明します。
まず、スマートフォンの電源を切ります。SIMカードトレイを開けて、日本で使っていたSIMカードを取り出し、ベトナムのSIMカードを挿入します。トレイを戻したら、電源を入れます。
多くの場合、SIMカードを挿入するだけで自動的に設定が完了しますが、必要に応じてAPN設定を手動で行うこともあります。設定方法は、購入時にもらう説明書に記載されていることが多いです。
iPhoneの場合は「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信ネットワーク」から、Androidの場合は「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」から設定できます。
設定が完了したら、ブラウザを開いてインターネットに接続できるか確認しましょう。地図アプリやSNSも開いて、正常に動作するかチェックします。

SIMカードを使っていると、時々トラブルが発生することがあります。
まず、スマートフォンの機内モードがオフになっているか確認しましょう。次に、モバイルデータ通信がオンになっているかチェックします。それでも接続できない場合は、一度再起動してみてください。
APN設定が正しく入力されているかも確認しましょう。購入時にもらった説明書を見ながら、もう一度設定を見直してみてください。
ベトナムでは、都市部では4G通信が広く普及していますが、地方では3Gになることもあります。通信速度が遅い場合は、場所を移動してみるか、時間をおいて再度試してみましょう。
プリペイドSIMカードは、データ容量を使い切ると通信速度が制限されるか、通信ができなくなります。追加でデータをチャージしたい場合は、購入した店舗や通信会社の直営店で相談しましょう。
また、日本に帰国する際は、元のSIMカードに戻すのを忘れないようにしましょう。ベトナムのSIMカードは、次回の旅行で再利用できる場合もあるので、捨てずに保管しておくとよいでしょう。
最近では、物理的なSIMカードを使わないeSIMも普及しています。
eSIMは、スマートフォン本体に埋め込まれた内蔵型SIMで、オンラインで回線契約を行えば、そのまま使えるようになります。SIMカードの抜き差しが不要で、紛失や破損の心配もありません。
ただし、eSIMに対応しているスマートフォンは限られています。iPhoneの場合、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降の機種なら使用可能ですが、古い機種では使えません。また、日本でeSIMを使っている場合、帰国時に再発行手続き(有料)が必要になることもあるため、注意が必要です。
eSIMは、設定に慣れている方や、複数の国を旅行する方には便利な選択肢です。

ベトナムでのSIMカード購入は、思ったよりも簡単です。
空港でも市内でも、複数の選択肢があり、料金も手頃。設定も多くの場合、スタッフがサポートしてくれるため、初めての方でも安心して利用できます。Viettel、Mobifone、Vinaphoneのいずれかを選べば、全国どこでも快適にインターネットを使えるでしょう。
事前にSIMフリーのスマートフォンを用意し、パスポートを持参すれば、購入から設定まで数分で完了します。ベトナム旅行をより快適にするために、ぜひ現地のSIMカードを活用してください。
旅先でのインターネット環境が整えば、地図アプリで道を調べたり、配車アプリでタクシーを呼んだり、SNSで旅の様子をシェアしたり。旅の自由度が一気に広がります。
ベトナムでの快適な通信環境を手に入れて、充実した旅を楽しんでください!
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