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ベトナムで英語は通じる?エリア別の英語事情と旅行時の対処法

ベトナムで英語は通じる?エリア別の英語事情と旅行時の対処法

ベトナム旅行を計画しているとき、多くの人が気になるのが言葉の問題です。

「英語だけで大丈夫かな?」「現地の人とコミュニケーションは取れるだろうか?」そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。実際のところ、ベトナムでの英語事情は場所や状況によって大きく異なります。都市部のホテルでは流暢な英語が通じる一方、地方の屋台では身振り手振りが頼りになることも。

この記事では、ベトナムの英語事情を場所別・状況別に詳しく解説します。どこで英語が通じやすいのか、どんな場面で困りやすいのか、そして英語が通じないときにどう対処すればいいのか。実践的な情報をお届けします。


ベトナムの英語能力は実際どのくらい?

まず知っておきたいのが、ベトナム全体の英語レベルです。

世界最大規模の英語力調査「EF EPI(英語能力指数)」の2024年版によると、ベトナムは116カ国中63位にランクイン。英語能力レベルは「Low proficiency(やや低い)」に分類されています。前年から5ランクダウンしており、決して英語力が高い国とは言えません。

ただし、日本(87位)よりは上位に位置しています。

興味深いのは、都市部と地方で英語力に大きな差があること。ハノイやホーチミンといった大都市では英語教育が盛んで、若い世代を中心に英語を話せる人が増えています。一方、地方では英語がほとんど通じない地域も少なくありません。

ベトナムでは小学3年生から英語教育が必須となっており、特に都市部では英会話スクールが増加中です。英語力が給与に直結するケースも多く、外資系企業で働く人々にとって英語は重要なスキルとなっています。

出典 YOLO JAPAN「ベトナム人に英語は通じる?話せる?英語力や発音の特徴、英語教育を分かりやすく解説」(2025年4月)より作成

都市部とリゾート地:英語が通じやすい場所

ハノイ・ホーチミンの都市エリア

首都ハノイと商業都市ホーチミンでは、比較的英語が通じやすい環境が整っています。

高級ホテルやビジネスホテルのフロントスタッフは、ほぼ確実に英語でのコミュニケーションが可能です。チェックインからチェックアウト、観光案内まで、スムーズに対応してもらえるでしょう。外国人観光客をターゲットにしたレストランやカフェでも、英語メニューが用意されていることが多く、注文に困ることは少ないはずです。

ただし、ローカル食堂や屋台になると状況は一変します。

英語はほぼ通じないと考えた方が無難です。メニューもベトナム語のみのことが多く、料理名を指差すか、他のお客さんが食べているものを指して注文するのが現実的な方法になります。

ダナン・ホイアンの観光地

リゾート地として人気のダナンやホイアンでは、観光業に携わる人々の英語力は比較的高めです。

リゾートホテルのスタッフは流暢な英語を話せることが多く、観光案内やアクティビティの予約もスムーズに進められます。カフェやレストランでも基本的な英語でのやり取りは可能でしょう。しかし、タクシードライバーやローカル市場の店員となると、英語が通じないケースが増えてきます。

ベトナムリゾート地の観光施設

特に目的地を伝える際、発音の違いで意思疎通が難しくなることがあります。Googleマップや紙に書いた住所を見せる方が確実です。

英語が通じにくい場所と状況

警察署や役所などの公的機関

最も注意が必要なのが、警察署や役所といった公的機関です。

これらの場所では英語がほとんど通じないと考えてください。通訳アプリを使っても、複雑な状況を説明するのは困難です。万が一トラブルに巻き込まれた場合は、現地のベトナム人スタッフや友人に同伴してもらうのがベストな選択肢となります。

盗難や紛失の届け出、ビザ関連の手続きなど、重要な用件がある場合は事前に日本語対応可能な旅行会社やホテルのコンシェルジュに相談しておくと安心です。

地方エリアと農村部

都市から数時間移動した地方エリアでは、英語が通じる可能性はぐっと下がります。

観光地化されていない場所ほど、言葉の壁は高くなります。ただし、人との距離は近く、身振りや表情で意思疎通ができる場面も多いのが救いです。地方を訪れる際は、基本的なベトナム語フレーズを覚えておくと、現地の人々との交流がより豊かになるでしょう。

タクシーとGrabドライバー

移動手段として頻繁に利用するタクシーやGrabですが、ドライバーの英語力は期待できません。

目的地を英語で伝えても、発音の違いで理解してもらえないことが頻繁にあります。最も確実な方法は、Googleマップで目的地を表示して画面を見せること。住所をベトナム語で書いたメモを用意しておくのも効果的です。


ベトナム人の英語発音の特徴を知っておこう

英語が通じる場所でも、聞き取りに苦労することがあります。

それはベトナム人特有の英語発音に原因があります。理解しておくと、コミュニケーションがスムーズになるでしょう。

子音を省略する傾向

ベトナム語の音韻体系の影響で、英語の語尾の子音を発音しないことが多いのが特徴です。例えば「map」は「マッ」、「hot」は「ホ」のように聞こえます。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてくるとパターンが見えてきます。

「tr」の発音が「チャ」に

「train」が「チャイン」のように聞こえるのも、ベトナム英語の特徴の一つ。

「tr」の音が「ch」に近い発音になります。これを知っているだけで、聞き取りの精度が上がります。

ベトナム語と英語の発音比較イメージ

Sの発音が不明瞭

複数形の「s」や三人称単数の「s」が聞き取りにくいことも。文脈で判断する必要があります。

こうした発音の特徴を理解しておくと、ベトナム人の英語が格段に聞き取りやすくなります。逆に、自分が話す際もゆっくりはっきりと発音することを心がけましょう。

英語が通じないときの実践的対処法

翻訳アプリの賢い使い方

Google翻訳やその他の翻訳アプリは強力なツールです。

ただし、ハノイやホーチミンではスマホのひったくり被害が頻発しています。怪しさを感じたら、街中でスマホを取り出すのは避けた方が賢明です。安全な場所、例えばホテルのロビーやレストランの中で使用するようにしましょう。

アナログツールの活用

実は、アナログな方法が最も確実だったりします。

  • 日本語表記付きのベトナム語フレーズブック
  • ガイドブックに付属の指差し会話表
  • あらかじめメモ帳に書いた住所やメニュー名

これらを準備しておくと、スマホが使えない状況でも安心です。特に料理名や住所は、事前にベトナム語表記をスクリーンショットやメモに残しておくと便利でしょう。

ジェスチャーと笑顔の力

言葉が通じなくても、ジェスチャーと笑顔は万国共通のコミュニケーションツールです。

ベトナム人は全体として実利的で柔軟な気質を持っています。完璧なコミュニケーションでなくても、誠意を持って接すれば理解しようとしてくれることが多いのです。焦らず、ゆっくりと、身振り手振りを交えながら意思を伝えましょう。

覚えておきたい基本的なベトナム語フレーズ

最低限のベトナム語を覚えておくと、現地の人々との距離がぐっと縮まります。

挨拶と基本表現

  • Xin chào(シンチャオ):こんにちは(万能な挨拶)
  • Cảm ơn(カムオン):ありがとう
  • Tôi không hiểu(トイ・コン・ヒウ):わかりません

この3つだけでも覚えておくと、印象が大きく変わります。

レストランと買い物で使えるフレーズ

  • Cho tôi(チョー・トイ):〜をください(料理名の前に付ける)
  • Tính tiền(ティンティエン):お会計お願いします

これらのフレーズを使うだけで、ローカル食堂での注文がスムーズになります。

数字の基本(0〜10)

値段交渉や数量を伝える際に役立ちます。

  • 0:không(コン)
  • 1:một(モッ)
  • 2:hai(ハイ)
  • 3:ba(バー)
  • 4:bốn(ボン)
  • 5:năm(ナム)
  • 6:sáu(サウ)
  • 7:bảy(バイ)
  • 8:tám(タム)
  • 9:chín(チン)
  • 10:mười(ムォイ)

完璧な発音でなくても、数字を覚えておくと市場での買い物が楽しくなります。

ベトナム市場での買い物風景

ベトナム旅行を成功させるための心構え

最も重要なのは、「英語が通じると思わない」ことです。

この心構えがあれば、英語が通じたときは嬉しいサプライズになりますし、通じなくても慌てることはありません。ベトナムを旅すると、効率よく回ろうとするほど、魅力を取りこぼしてしまうことがあります。予定通りにいかないこと、思い通りにならないことが多いからこそ、印象に残る場面が生まれるのです。

道に迷う、予定がずれる、偶然誰かと話す。その積み重ねが、ベトナムという国への理解を深めていきます。

言葉の壁は確かに存在しますが、それを乗り越えようとする過程こそが旅の醍醐味。完璧なコミュニケーションよりも、誠意と笑顔を持って接することが、ベトナムでの素晴らしい体験につながります。


まとめ:準備と柔軟性が鍵

ベトナムでの英語事情は、場所と状況によって大きく異なります。

都市部の観光地やホテルでは英語が通じやすい一方、地方やローカルな場所では通じないことが多いのが現実です。重要なのは、「通じない前提」で準備をしておくこと。翻訳アプリ、指差し会話帳、基本的なベトナム語フレーズ、そして何より柔軟な姿勢。これらがあれば、言葉の壁を乗り越えて、ベトナムの魅力を存分に味わえるはずです。

完璧なコミュニケーションを目指すのではなく、不完全さを楽しむ。それがベトナム旅行を成功させる秘訣です。

ベトナムの活気ともに事業を伸ばしていく。
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